既婚ならば別居、未婚ならば同棲解消……すれ違いやいがみ合いから関係が悪化し、別居に至るケースはありますが、「冷却期間」としての別居ならば、復縁の望みはまだ潰えて(ついえて)いないといえますよね。
あなたが復縁を希望しているならば、あきらめるのはまだ早いといえるでしょう。とはいえ、今現在離れて生活しているということは、相手には「今はあなたを遠ざけたい」という心理が少なからず働いている可能性があることは否めません。
ここで打つ手を間違えれば、一気に破局に傾いてしまう危険性があります。そこで今回は、別居から復縁を成就させ、さらに以前よりも幸せになるために必要な手順や心がけたいポイントについてお伝えします。
別居している人が復縁して
幸せをつかむ5つの方法
相手に警戒心を抱かせては元も子もないと心得る
別居から本当に復縁できるのか、不安が募る気持ちはよくわかります。しかし、不安定な感情にまかせて、日が浅いのに頻繁に連絡を入れたり、相手の状況を探ったりするのは絶対にやめましょう。
別居から数か月間は「どうして別居になったのか、復縁の余地はあるのか」「自分の何がいけなかったのか」「相手の何が合わなかったのか」などを冷静かつ客観的に見極める時期です。
これは相手も同じこと、ここであなたの感情を押し付けて相手に警戒心を抱かせてしまっては、叶う復縁も叶わなくなりますよ。まずは相手の言い分を吟味し、あなたの気持ちを整理するところから始めましょう。
時期を見極めて行動する
別居から復縁を望むなら時期を見計らって行動しましょう。まず1~2か月は距離を置くつもりでいることが大切。なぜなら別居してから1か月程度では、ネガティブな記憶や感情が収まっていないからです。
同時に、開放感や新鮮さに心が落ち着かない時期でもあります。このあたりで頻繁に連絡を入れてもウザがられるだけ、ぐっとこらえましょう。
さて、自由に慣れてきた2か月目から3か月目あたりになると、徐々に開放感が影を潜め、代わりに不便さやさみしさなどが現れてくるため、別居からの復縁を狙うならここからが勝負です。
3か月目あたりで一度連絡を入れてみましょう。アプローチも今後の方向性も、「相手の話をよく聞くこと」「冷静に向かい合うこと」を心がけてくださいね。
あなたにも原因があるなら、その部分に関してはしっかり謝罪をすることも忘れてはいけません。 ちなみに別居から1年ほどが経過してしまうと、喪失感も薄れ現在の環境が固まってしまうため、かえって復縁は難しくなる傾向があります。
あまりインターバルを開けすぎるのもよくないもの、時期を見極めつつ、3か月から半年の間で復縁のための行動を起こすようにして下さい。
空白時間は自分磨きに充てる
別居してなお復縁についてや、相手のことを考えていると、「あの時ああしておけばよかった」「自分ではもう無理なのではないか」などといった後悔や自己嫌悪にさいなまれることがあります。
ですが、いくら時間が経過しようと、あなた自身が変わっていなければ状況は動きようもありません。別居からの復縁にばかり目を向けていては悶々としたまま精神的にも落ち込みっぱなしになってしまいます。
相手のことばかりが頭を占めているようでは、焦ってタイミングや冷静な判断力を見失うことにもなりかねません。ここはひとつ「再会した時に惚れ直させてやる!」「離れたことを後悔させてやる!」くらいの気持ちで自分磨きにいそしみましょう。
趣味や夢中になれることに挑戦するのもよいですね。うじうじと下を向いている女より、前を向いてやりたいことに取り組んで輝いている女のほうが魅力的なのは明白です。
そして、その努力は決して無駄にはなりません。どうせある程度の時間が必要になるのなら、その空白時間を有意義に過ごしてみませんか。
自分の意思は持ちつつ、相手の考えを尊重する
別居を経て復縁、とうまくいけばよいのですが、「相手側がそのまま離れることを選ぶ」可能性がないとは言えません。
今は別居に耐えていても復縁を夢見ている身としてはつらいところですが、それもまた相手の偽らざる気持ちであると心の準備をしたうえで、話し合いの際には相手の気持ちや立場に理解を示すことを第一に考えるようにしてみてください。
相手が「あなたと一緒にいて楽しい・一緒にいると幸せ」と感じてくれなければ、どう考えても別居から復縁への道はありませんよね。
もちろん都合のよい女になれとは言いません、すべて相手の言いなりになることはないのです。そこをしっかりわきまえたうえで、相手への思いやりや傾聴の心を忘れないようにしましょう。
万が一に備えて手を打っておく
さて、未婚ならばともかく既婚の2人が別居している場合。「別居から復縁を考えている間に、相手が勝手に離婚届を出してしまうことがある」という最悪の可能性を考えて手を打っておくことをおすすめします。
離婚届自体は「届出人の本籍地又は所在地の市役所、区役所又は町村役場」で24時間受け付けてもらえます(処理そのものには時間がかかることがあります)。
つまり、書類がそろっていて、記入に漏れや間違いがなければ、知らない間に離婚が成立してしまいかねないという危険性は否定できないのです。
そこで別居からの復縁どころか最悪のケースに陥らないためにも、「離婚届不受理申出」という制度を活用しておきましょう。
離婚届不受理申出書の提出は、原則として届出人の本籍がある市区町村の役所となっていますが、本籍地以外の市区町村に提出することもできます。
しかし一刻を争うような場合は本籍地の役所に届け出るのが確実です。本人確認できる身分証明書や印鑑をお忘れなく。ちなみに不受理申出は無期限有効です。
相手を指定しているならともかく、指定していない届け出は、再婚後も有効になってしまうため、別居から復縁するにしても別の答えを出したにしても、不要になったら速やかに取り下げるようにしてくださいね。
いかがでしたでしょうか。別居している間はとかくいろいろと考えてしまうもの。今は別居していても復縁したい、という気持ちが強ければ強いほど、現実には空回りした言動をとってしまいがちです。
ですが、なぜ今離れているのかを客観的に判断し、しっかりと時期を見極めて行動することこそが、別居からの復縁を成功させる近道です。
同時にあなた自身も、冷静に「相手でいいのか」「さみしさなどに振り回されて執着していないか」を再確認する必要があります。
そのうえで、来るべき日に備えて改善すべき欠点は改善し、心身ともにワンランク上を目指してレベルアップを図る……と考えると3か月、半年なんてあっという間に過ぎてしまうものですよ。気持ちを切り替えて、時間を有効活用しましょう。
まとめ
別居から復縁を目指すには
・ 相手に警戒心を抱かせては元も子もないと心得る
・ 時期を見極めて行動する
・ 空白時間は自分磨きに充てる
・ 自分の意思は持ちつつ、相手の考えを尊重する
・ 万が一に備えて手を打っておく