離婚するなら後悔なんて、と思われがちですがふとした時にありますよね、離婚を後悔してしまうこと。そんな時もあります、仕方ありません。後悔したっていいんです。
ですが後悔ばかりでも仕方ありませんからもう前を向きましょう……といってすぐにできるなら苦労はありませんよね。そこで今回は、後悔しながらも少しずつ前を向くためのポイントについてお伝えします。
まずはここで、あなたの現実を受け入れましょう。無理はしなくて大丈夫ですよ。ゆっくりでよいのですから。あなたはあなたの人生に必要だったから離婚したのです。
お子さんがいる場合は辛さも増すことでしょうが、時に後悔に溺れつつ、それでもあなたのための人生を再構築していきましょう。
離婚で後悔している人に捧ぐ、
上手に気持ちを切り替えるコツ
できる限り跡形もなく模様替えをせよ
離婚で後悔しているなら環境を変えるのが一番、と言いたいところですが、誰も離婚しようとして結婚するわけではないのですからなかなか難しい面もありますよね。
とくに相手が出て行って自分は同じ家に住み続ける場合は、何を見てもいろんな思い出がよみがえってきてしまって辛いのではないでしょうか。
それは、相手に未練があるならごくごく自然な心理です。ならばこの際、せめて断捨離や模様替えをして離婚の後悔を吹っ切りましょう。
家具の配置を変えたりカーテンを変えたりするだけでも気分が変わりますし、いっそ不用品なども整理してしまえば一石二鳥です。
なにかを新調すると潜在意識も新しく切り替わります。終わったことはもう元に戻らないのなら、次のステップを受け入れる準備から始めましょう。
美化された思い出に惑わされるべからず
「あの時どうしてあんなことを言ってしまったのだろう」「もっと○○すればよかった」などなど、離婚後の後悔が次から次へと出てくるかもしれませんね。
1人でいるときにふっとよみがえってくることもあります。しかし、あなたはどうして離婚したのでしょうか。もし今なら我慢できるようなことだったならば「失敗は失敗」と認める必要があるでしょう。
ですがもしも理由がDVやモラハラなどだったら、離婚の後悔はけしてしてはいけません。思い出は美化されます。あとから考えるとよかった部分やきれいな思い出だけがクローズアップされるものなのです。
この心理をはき違えると同じ過ちを繰り返す羽目になりかねません。どんな理由でも、それが耐えられないから離婚したのではないですか?冷静にあなたが離婚した理由をここで思い返して受け止めましょう。
使えるものはなんでも使え
はっきり言います、「一馬力の生活はたいてい辛い」!相手がちゃんと働いていた場合はやはりお金の面に関して、離婚したことを後悔するときがあるかもしれません。
ですが離婚してしまったものは仕方ありません。市役所でもなんでも相談して、まずはあなたがどんな援助を受けられるのかを必ず確認してください。
お子さんがいる場合は養育費なんざ断ってやれ、と言いたいところではありますが、払ってもらえるものはなんでも払ってもらいましょう。
あなたではなく子供の権利です。その際は公正証書でいざというときに相手の給料から差し押さえられるようにしておくのもお忘れなく。
今までの仕事に復帰できるならともかく、特に何もないのなら離婚を後悔する暇があったら手に職をつけましょう。損にはなりませんし母子家庭なら補助を受けられます。この機会にとっておけば一生ものですよ。
子供に向き合うのは「長さ」よりも「密度」
離婚して最も後悔する瞬間は「子育てに関して」ではないでしょうか。1人ですべてを両立しなくてはいけない中、どうしても子供への負担もかかってくることでしょう。
自分の勝手で離婚したと後悔するときがあるかもしれません。ですが(言い訳に聞こえるかもしれませんが)子供と一緒にいる時間で大切なのは長さよりも、密度です。
1人が大変ならファミリーサポートを利用しましょう。心配なら必ず実際にサポーターに会って自分の目で確かめる事、他にも自治体によってさまざまなサポート制度があります。
しっかりあなた自身で確かめて、考える事こそが子供のためにつながるのですよ。抱え込まなくて大丈夫、やがてお子さんの方から助けてくれるようになりますよ。でもそれに甘えすぎてもいけません。しっかりと短い時間でも向き合うように心を配りましょう。
没頭できる何かを見つけるべし
今まで2人で、もしくは家族でいた分だけ、1人の孤独はふとしたときに痛感するもののようですね。誰もいない真っ暗な部屋に帰るのが辛いと離婚したことを後悔する人もいるのではないでしょうか。
そんなときはなにか没頭できる趣味などを見つけましょう。そんな気力わかないよ、なんて言っていてはいけません。離婚したことを後悔してもよっぽどのことがない限り戻れないのです。
落ちるところまで落ち込んでしまうくらいならば無理やりでも前を向きましょう。人間集中しているときは他のことを忘れることができます。
この機会に今までできなかった好きなことなどに集中して取り組んでみるのもよいでしょうし、もちろん新しく何かを始めてみるのもアリですよ。
いかがでしたでしょうか。正直な話、離婚して後悔している人は離婚しなくても後悔します。人間所詮ないものねだりな生き物です。それも習性なのですから仕方ありませんよね。
たまにやるせない後悔の波が来るのはもう当たり前のことと諦めて「ああ、自分は落ち込んでるんだ」と認めてあげましょう。こういった気持ちにあらがうと無駄にパワーを使う羽目になります。
ならばその力、前向きに生きるために使った方が建設的ですよね、嫌でも次の日は訪れるのですから。そのうえで、ゆっくりと這い上がっていきましょう。
一番怖いのは、あなたがすべてを抱え込んでダウンしてしまうことです。あなたは大事な人材です。受けていないようでいて、離婚のストレスは相当なものです、どうぞご自分を労わってあげてください。
まとめ
離婚の後悔からうまく気持ちを切り替えるには
・ できる限り跡形もなく模様替えをせよ
・ 美化された思い出に惑わされるべからず
・ 使えるものはなんでも使え
・ 子供に向き合うのは「長さ」よりも「密度」
・ 没頭できる何かを見つけるべし