会社に行きたくない・・・特に休日明けや仕事で失敗した次の日などは会社に行きたくないですよね。人間関係でギクシャクした時も会社に行きたくない気持ちは強くなるでしょう。どれも原因は自分にとってマイナスになるようなことばかりです。
この会社に行きたくないというマイナスな気持ちは波があるものですが、思い詰めすぎると毎日のように会社に行きたくないと思ってしまいます。すると次第に「上司」や「同僚」などの自分以外のせいに責任転嫁をしてしまう症状がでてしまうものです。
責任転嫁をしてしまう傾向はいくつかの思考的に偏りがあることがわかっています。そこで今回は、会社へ行きたくない思考を少しでも解消し責任転嫁をしないクセをつけるポイントをお伝えします。
会社へ行きたくない思考の人が持つ、
責任転嫁の強い罠
会社へ行きたくない理由を増やさない
会社へ行きたくない理由を増やすとどんどん責任転嫁の傾向が強くなります。会社に行きたくないのは上司に嫌味を言われるから、仕事の成績が同期の中で最下位だから・・・会社に行きたくない理由は挙げてしまえばキリがありません。
書き出したところで気持ちが沈んで空しくなるだけでしょう。会社に行きたくない理由を増やすことは精神的にも自分自身を追い詰めるだけで、「新型うつ病」になりかねません。
会社に行きたくない出来事があったときはその場でリセットする気持ちの切り替えができるよう自分自身をコントロールする必要があります。気にする性格だからそんなの無理だと始めから決めつけてはもったいないことです。
嫌な事や理不尽なことはため込んでしまうと自分自身を守ろうとする「自己愛心」がマイナス思考に働き、自分にとっての悪事を他者へ責任転嫁することで気持ちをコントロールする機能が本能として発揮しようとします。
この思考を繰り返すと将来は自分がなりたくなった、責任転嫁する上司へとの階段を上ることになっていきます。これでは負の連鎖は止まりません。会社へ行きたくない理由を増やすことは決してプラスにならないのです。
気楽に「なんとかなる」「次に活かそう」と言い聞かせ思い込むことはやめましょう。
会社に行きたくない気持ちを抱え込まない
会社に行きたくないと悩みを抱え込んでしまうとさらに責任転嫁の傾向が強まります。これは会社に行きたくないという思い込みが次第に一人歩きしてしまうためです。会社に行きたくないという負のイメージは、事実ではないことまでもがまるで実際にあったようなイメージへと記憶が書き換えられていきます。
会社に行きたくない気持ちを閉じ込めておくことは余計なストレス症状を発症しかねないのです。会社に行こうとするだけで、腹痛や吐き気、頭痛などと体に異変が起きるような事態に発展してしまうことも考えられますので注意が必要となるでしょう。体の不調につながらないように気持ちの管理も気を付けなければいけません。
解決方法はとても簡単で、気持ちを吐き出すことです。会社に行きたくないと思わせる原因や出来事を思い切って同僚や友達に打ち明けてみましょう。この行為を行うだけで、責任転嫁の傾向は減少します。その際、聞いてくれた方の意見はしっかり聞き入れましょう。
会社に行きたくないのは、自分の甘さなのかそれとも会社側の理不尽なことが原因なのかが、第三者の意見によって客観的に知ることができるのです。もちろん気持ちを吐き出すことでストレス発散にも繋がりますので、十分な効果が期待できるでしょう。
会社に行きたくないと思い始めたら頑張りすぎない
会社に行きたくないと思い始めてしまうと、気持ちがよくない方向に空回りしてしまいます。するとがんばればがんばるほど失敗してしまったり、追い詰められたような気持がさらに増幅してしまい、会社に行きたくないと思ってしまうのです。すると「上司のせいだ」などと気が付いたら責任転嫁の方向へ気持ちが傾いていきます。
頼まれた仕事でもよく考えて無理難題と感じたら、周りの仲間に助けてもらうのも一つの方法です。手を抜くのと頑張りすぎないということは意味合いが違います。助けてもらうということは決していけないことではありません。しかし自分ばかり助けてもらっていては、いつかは周りもソッポを向く日が来てしまいます。
会社は決して一人で成り立っているわけではありません。協力するということを常に頭において仕事を取り組むと気持ちも楽になり円滑に仕事も捗るでしょう。周りを中心に考えすぎると逆にストレスを抱え込むことになり、責任転嫁を強めることになりますので、常に自分の軸だけは崩さないように心がけましょう。
できることは協力し、無理だと思ったことはしっかり断るという決断も必要です。モチベーションが上がったらそのときに本領発揮をしていけば良いのです。
いかがでしたでしょうか。
会社に行きたくないと気持ちが沈んでしまうと、自己防衛という形がどんどん責任転嫁を引き寄せてしまうのです。この責任転嫁の傾向は若年層に増えているともいわれていますが、年齢層に関係なくあちらこちらに存在していることも事実です。間違ったストレスの耐え方をしてしまうと自分以外のものへ責任転嫁を自然にしてしまいます。
周りに遠慮しすぎる性格だったり、自分自身を必要以上に責めすぎる性格の方に陥りやすいといわれている責任転嫁。自分自身に責任を持つということはとても重要です。だからといって責任を持ちたくないからやりたくないでは社会は受け入れてはくれません。逃げてばかりではいつかはツケが必ず廻ってきます。
弱音を吐くことは悪いことではありません。次に活かす気持ちを捨てずに前向きにいることが、会社に行きたくないという気持ちに打ち勝つ処方箋となるでしょう。
まとめ
会社へ行きたくないという思考があなたを責任転嫁へ導いてしまう!ならないためのアドバイス
・会社に行きたくない理由は考えてもキリがありません!これ以上嫌な理由は増やさず考えないのがいちばんです
・会社に行きたくないと考え込んでも決して良いことなどありません。抱え込まずに気持ちを吐き出しましょう
・会社に行きたくない気持ちが大きくなりすぎないように、まずいと思ったらほどほどに頑張りましょう。無理をしても空回りをするだけです