いくら安定していると言われても一寸先は闇、いつ何が起こって「仕事がない」状況が襲いかかってくるかわからないのが、現代社会の恐ろしさですよね。また、今現在仕事がなくて困っている人もいるかもしれません。
はっきり言いましょう、「そもそもこの世に安定なんてありません」。漠然と理想の条件ばかりを並べ立てていたり、今の状況にあぐらをかいていたりすれば、いざという時に路頭に迷うのが関の山です。
この機会に一度、あなたの人生におけるリスクマネジメント及びリスクアセスメントに思いを馳せてみるのも悪くないのではないでしょうか。
そこで今回は、いざ「仕事がない」となった時に安定した収入を確保するために心がけたいポイントについてお伝えします。
仕事がないと困ったら必読、
安定した収入を得る5つの方法
社会とのつながりを断ってはいけません
コミュニケーション障害・ライフイベントにおける離職からの復帰がうまくいかない・人間関係その他におけるトラブル、などなど、仕事がない状況に追い込まれる理由は様々ですが、とにもかくにも「社会とのつながりを断ってはいけません」。
どんな形でも、収入を得る=お金を稼ぐことは、すなわち誰かと関わりを持つということです。ネットで副業だって、ネットの向こう側には必ず誰かがいますよね。
転職でも一からの仕事探しでも、引きこもってしまったら、つまり「社会とのつながりを拒んでしまったら」どうにもなりません。使える制度や相談機関は積極的に使っていきましょう。
時に相手の対応に腹が立つこともあるかもしれませんが、仕事がない今のうちだけの我慢と割り切って、うまく割り切ることも必要です。
「ここだけは、という譲れない条件」をよく考えましょう
一口に「自分に合う仕事を探す」といっても、「理想を並べ立てろ」というのとは訳が違います。天職と適職は別物である場合が大半ですし、あれもこれもと条件ばかりを膨らませたところで、すべてがかなう仕事にありつけるなんてまずあり得ません。
「仕事がない」と困っている人の話を聞くと、ごく少数ですが「『週休2日+休みが多くて残業なし・定時上がりで年収は7桁後半~8桁以上』なんて、そんな好条件な仕事があるはずがないだろう」「年齢を考えたうえで現実を見つめて地に足をつけろ」と説教してしまいたくなるような人が、本当に存在します。
あれもこれもと欲張れば、希望にかなう仕事がないのは当たり前です。「福利厚生がきちんとしている」「ブラックではない」「収入を優先するか・休みを優先するか」など、どこに「どうしても譲れない条件」を設定するかをしっかり考えたうえで、仕事を探すようにしましょう。
なにはともあれ、まずは稼ぎましょう
収入を得るには、どんな方法であれ「稼ぐ」しかありません。といってもギャンブルなどで一攫千金を狙うなんてもってのほか。流動的すぎて「安定」にはほど遠いので、のめりこむのはやめましょう。
余計に首が回らなくなるだけです。といっても、現実問題を考えた時に年齢やブランクなどでなかなか「仕事がない」「探しても見つからない」ということもあり得ますよね。
そんな時は、勤務条件そのものを見直すところから始めてみましょう。「正社員」や「仕事内容」にとらわれている人は、とりあえず派遣やバイト、パートなどにも目を向けてみてください。条件を緩めるだけで選択肢が広がるケースはいくらでもあります。
そこである程度の収入を得つつ、本命の条件に合う場所を探すのです。全く仕事がない状況よりも精神衛生的によいですし、多少なりとも余裕が生まれれば、焦りからとんでもない職場に引っかかる確率も抑えることができますよ。
資格取得を視野に入れましょう
全くないよりある方が心強いのが「資格」です。仕事がない今だからこそ、期間を決めて資格取得に集中するという手もあります。資格を取得すれば、そこから就職あっせんに繋げてもらえるケースもたくさんあります。
仕事がないと悶々としてしまう、でも探しても一向に見つからないという時にはうってつけといえるでしょう。まずは資格取得から関連の仕事に就きつつ、様子を見るというのも悪くありません。
しかし、いくらそれが「つなぎだから」「収入のためだから」といって、全くやる気がないまま、ただ職に就かれても現場が困ります。腰かけだからと最初から腑抜けている人はすぐに見抜かれるものですから、最低限の常識や礼儀、仕事に対する誠意はどんな職に就いても忘れないように心がけましょう。
「大きく儲かる話」に簡単に飛びつくのだけはやめましょう
仕事がない・安定した収入を得たいという人にとって魅力的なのが「アフィリエイト」「株」「FX」などですよね。ざっと検索をかけただけでも「資産倍増」「必勝法」「短時間で大きく稼ぐ」といったワードがあふれ出てきます。
しかし、実際に大きく稼いでいる人たちほど「見極めが本当に難しいから、素人がうかつに手を出すとあっという間に大損するよ」と口をそろえて話してくれるのがこの世界です。
仕事がない時はこういった手法に惹かれがちですが、成功談ばかりを鵜呑みにするのだけは絶対にやめてください。大きく儲かる話には、それなりのリスクが必ず伴うものです。
どうしてもというのなら、きちんと研究し、ある程度の時間をかけ、リスクの少ない方法を選択(資金を決め、それ以上はけして欲をかかないなど)しながら進める方が無難でしょう。また、最低限の貯金は必ず残しておき、そこだけは何があっても手を付けないようにするなど対策をとる必要があります。
いかがでしたでしょうか。仕事がないと気持ちが焦ってしまい、その分視野が狭まったり、冷静な判断力を欠いたりしてしまいがちです。今仕事に就いている人は、できる限り続けましょう。それが無理なら、きちんと次の職場を決めてから転職するなど、空白時間をできるだけ作らないようにしてください。
よくある「介護」「妊娠・出産・育児」などからの離職なども同様です。使える制度は積極的に使うことも忘れずに。今現在仕事がない人は、とにかくバイトでも派遣でも、何かしらの仕事を始めてみましょう。ハローワークや大手の就職あっせん会社を使う方法もありますし、見つからない間はクラウドワークなどを行うという手もあります。
全く収入がないよりは、いくばくかでも収入がある状態のほうが、精神的にも安定します。安定した収入は一朝一夕で手に入れられるものではありません。ゆっくりでも一歩を踏み出しましょう。
まとめ
安定した収入を得るには
・ 社会とのつながりを断ってはいけません
・ 「ここだけは、という譲れない条件」をよく考えましょう
・ なにはともあれ、まずは稼ぎましょう
・ 資格取得を視野に入れましょう
・ 「大きく儲かる話」に簡単に飛びつくのだけはやめましょう