中高年の転職者が歓迎されやすい5つの職業とは?

中高年の転職者が歓迎されやすい5つの職業とは?
中高年とは世間一般的にいくつぐらいの年齢層の方だと認識されているかご存知でしょうか。中高年齢層というと非常に曖昧ですが、だいたい40代から50代の年齢の方を指すとされています。

中高年になってから転職したいと考えている方は多数いらっしゃるようですが、実際に行動に移す方の割合はというとさほど多くはありません。安定して収入を得られていた職を手放して一から就職先を探すより、満足とはいかなくともそのまま現状維持できた方が良いと考えている方が多いからです。

・子どもが成人して養育費がかからなくなった。
・肉体労働に一日を費やすのがつらくなった。
・左遷されて壁際族になってしまった。

上記はほんの一例ですが、中高年の誰であっても探せば転職の動機は存在します。そこで一歩を踏み出すか踏み出さないかで人生が大きく変わってくることは想像に難くないですよね。たしかに中高年になっての転職は勇気が必要です。若いときには出来たことが年齢を重ねたせいで出来なくなったこともあるでしょう。

しかし若いときには出来なかったことが、中高年になるまでの様々な経験で出来るようになることもあるのです。つまりそんな中高年の方々の能力が求められる転職先も探せば多数あるということですね。

そこで今回は中高年の転職者が歓迎されやすい職業をお伝えします。中高年の転職について悩んでいる方は参考にしてください。

 

中高年の転職者が
歓迎されやすい5つの職業とは?

 

地元とのつながりを生かした地域おこしの構成員

まず最初にご紹介するのが地域おこしの構成員です。これは中高年、特に長年地域を支えてきた方には最適の職業です。若い方がいきなり「町おこそうぜ!」なんて口にしても、なかなか賛同は得られません。

都市部の人は冷たく農村部の方はアットホームだなんて言いますが、実際の田舎の住民はよそ者に厳しいものです。その反面、身内になるととことん味方になってくれたりもします。もしもあなたが長年地域に密着した職種で仕事を行ってきたのであれば、それこそが大きな強みになるのです。

しかも農村部では働き盛りの概念が都会と違います。あなたの地域の平均年齢を調べてみてください。中高年となると、働き盛りの20代30代に後れをとってしまうと思われがちですが、一部の地域では40代50代はまだまだ働き盛りです。

特に農村部では70代80代でまだまだ現役という方ばかり。そんな中で一番懸念されているのは若い人材の都心部への流出です。なんとかして若い人材を繋ぎ止めるため、地域おこしの活動を積極的にしたいと考えているはずです。

 

経験者は指導員、未経験者は構成員になれる農業

専業農家、兼業農家という言葉をご存知でしょうか。農家の方は当然耳にしたことがある単語ですね。専業農家とは専業主婦と一緒です。

その名の通り農業を専業としていおり、副業などはしていない家庭の方がこれにあたります。兼業農家は、会社員や団体職員をしながら農業もしている家庭のことですね。農協職員の方は特に兼業農家の方が多いです。

年々日本の農家の数は減ってきています。大規模災害の影響もありますし、農家の方が高齢となり農業ができなくなったが、跡継ぎがいないので田畑を引き継ぐ方がいないというのが理由です。

そんな後継者のいない田畑を国や市町村が支援する動きがあります。農業経験者は指導員として、未経験者でも情熱があれば年齢は問わないというところも多いので、興味がある方はお住まいの地域近くで募集が無いか探してみるのもいいかもしれません。

 

工場などの単純作業メインの職場

続いては、特段の能力を求められない職場についてのご紹介です。

単純作業が得意な方は生産ラインでの仕事を探すと意外と色々な種類の職業があります。資格などが必要とされることも少ないですし、逆に資格があると優遇してくれる場所もあります。若い方の離職率が高いので中高年の転職者が歓迎されやすいのも魅力です。

また、工場だけでなくコンビニエンスストアやスーパー、ドラッグストアなどは年中パート・アルバイトを募集しているイメージがありませんか?

子どもが独立して以前ほど収入は必要ないという方や、ある程度休みや勤務時間帯に融通が利く方がいいという方はコンビニ等も視野に入れると、中高年でも転職先の幅がぐっと広がるのではないでしょうか。

 

ネット上でのカウンセラー等

インターネットを使って収入を得る方法もあります。向き不向きはありますが、現在の職業を辞めなくともお試しで始めることができるのでおすすめです。

仕事を含め、日々の生活で一番ストレスが溜まるのは人間関係が良好でないときだと言われています。周りの人間には言えないが、悩みを抱えているから聞いてほしい。人生経験が豊富な方からのアドバイスが欲しいという方はたくさんいらっしゃいます。

その相談相手をネット上で探すという方もここ10数年で激増していますので、ネット上のカウンセリングルームも多数存在するのです。

カウンセラーと一口に言ってもその形態は様々です。悩み相談ブログなどをしながらアフィリエイトで稼いだりカウンセラーを募集しているサイトを探してそこに所属するのも有効です。

カウンセラー以外にも、文章を書くのが得意だという方はブログなどでアクセス数を稼いで収入を得るという手もあります。色々な方法を模索してみるのも楽しいのではないでしょうか。

 

実力を試すなら独立して起業

やっぱり一度は夢を追いかけてみたい! そんな大きな夢を抱いているのであれば起業するという方法があります。

中高年になった今、また転職して誰かの部下になってあくせく働くのはちょっと……。転職するならいっそ社長になりたい。

いくつになっても夢を追いかけたいというのは大いに結構なことではないでしょうか。子どもが小さいときはやはり、家族を第一に考えてそうそう気軽に転職も出来なかったことでしょう。中高年になった今こそ、自分のやりたいことがあるならばそれに挑戦してみてください。

独身で失うものは何もないというのであれば思いっきり大胆に起業してみるのも良いでしょう。失敗する可能性もあります。ですが成功する可能性もゼロではありません。

月並みな言葉ではありますが、挑戦しなければ成功する可能性はゼロです。たった一度の人生で挑戦しなかったことに後悔したくないなら、やってみるべきです。

ただし、一緒に暮らす家族がいらっしゃる場合はまずは家族に相談しましょう。独断で仕事をやめて起業して失敗した場合、一家で路頭に迷う可能性も捨てきれません。そこまで考慮したうえでご家族も応援してくれるのであれば思う存分挑戦しましょう。

家族を説得できないのであれば独立は諦めた方がいいかもしれません。長年連れ添った家族を説得できない場合、あなたにその能力がないと思われているということに他なりませんからね。

 

以上、中高年の転職者が歓迎されやすい職業についてお伝えしました。参考にできそうな職業は紹介されていましたでしょうか。

20代30代の新しい独創的な発想力や、若々しい労働力ばかりが重視されるわけではなく、中高年の方にしか求めることのできない能力はたくさんあります。中高年であることを悲観的に捉えるのではなく、年齢を重ねたからこその知識や経験を自信に繋げていただければ幸いです。

世の中には様々な職種があります。そしてそのほとんどが、若い方も中高年の方も机を並べて働いている職場であることでしょう。

世代の違いから距離をとるのではなく、互いの意見を尊重しあいながらよりよい環境づくりをしていくことが重要なのではないかと思っていただければ幸いです。

まとめ

中高年の転職者が歓迎されやすい職業

・地元とのつながりを生かした地域おこしの構成員
・経験者は指導員、未経験者は構成員になれる農業
・工場などの単純作業メインの職場
・ネット上でのカウンセラー等
・実力を試すなら独立して起業


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