乾燥肌・オイリー肌・赤ら顔・吹き出物……さまざまな肌トラブルを考えると、肌を綺麗にするためにはやっぱり高い化粧品やエステが必要なのかしら、と悩んでしまうことってありますよね。ですが、実はどんな高級アイテムも肌の基礎がしっかりしていなくては最大限の効果は期待できないのです。
そしてその基礎作りは、お金をかけなくても十分可能なのですよ。肌を綺麗にするにはまず土台から!そのため必要なのはお金よりも「継続する力」です。というわけで今回は、肌を綺麗にするために実践したいスキンケアのポイントについてお伝えします。
難しいことはありません。あなたの生活スタイルに合わせたお手入れを行いながら、誰もがうらやむウルツヤ肌を手に入れちゃいましょう。
お金をかけずに
肌を綺麗にする5つのスキンケア
まずはぐっすり眠ること
「肌を綺麗にするにはまず睡眠!」とはよく聞く言葉ですよね。肌を綺麗にする成長ホルモンは睡眠中に分泌され、ターンオーバーを促していきます。この部分がおろそかになると、肌の生まれ変わりにムラが出てしまうため、肌トラブルが起きやすくなってしまうのです。
かといってただひたすら寝ればよいというものではありません。きちんと体も脳もリラックスできる、質の高い睡眠こそが大切です。
「部屋の湿度や温度を快適な状態に保つ」「入眠前にはパソコンやスマホの閲覧を控える」「できれば部屋は真っ暗にする」など、ちょっとした部分に気を付けるだけで、だいぶ睡眠の質は違ってきますよ。
本来なら規則正しく8時間はぐっすり眠りたいところですが、現代女子は何かと忙しいもの、なかなか生活も不規則になりがちですよね。
22時から2時までは、肌の新陳代謝を促してイキイキさせるための成長ホルモンの分泌を促すゴールデンタイムと言われていましたが、最近は「眠り始めてからの3時間が成長ホルモンの分泌が促される時間帯」とされているそう。
忙しくて22時に寝るのは難しい、という人も、せめて眠り始めてから3時間はしっかりと眠れるように工夫してみましょう。
蒸しタオルを有効活用するべし
肌を綺麗にするには、まず毛穴の奥から汚れを取り除き、潤いを与えなくてはなりません。汚れがしっかり落ちるとくすみなどがなくなり、水分が奥まで届くことで肌がより潤いふっくらとするので、その後のスキンケアの効果が段違いになるのです。
そのために有効なのはスチーマー……なのですが、やっぱり気になるのは懐事情ですよね。綺麗になりたい、でも購入にかかるお値段を考えると、正直出費がイタイ。
そんな時は、フェイスタオルを水に濡らして、レンジで温め1分間!これでスチーマーの代わりになっちゃうのです。ただし、この蒸しタオルを顔に乗せておく時間は30秒程度で充分。それ以上は肌を綺麗にするどころか、乾燥を引き起こしてしまうので注意してください。
30秒なんて短いようですが、これでしっかり毛穴が開くので、化粧水などの美容成分を受け入れる体制がきちんと整います。あとは通常通りのスキンケアを行ってみて下さい。効果は次の日の朝、実感できるはずですよ。
洗顔はとにかく優しく、丁寧に
しっかりと毛穴を開いたら、ダメージを与えることなく、肌の汚れを落としていかなくてはいけませんね。肌を綺麗にする分かれ道が「洗顔」です。とにかく洗顔料を泡立てずに塗り付けて、ごしごし力を入れてこするのは厳禁!!摩擦が刺激となり、肌荒れやくすみを引き起こす原因になります。
また、肌に必要な皮脂まで奪い落としてしまうので、かえってバリア機能が低下してしまうのです。濃くなりやすいポイントメイクは専用のリムーバーを使って丁寧に優しく落とすようにしましょう。特に目の下は皮膚が薄く、こすると色素沈着の原因となってしまうので気をつけてくださいね。
肌を綺麗にする洗顔方法は「泡で洗う」と言われています。卵を割らないくらいのやさしさで洗顔し、眉間や小鼻のくぼみといった、洗い残しが多くなりやすい場所は指先をしっかりと使うことがポイントになります。洗い残しと同様に、すすぎ落としがないようにも十分注意を払ってくださいね。
パックは時間厳守を心がける
肌を綺麗にするのに必要なのは水分。そのために有効なのがローションパックです。今はリーズナブルな価格なのにかなりの効果が期待できるものも増えてきて、嬉しい限りですよね。パックそのものを毎回購入しなくても。パック用のシートに精製水をしみこませて使う、という手もあります。
ですがこれも、肌を綺麗にするという観点から使うならぜひとも守っていただきたいのが「時間」です。蒸しタオルを活用する時にもお話しましたが、タオルもパックもしみこませているのは「水分」……ということは、当然のことながら時間とともに蒸発していきます。
そして、その時には本来肌に含まれている分の水分も一緒に蒸発させていってしまうのです。長く放置するほど、ただ乾燥を助長させただけのずぼらケアになってしまうから気をつけて。3分~5分をめやすに、まだシートがしっとりしているうちに外してください。
そして潤いがたっぷり残っているうちに化粧水で保湿、クリームで美肌成分や潤いを逃さぬよう蓋をすることをお忘れなく。めんどくさがらず、ケチくさがらず、適切な時間でケアを行うことが美肌への近道になります。
ストレスを甘く見るべからず
美肌の大敵と聞かれると、「睡眠不足」「不規則な生活」などなどいろんな答えが返ってきそうですが……大敵の1つはズバリ「ストレス」です。肌はとても敏感でデリケート。
あなたがそれほどダメージを受けていないと思っていても、チリや埃・化学物質といった物質的ダメージから日々の生活における心理的ストレスまで、肌は中からも外からもいろんな刺激にさらされています。
実際に、普段と変わりないと思っていたのに、吹き出物や肌荒れから自分の不調に気づいた、なんて経験があるのでは?肌を綺麗にするためには、こまめなケアに加えて、あなた自身も労わってあげなくてはいけません。
ストレス解消がホルモン分泌を正しく整えて、肌を綺麗にする下地を作っていくのです。普段頑張っているのなら、たまにはゆっくり休んだり、好きなことに没頭したりして、自分自身を解放してあげましょう。気持ちが明るくなれば、自然と美肌ケアにも余裕を持って取り組んでいけるというものです。
いかがでしたでしょうか。どれもお手軽に、あまり費用をかけずに肌を綺麗にすることができますが、いきなり一気にやるのもなかなか大変かもしれませんね。そんな時は、まずどれか1つからゆっくりとやり方を変えてみましょう。
肌の状態には当然個人差があります。実際に行っていく中で、あなた自身に合う「肌を綺麗にする方法」が見つかってくるかもしれません。誰かと同じ方法があなたにもぴったりとは限りませんので、うまく試行錯誤してみてくださいね。
「これだ!」と思える方法に出会えると、心もときめくはずですよ。何より大事なのは「毎日続けること」それから「肌にできるだけ負担をかけないこと」です。疲れ果ててしまった日も、せめてメイクだけは必ず落とすように心がけましょう。
まとめ
お金をかけずに肌を綺麗にするには
・ まずはぐっすり眠ること
・ 蒸しタオルを有効活用するべし
・ 洗顔はとにかく優しく、丁寧に
・ パックは時間厳守を心がける
・ ストレスを甘く見るべからず