プチ断食を正しく使って理想の体型に近づくコツ

プチ断食を正しく
ダイエットの方法のひとつに「プチ断食」がありますが、断食という言葉を聞くと少し難しそうな感じがしますよね。

でもプチ断食は実行している人も多く、それまでの生活習慣をリセットすることでダイエットはもちろん、胃腸を休めてデトックスできたり、肌にも良い効果があったりと、いいことずくめなのです。

でもこのプチ断食、ただ食べるのをやめればいいというものではなく、絶食前から守るべき細かなルールがあります。間違えれば健康に深刻な害を及ぼす恐れすらある断食ですから、健康的に安全に行うにはこのルールは欠かせません。

では、プチ断食を成功させるにはどのようなルールを守らなければならないのでしょうか。今回は、プチ断食を行うことの意味やその効果、そして成功に導くためのルールをお伝えします。

プチ断食のダイエット効果を知ろう

プチ断食はデトックス効果が高いという話を聞いたことはありませんか?体内に入ってくるものを極力抑えると、体は排出することに集中できるようになります。

今まで消化・吸収に注いでいた力が排出のほうに回ってくることになり、これまで排出できず溜まる一方だった老廃物まで体外に出すことができるのです。

老廃物を体の外に出すとどんな良いことがあるのでしょうか。まず、内臓に負担をかけていることが原因の肌荒れが解消されます。

内臓の状態は皮膚に出やすいと言われていますが、プチ断食で老廃物を排出すると皮膚の表面から老廃物を排出する必要がなくなり、吹き出物などに悩まされなくなります。

また、老廃物を出すことでぽっこりした下腹がすっきりします。今までのダイエットで下腹がやせないと悩んでいたり、便秘がちな人にはとくに効果的なダイエットとも言えます。

そして、それまでの生活習慣をリセットすることにより、食べすぎや飲みすぎ、夜更かしなどの誤った生活習慣を解消することができます。

暴飲暴食がなくなり適切な食事量で満足できるようになるので、プチ断食は生活習慣を修正するダイエットとも言えるのです。

 

プチ断食1日目…準備期間で体を慣らそう

それではプチ断食の具体的な方法を見ていきましょう。お寺などで合宿形式で行うこともありますが、ここでは休日などを利用して自宅で気軽にできる、3日間のプチ断食プログラムを紹介します。

断食と言っても、3日間何も口にしないわけではありません。固形物を食べないのは3日のうち1日だけなので、あまり心配しないでください。

でも、絶食の前後1日でちゃんと準備をしなければ体調を崩す恐れがあるので、きちんとルールは守りましょう。そして、健康に心配のある場合は無理に実行しないで、医師に相談してください。

まず1日目は、断食に入る準備をします。朝食はとくに制限はありません。いつも通りに摂ってOKです。昼食は少し量を控えめに。夕食は普段の半分ほどの量にしてください。

脂っこいものや甘いもの、コーヒーなどの刺激の強いものは避けましょう。昼間はそれほど制限がないので、土日がお休みならば金曜日を1日目にしてプチ断食を始めると良いでしょう。

 

プチ断食2日目…水分だけで過ごそう

プチ断食2日目は、固形物を口にしてはいけません。その代わり、水分は多めに摂るようにしてください。

2日目に飲んでも良いものは、水。ただし水だけでは耐えられないならば、酵素ドリンク・豆乳などの糖分をあまり含まないものもOKです。

市販の野菜ジュースは一見健康によさそうですが、糖分も多く含まれているのであまりおすすめしません。どうしても野菜ジュースが飲みたいときは、ジューサーなどで自作しましょう。

清涼飲料水やスポーツドリンクはもちろん、刺激の強いコーヒー、お酒はNGです。

食事以外は普段通りの生活でも大丈夫なのですが、ふらつきなどが出て思わぬ事故に繋がることもあるので外出や激しい運動は控え、自宅でゆっくり過ごしましょう。

 

プチ断食3日目…ゆっくりと体を戻そう

プチ断食3日目は回復期間。1日かけて体を元に戻します。断食明けですぐもとの食事に戻すと体が驚いてしまいますので、胃腸に負担をかけない食べ物を少量ずつ摂っていくのです。

まず、朝食におすすめなのは重湯(おかゆの上澄み)。ゆっくり少量ずつ食べましょう。重湯が大丈夫そうなら、昼はおかゆや具なしのみそ汁、具を小さく切ってよく煮込んだ野菜スープなども解禁です。

夜も軽めの食事を摂りましょう。注意したいのは、我慢していた分、3日目にタガが外れたように食べてしまうこと。胃腸の調子が整わないうちに普通の食事をしてしまうと、負担がかかって体調を崩してしまいます。

さらに悪いことに、これをきっかけに食べることに執着してしまいせっかくのプチ断食が台無しになってしまうことも。

3日目は体力の回復とそれまでの習慣のリセットのためにあります。これまでの食生活から自分に最適の食事量・食事内容に合わせていくために、徐々に戻していくよう気をつけましょう。

4日目以降は通常に戻しますが、うまくいっていれば以前ほど食べなくとも満足感を得られるようになっているはずです。これを機に、適切な食事量を維持するように心がけてください。

 

このようにプチ断食にはいくつかのルールがありますが、さほど難易度は高くはないですよね。

難しくなさそうなので些細なことのように思ってしまいがちですが、おろそかにするとプチ断食後の体力の回復が遅れたり、リバウンドしてしまったりとかえって体に良くない結果を招いてしまいます。

そうならないように、プチ断食の前にきちんと準備を整え、実行中はルールを守りながら体調にも十分注意を払いましょう。そして、プチ断食終了後はリセットされた体に合わせた食事内容にしたり、睡眠時間を調整したりと生活習慣を見直してみてください。

プチ断食でせっかく健康的にダイエットできても、それを維持できなければ意味がありません。リスクの少ないプチ断食で、賢くきれいになりましょう。


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