出産が怖いと思っている妊婦さんはたくさんいると思います。待ちわびていた妊娠がわかると女性は喜びに満ち溢れます。もちろん家族も喜んでくれるでしょう。
子供ができたことが単純に嬉しく、喜ぶことができるのです。しかし、妊娠判明から安定期に入り、いよいよ出産まで数ヶ月、数週と月日が経過していくうちに、子供を持てる喜びとは別に出産・分娩という生死に関わることをしなければいけないという現実に直面し、怖くなってしまうのです。
しかし、出産に対する怖さは自分の行動や考え方次第で解消することできるのです。妊娠中に抱きがちな不安要素を一つ一つ解決していく、そんな妊婦さんの気持ちを楽にしてくれるコツをエールと共にお伝えします。
出産が怖い女性へ贈る、気持ちが楽になる7つのエール
病院の住所と連絡先を控えたメモは安心のお守り
妊娠初期や臨月の時期には街なかで「何かあったらどうしよう」という不安が常につきまといます。そのような不安は精神的によくありませんし、出産に対してネガティブな気持ちになってしまいます。
そこで、精神を安定させてくれる絶対的なお守りとなるのが、自分が通院している産婦人科の住所と連絡先を記したメモです。スマートフォンなどに残しておくのもいいですが、自分が一人でいるときに何かあった場合には他人に助けて貰う必要があります。そんな時にはメモ帳のほうがいいでしょう。
メモ帳をいつも持ち歩くバッグのポケットに入れておいたり、お財布やポーチの中に入れておきましょう。それだけで、気持ちはずいぶん楽になります。
母親友達と悩みを共有し合おう
妊娠が初めての人にとっては、何から何まで初めてだらけで不安や悩みがたくさんあると思います。
そんな時は一人っきりで悶々とせずに母親仲間を作って自分が悩んでいる症状や分娩に際しての不安事項を世間話のように打ち明け合いましょう。仲間と共有することで精神的にはだいぶ楽になるでしょう。
近くに妊婦さんがいないという人は病院の紹介などで母親教室などに参加してみるといいでしょう。
妊娠中も適度な運動をしてスッキリしよう
安定期に入るまでは、運動などは控えた方がいいのですが、安定期に入ったら適度な運動をすることが重要です。
運動はストレス発散の効果があるので、1日中ずっと一人で家にいて気が滅入ってしまう時などに少し長めの散歩などをしてみましょう。30分ほど歩くことでじんわりと汗をかくことができ、気分が晴れるでしょう。
また、寒い冬の時期には体を冷やさないように防寒しておくことを忘れないようにしましょう。
お腹の中の赤ちゃんに話掛けてみよう
出産は親も旦那も助けてくれない、自分一人の戦いだと思って不安を感じていませんか。それは大きな間違いです。出産は、自分はもちろん、生まれてくる赤ちゃんも頑張ってくれるのです。
自分は一人ではないということを普段から自覚しておくために、お腹をさすって赤ちゃんに「今何してるの?」とか、「一緒にがんばろうね」、「早く出てきてね」などと話しかけてあげましょう。
アロマの香りがするボディクリームや妊娠線予防のボディクリームなどを塗りながらだとリラックス効果はさらに高まります。
赤ちゃんグッズを揃えよう
出産を前向きに捉えるために、赤ちゃんグッズを揃えておきましょう。
遠足や旅行の前に支度をしていると、ワクワクしてきますよね。それと同じで、これから家族に加わる赤ちゃんのための洋服やベビーカー、ベッド、おもちゃなどの準備をすることで、早く出産したいだと思えるようになり、出産に対する怖さを楽しみだという気持ちに変えることができるのです。
家族と一緒に赤ちゃんグッズを買い物すればさらに気分が晴れるでしょう。
ノンカフェインのコーヒーや紅茶でリラックスしよう
妊娠前にコーヒーや紅茶を飲む習慣があった人はノンカフェインのものを飲んでみましょう。
コーヒーや紅茶にはその香りだけでリラックス効果がありますし、妊娠前と同じような習慣を行うことで気持ちを落ち着けることができます。
ハーブティーなどは特にさまざまな香りを楽しむことができますから、自宅で落ち着かない時などには焦らず、不安にならず、お茶を飲みながら気持ちを落ち着けてみましょう。
出産の予習を入念にしておこう
出産の怖さを解消するために予習はとても効果があります。
学生時代に試験前の勉強をしっかりした時としていない時のことを想像してみてください。勉強や予習をしっかりしたときは、試験を受けるときに落ち着いた気分で望むことができたと思います。一方、そうでない時は、試験を受けるのが不安で嫌だったのではないでしょうか。
出産も同じなのです。自分が経験したことのない出産に望むとき、陣痛が始まってからの行動や呼吸法などを入念に予習しておくことで、精神的な不安はだいぶ解消されます。「自分はしっかり予習したから大丈夫」と自分に言い聞かせましょう。
いかがでしたか。
出産は女性にとって怖いと感じるものです。
妊娠当初は平気でも、いざ出産予定日が近くなってきて、自分のお腹から産道を通って赤ちゃんが出てくることを想像するとやはり怖くなってしまうのです。きっと痛いでしょうし、分娩は何時間もかかります。
ところが、ネガティブなことを考えていては不安が膨らむばかりです。万全の準備をして自分に自信をつけることと、運動やリラックス法を取り入れて体を落ち着かせてあげることが怖さを軽減させてくれるのです。
何より、自分のお腹の中にかわいい赤ちゃんがいることを忘れないで下さい。自分はこれから母親になって、自分の子供を生涯守り抜くのだという母親としての強い気持ちを振り立たせて出産の怖さを吹き飛ばしてしまいましょう。
まとめ
出産が怖い女性へ贈る、気持ちが楽になる7つのエール
・病院の住所と連絡先を控えたメモは安心のお守り
・母親友達と悩みを共有し合おう
・妊娠中も適度な運動をしてスッキリしよう
・お腹の中の赤ちゃんに話掛けてみよう
・赤ちゃんグッズを揃えよう
・ノンカフェインのコーヒーや紅茶でリラックスしよう
・出産の予習を入念にしておこう