家庭内別居を解消する為に試してほしい5つの事

家庭内別居を解消する為に試してほしい5つの事
愛し合って結婚したはずなのに、今は会話どころか目線も合わない家庭内別居状態……仕事に家事に育児に頑張って1日終えても家の中に冷たい風が吹き抜けている状態では心が休まるはずもありませんよね。

悲しいとか辛いとか、そんな気持ちをはるか越えて無気力にくじけてしまいそうになりますよね。家庭内別居が長く続けば続くほど、事態はこんがらがっていくばかりです。

なによりお互いの精神面にもよくありません。相手の顔色をうかがって自分を卑下したり、相手に腹を立てたりして自分自身の心を病んでいくのは今日でおしまいにしましょう。

今回は家庭内別居解消に向けて試していただきたいポイントについてお伝えします。今後の方向性を見出す覚悟を、ここで決めてください。

 

家庭内別居を解消する為に
試してほしい5つの事

 

まずは今後の方向性を考えましょう。

家庭内別居の状態で永遠に過ごすわけにもいかないですよね。やり直すにしろ終わりにするにしろ、いつかは結論を出さなくてはいけません。

辛い作業かもしれませんが、ここであなた自身の気持ちを整理して方向性を考えましょう。何が原因でしたか?どんなことが我慢できませんでしたか?

それはいつからでしたか?それでもまだ、あなたはパートナーに愛情を感じていますか?1つ1つと向き合い、時には紙などに書いてみることであなた自身の感情の発散にもなりますし、先を落ち着いて考えるための冷静さや客観的視点を取り戻すことができます。

どちらの方向にむかって家庭内別居を解消していくのか。今すぐに最終決定を下す必要まではありません。実際に考え行動しているうちに考え方が変わってくることもあるでしょう。

それでも「今現在自分が向かうべき道がわかっている」というだけでずいぶんと心の安定を取り戻せるものなのです。まずはあなた自身の苦しい気持ちを落ち着かせるところから始めましょう。

 

【復縁をめざすなら】最低限の挨拶や会話は続けましょう。

家庭内別居から夫婦仲の修復を目指したという人はたくさんいますが、その話の多くに共通していたのが「返事がなくても挨拶だけはかかさなかった」というものです。

最初のうちは返事がないことがほとんどです。無視されるのは本当に堪えるものですが、それでも挨拶と最低限の会話だけは頑張って投げかけていきましょう。

ただ、場合によっては長期戦も覚悟しなくてはなりません。家庭内別居の原因が相手の有責だったとしたら、これ以上苦しく屈辱的なことはないかもしれません。

あなた側に責任があっての別居ならば、復縁を望む以上どれだけ時間がかかっても耐え続けるしかありませんが、あなたが被害者側ならこれ以上苦しまないためにも心の中で期限を設けるようにしましょう。

そして、そこまでは後悔のないように頑張れば、「やっぱり無理だった」という結論が出たときにも納得できるはずです。

人間は「納得」ができれば次への道を見据えることができる生き物です。自分自身の心と体を守りながら、自分の意思で決めた道を進みましょう。

 

【復縁をめざすなら】「割り切る」気持ちも大切です。

あなたとパートナーが家庭内別居に至った理由はなんでしょうか。

・言い争いが絶えないことが原因なら、冷静に話せるように自分自身を律する。
・相手の浮気が原因なら、許すと決めた以上は過去を蒸し返さない。
・セックスレスが原因なら、どこまで妥協できてどこからは受け付けないのかを正直に話し合う。

他にもまだまだあるかもしれませんが、家庭内別居を解消して復縁をめざすのなら「割り切り」が必要になってきます。せっかく関係が修復できても事あるごとに蒸し返し責め立てるようなことになれば、遅かれ早かれ破たんするのは目に見えていますよね。

相手があっけらかんとしていればしているほど、自分はあれだけ苦しんだのにと辛くなるかもしれません。特に相手の浮気などが原因の場合はフラッシュバックに悩まされる人も少なくないのです。

すべてを忘れるわけにはいかないかもしれませんが「水に流す」努力は必要です。あなたがつぶれてしまわないためにも、1人で抱え込まない勇気を持ちましょう。

 

【離婚をめざすなら】今後の生活をシュミレーションしましょう。

家庭内別居を解消して離婚に向けて動こうかと思うなら、まずは離婚後の生活がどのようになるのかをシュミレーションするところから始めましょう。

感情に任せて実行するとあとあと「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。男性なら慰謝料、財産分与、お子さんがいる場合は親権や養育費など。

女性ならこれらに加えて自力で生活費を稼ぐ方法なども考えていかなくてはなりませんね。以前から務めていた職種に復帰するのか、新しい資格取得を目指すのか、お子さんがいるならどんな預け先があるのかを知っておくと精神的にかなり違いますよ。

また、あなたが被害者側の場合は離婚する相手に情けをかけることなどありません。有利に事を運べるように、しかるべき相談機関を利用するのも一つの手です。

離婚のための資金はあなた個人の口座に入れ、その存在は隠しておくこと。家庭内別居の原因がモラハラや浮気、DVなどに起因するならなおのこと、証拠はきっちり取っておきましょうね。

 

【離婚をめざすなら】一度腹を割って話し合いましょう。

今まで過ごしてきた家庭内別居の日々を振り返り「もうダメだ」と結論が出た……けどまだちょっとだけ迷いがある、というのならここで一度、腹を割って話し合ってみませんか?

どうせ(という言い方は少々乱暴ですが)このままでは終わりを迎えてしまうのです。だったら今までため込んでいた言いたいことを全部ぶちまけてすっきりするのも悪くないのではないでしょうか。

もちろん「離婚するつもりだから」と相手に宣言する必要はありません。ただ「一度ちゃんと向かい合いたい」と切り出してみてください。

その時の相手の態度であきらめがつけばそのまま計画を進めればよいですし、すっぱり未練もきれるはずです。逆に相手の本音などを知って修復の方向に舵を切り替えられるということも考えられるかもしれません。

どちらにしても家庭内別居という苦しい状態に、あなた自身の気持ちに整理がついた状態でピリオドを打てるはずですよ。

 

いかがでしたでしょうか。

あいまいなままでも自然の流れで家庭内別居が解消され、お互いにそれはそれ、過去の話と割り切れれば一番問題がないかもしれませんが、たいていの場合はどちらかが、もしくはお互いがもやもやを抱えて生活することになります。

家庭内別居のストレスは長くなればその分あなたの心身に影響を及ぼします。のみならず、お子さんがいる場合はそのお子さんも、お父さんとお母さんの雰囲気を察して人知れずストレスを抱え込んでいるかもしれません。同じところでとどまって、悩みばかりを反芻していては何も解決しませんよ。

あなたの覚悟が決まればどんな方向でも必ず「これでよかったんだ」と思える方向へ向かいます。まずはゆっくり寝て、ちゃんと自分をいたわって。しっかり休息をとったら、いざ前を見据えて進みましょう。

 

まとめ

家庭内別居を解消する為には

・ まずは今後の方向性を考えましょう。
・ 【復縁をめざすなら】最低限の挨拶や会話は続けましょう。
・ 【復縁をめざすなら】「割り切る」気持ちも大切です。
・ 【離婚をめざすなら】今後の生活をシュミレーションしましょう。
・ 【離婚をめざすなら】一度腹を割って話し合いましょう。

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