「まったくされないのも寂しいが、されたらされたでうっとおしい」それが彼氏からの嫉妬ですよね。ちょっとくらいのヤキモチ程度なら「愛されてるのね」とにんまりするくらいですみますが、過度になると彼氏への愛情そのものすら薄れてきてしまいます。
場合によっては「そんなに信用できないの!?」ともやもやしてしまうかも。でも、なにも彼氏の嫉妬のすべての原因が、あなたへの不信感ではないので、そこは安心してくださいね。また、「不安にさせるお前が悪い!」という彼氏の正当化を鵜呑みにする必要もありません。
本来、自分の感情は自分で処理をするものです。とはいえトラブルのもとは刈りとっておくに越したことはありませんので、今回は、彼氏の嫉妬の根源と、それに伴う言動を改善するための方法についてお伝えします。
彼氏の嫉妬で悩む人必読、
その行動を改善させる5つの方法
根底にある不安をリサーチし、取り除く
彼氏の嫉妬の原因の根柢にあるのは「不安」です。これは男女問わず共通ですよね。「相手が離れていってしまったらどうしよう」「誰かに心変わりされたらどうしよう」……あなただって、そう思うことはありませんか?
ただ、それを思うままに外に出すか、内にため込んで1人もやもやしてしまうかは人それぞれ。時には不安が妄想になってしまう深刻なケースもあります。そこで彼氏の嫉妬を抑えるには、なにはともあれ「不安を取り除くこと」が前提になってきます。
男性は基本的に、理屈で物事を考える性質を持っているので、いったい何が原因で嫉妬するのかを、冷静に話し合ってみてください。けして感情的になってはいけませんし、相手が冷静さを欠いているようなら下手に解決しようと焦るべきでもありません。
きちんとどんなところが引っかかっているのかを聞きだし、それに対する誤解などを言葉と態度で解きほぐすところから始まります。同時に、相手がちゃんと話し合いができるだけの理性を保つことができる人間なのかを、この機会に見極めるとよいでしょう。
あなた自身も同じことを返して様子を見る
彼氏の嫉妬深さに辟易するようであれば、こちらばかりが遠慮する必要もないでしょう。話し合いでも一向に改善されないようであれば、一度態度で理解させることも必要になってきます。彼氏の嫉妬に悩むなら、あなたも同じことを返してみましょう。
他の男性との関わりに不快感を示すようなら、あなたも同じように彼氏と他の女性とのやりとりに不快感を示してみて下さい。束縛が激しいなら、同じように束縛し返すのです。
ここで「男には付き合いがあるってわからない!?」とキレるようなら、冷静に「女にも付き合いがあるんだけど?」と言い返してもかまいません。人間常に関係は対等。それは友人だろうが夫婦だろうが恋人だろうが変わらないと、あなた自身がきちんと自覚を持ちましょう。
また「嫉妬は愛情」という理論を振りかざす人もいますが、相手に負担を与える嫉妬はもはや愛情ではなくただの独占欲・所有欲ですから惑わされないように。
改善されればよし、改善されなければ、2人の付き合いそのものを考え直す必要が出てきます。DVやモラハラに発展してから後悔しても遅いのですよ。
自分のペースを貫き堂々とする
彼氏が嫉妬のあまり、あなたの人間関係にまで口を挟んで来たら、あなたはどうしますか?ここで言うなりになって、彼氏以外の人間関係を清算してしまう女性もいますが、はっきり言います。「その行動は、愚の骨頂」です。
友人関係はもちろんのこと、仕事関係にも支障をきたしますし、なにより「彼氏以外の人間と一切の関わりを断つ=彼氏以外にあなたと社会の接点がなくなってしまう」ということなのですよ。この恐ろしさをあなた自身がちゃんと理解しておく必要があります。
彼氏には彼氏の世界があるように、あなたにはあなたの世界があってしかるべき。そこにまで干渉してくるようであれば、きっぱりとした態度ではねのける勇気が大切です。
誤解されるような言動は慎まねばなりませんが、あなたに非がないのにこれ以上彼氏の言いなりになる必要性がどこにありますか?どこまで甘やかすつもりでしょう。
「私のことをそんなに信用できないの?」としっかり口にし、清廉潔白を貫くことこそ、逆に彼氏の嫉妬を抑制する力へとつながってくるのです。
常に「あなたが一番」だと伝える
さて、いくら彼氏の嫉妬につきあう必要はないといっても、彼氏の嫉妬を下手に煽ることもありませんよね。あなたは「彼氏が嫉妬深い」と知っているのですから、二次元だろうと三次元だろうと、他の男性をほめたりするのはやめましょう。
時に彼氏の方から「アイツ、かっこいいよな」と話を振ってくることもあるかもしれませんが、そんな時は「そう?私はあなたの方が素敵だと思うけど?」とさらっと言い返してあげてください。
本人は心のどこかで自分を認めてほしいと思っていますし、いくら自分から話を振っても、自分以外の誰かを、愛しい彼女がほめるのは正直面白くないものです。
あなただって、彼氏が自分を差し置いて他の女性をほめるのを快いとは思わないでしょうし、なにより彼氏を本当に大好きだと思っているなら、他の男性など眼中にありませんよね。その気持ちを素直に伝えてあげることで、彼氏も安心するはずですよ。
根本的な原因を突き止める
彼氏の嫉妬による言動に困る場合は直接的な対応策をとることで、ある程度の自衛ができます。しかし、嫉妬に悩まされるとはいえ、今後も付き合いを続けていきたいと考えるのなら、この機会に彼氏の嫉妬はいったいどこからくるのか、深い部分について考えてみるのもよいでしょう。
もしかしたら過去の恋愛経験からくるトラウマが関係しているのかもしれませんし、幼少期の出来事にまでさかのぼるかもしれません。もしくは彼氏の精神性の幼さから、あなたという「大事なもの」を独占したいと考えてしまうのかもしれません。
原因は様々ですが、彼氏の根本的な原因を突き詰めてみることで、真の改善策が見つかるケースも多々あります。
場合によっては彼氏の心にかなり踏み込むことになるので、生半可な気持ちで接するのは、あなた自身のためにもおススメはできませんが、2人の関係を真剣によりよいものにしていきたいと考えるなら、あなた自身が苦しくならない範囲で頑張ってみるのも悪くないかもしれません。
いかがでしたでしょうか。一口に「彼氏の嫉妬に悩む」といっても、その度合いは人それぞれ。おのろけで済むものから深刻なものまで、それこそケースバイケースです。2人では解決できないと感じたら、直感に従って信頼できる第三者を頼るのも有効。
こういった場合の直感はたいてい当たりますから、自分の感覚を信じて行動してくださいね。なお、彼氏の嫉妬に必要以上に振り回されないためにも、あなた自身がしっかり自立することが大切です。
なんでもわがままを聞いてあげることが愛情ではないと、常に肝に銘じつつ、相手への思いやりを忘れないようにしましょう。
どちらかが我慢を強いられる恋愛は、けして幸せではありません。道のりは遠くても、きちんと対等でいられる関係を築いていきましょう。
まとめ
彼氏の嫉妬を軽減させるには
・ 根底にある不安をリサーチし、取り除く
・ あなた自身も同じことを返して様子を見る
・ 自分のペースを貫き堂々とする
・ 常に「あなたが一番」だと伝える
・ 根本的な原因を突き止める