「アラサー」は恋愛・結婚・出産・育児など、ライフスタイルに大きな変化が表れる時期ですよね。自分だけではなく、周りも同じように目まぐるしく変わっていく中で、いろんな選択や決断を迫られたり、他人と比べて落ち込んだりしてしまうのも、アラサー世代ならではの悩みです。
特に、友人知人などが「仕事が順調である」「結婚した」「出産した」といった情報が一気に耳に入ってくるようになるため、繊細な人は焦りや不安に駆られてしまうケースが多々あります。
ですが、若さ・未熟さゆえに突っ走ってきた時間を抜け、少し周りを見わたす余裕が出てくるのもこの世代から。人生において「アラサー」は重要な期間でもあるのです。そこで今回は、そんな大事な時期をいかに周りに振り回されずに乗り越えていくかについて、お伝えします。
恋愛や結婚に悩んだら、頭で考えすぎない
アラサー女子が一番気になるのはやっぱり恋愛や結婚!ではないでしょうか。彼氏がいるかいないか、結婚するのかしないのか。さらに子供がいるのかいないのか。これは大きなポイントです。
特に「自分は○○したい(恋人がほしい・結婚したい・子供がほしい)」と思っているのに、現実は「相手がいない・(彼氏がいる人は)相手に結婚願望や子供がほしいという気持ちがない」という場合は、余計に悩みを抱えることになります。
今はSNSなどで周囲の充実ぶりが目に入ることも多くなっているだけに、人知れずうつうつと心の闇を深くしてしまう人も多いようです。アラサー女子最大の悩みともいえる「人の縁」ですが、周りをうらやんだって、あなたの状況は変わりようがありません。
だったら人と比べて自分を卑下するだけ時間のムダです。そんな暇があったら即行動!
・出会いがないなら出会える場所に足を運ぶ
・彼氏の気持ちがわからないなら話し合い、お互いの考えを把握しあう
・子供がほしいと思うなら、その前にちゃんと婦人科を受診し、ブライダルチェック(レディースチェック)を受けておく
うじうじしている余裕(あえて「余裕」と言いましょう)があるなら動け、女子!!悩んで落ち込むのは、やりつくしてからでも遅くありませんよ。
職場の人間関係に悩んだら、自分を客観視する
アラサー世代は、仕事においても重要なターニングポイントです。女性は特に、結婚・妊娠・出産・育児で仕事の仕方が大きく変わりますし、そういったライフイベントがなくても「中堅」に位置するようになり、上司と部下(新人)に挟まれ悩むことも増えてきます。
「言動一致」は人を動かす最低条件。言うからには自分がまずそれに見合う行動をしていなければ意味がありませんから、自身の仕事っぷりを常に客観的に見る癖をつけましょう。自分より上でも下でも「自分以外はみんな先生(反面教師含む)」と思うようにしてみると、視野が広がりますよ。
「知らないことは知らない」と素直に認め、「知る努力を怠らない」ことで、人の見る目は変わってきます。とはいえ他のいろんな問題で「転職」を視野に入れる人もいるかもしれませんね。
年齢が上がれ上がるほど、条件が厳しくなってくるのが転職ですから、ある意味アラサーを迎えた今の時期が、それなりの条件で職場を変える最後のチャンスになるといっても過言ではありません。迷っているなら一度ハローワークなどを覗いてみてください。
別に今すぐ転職の意思がなくても調べることはできますし、職員も相談に乗ってくれます。「あなたの年齢・キャリア・能力がある人間の市場価値」を客観的に知ることで、今の場所に残るべきか、動くべきかの指針が見えてくるはずです。
誰かの幸せに悩んだら、あえて情報から距離を置く
「嬉しいのに複雑な気分になる」「どうして自分ばっかりと落ち込む」……そう、アラサー女子の悩みは「周囲や友達の結婚・出産報告」。自分に恋人がいなかったり、結婚までの道のりが難しかったり、不妊に苦しんだりと、悩みが深ければ深いほど、人の充実っぷりが辛くなります。
そして、素直に喜んであげられない自分をせめてさらに落ち込むという悪循環に陥ることも。悩みを打ち明けようにも、気を使わせてしまうのではないかと躊躇してしまい、孤独感を深めてしまう人も少なくありません。
さてこんな時は、動くのをやめましょう。リアルではさまざまな苦しみ・哀しみ・憎しみが渦巻いているはずでも、不特定多数の目に触れるSNSにそんな面を見せる人はあんまりいません。自分の不幸をべらべらしゃべる人も同様です。
となると、当然世界はハッピーな情報ばかりがあふれることになりますよね。ですが自分が悩みにさいなまれ、視野が狭くなっているとそんな部分にまで考えが行かなくなります。「自分は苦しんでいるのにみんなは幸せそう」と表面しか見えなくなってしまうのです。
あえて「幸せな情報ばかりがあふれる世界」と距離を置きましょう。そもそも、人の幸せを心から喜べるのは自分が充実しているからこそ。自分の心が疲れている時は、人の幸せよりも自分の安らぎを優先してください。自分が回復してから、思いっきり喜んであげればいいのですから。
このようにアラサー世代の悩みはデリケート。次から次へと目まぐるしく環境もライフスタイルも変わり、一息つきたくてもなかなかそうもいかないことが多くなります。自分の人生を考えたり、誰かと比べて落ち込んだり。
ですが、それはけして悪いことではありません。誰もが迎えるターニングポイントに、あなたも差し掛かったというそれだけのこと。今後を見据えて大いに悩んでください。ですが苦しんではいけませんよ。「あなたはどうしたいか」を第一に、考えるようにしてみて下さいね。
この世界に生きる以上、切っても切れない人間関係だからこそ悩みもつきませんが、「やれるだけのことはやる」「それでも無理ならあきらめる」これだけでたいていのことは乗り切れます。酸いも甘いも経験し、魅力が増すアラサー世代を、華麗に活かしていきましょう。
まとめ
アラサーならではの悩みを乗り切るには
・ 恋愛や結婚に悩んだら、頭で考えすぎない
・ 職場の人間関係に悩んだら、自分を客観視する
・ 誰かの幸せに悩んだら、あえて情報から距離を置く