お互いに大好きで一緒にいたいから始めた同棲なのに、別れという悲しい結末を迎えることになってしまったというのは良くある話です。あんなに仲が良かったのに、同棲を始めてしばらくしたら別れてしまったという話を聞き、心底驚いた経験があるという人もいるのではないでしょうか。
同棲をしてしまうと結婚が遠のくという話も良く聞きます。もちろん、同棲をした末に結婚するカップルも数多く存在します。同棲をして別れてしまう男女と、結婚まで至る男女、一体何が違うのでしょう。それがわからなければ、恋人と同棲の話がでても、別れることを聞くと首を縦に振るのが恐くなってしまいますよね。
そこで、今回はなかなか本人からは聞けない、同棲で別れることになった男女に多い本当の理由について、お伝えします。
同棲で別れることになった
男女に多い7つの理由
一人の時間がなくなり、同棲相手にストレスを感じるようになって別れる
大好きな恋人とはいつも一緒にいたい。だから始めた同棲。それなのに、家に帰れば恋人がいて、いつでも一緒にいられる状態になると、今度は「一人の時間が欲しい」と思うものです。
その気持ちを尊重し合えれば良いのですが、この「一人の時間」のバランスが同棲相手と上手く合わないと、相手が酷く寂しい気持ちになり、それを埋め合わせるために自分を殺して合わせるよう努力するようになります。
一人の時間が必要な人にとって、これは非常に強いストレス。次第に同棲相手への気持ちが冷め、離れたいと強く思うようになり、そして同棲したことによって別れに繋がってしまうのです。
同棲した二人の家事分担で不公平感が出て別れる
同棲は結婚と同じ共同生活ではありますが、その先に明確な未来がないというのが決定的な違いです。
同棲開始直後は、恋人が大好きだから、とにかく何でもしてあげたくて、家事を率先してやろうと頑張るのですが、どちらも働いていて、当然子供もおらず育児という負担もない中、家事をする役目が偏った状態が続くと、それは次第に不満につながっていきます。
「私だけがなぜここまでしなければならないの?」そう思ったら相手にしっかり伝えて、お互いを思いやり、家事の分担が上手にできれば問題ありません。しかし、最初に話し合いを放棄して「やりたい」という気持ちだけを優先させている男女の同棲の場合は、この不満が別れの原因になってしまいます。
同棲の生活費の割り振りが上手くいかなくなって別れる
同棲は生活。共有するものがたくさんあります。そしてそこには必ずお金が発生します。この金銭的な問題をどうするのか、同棲を始める前に明確にする必要があるのです。
しかし、同棲を早く始めたいがために、その辺りの話し合いを曖昧にしたまま生活が始まってしまうと、それが別れへの第一歩になってしまう可能性も。なんとなく遠慮して、相手にお金の話を言い出せないまま、うやむやになってしまったり、逆にいつも相手の分の金額を伝えて催促するのが自分ばかりになったりしてしまうかもしれません。
金銭トラブルは、人間関係を破たんさせる大きな理由。それは同棲でも同じで、お金のことについて、しっかり話し合わないと、それが別れに直結してしまいます。
同棲でずっと一緒にいることで緊張感がなくなり相手に幻滅して別れる
同棲が始まると、どうしても生活感がにじみ出るようになってしまいます。同棲は生活なので、これは避けようのないことです。
それでも、お互いに最低限のところは見せないという気遣いができれば問題ありません。例えば女性ならムダ毛の処理や化粧を落としている姿、男性ならば風呂上りのパンツ一丁姿など。100%見せないことは不可能でも、「なるべく見せないようにしよう」という気遣いと適度な緊張感が大切なのです。
それをせず、生活感丸出しになると、次第に相手への異性としての関心が薄れていきます。そして、全くときめかなくなります。ときめかないということは、相手を既に好きではなくなっているということ。愛のない相手の生活感など目障りでしかなくなってしまい、そして同棲しても別れてしまうのです。
同棲してからデートをする機会が激減し、新鮮味がゼロになって別れる
同棲を始めて何が幸せかって、やはり一緒の家に帰れること、常に相手の顔を見ることができ、そして触れることができることですよね。
特に始めの方は、時間を気にすることなく家で二人きりで過ごせることが楽しくて仕方がないでしょう。家で過ごせば出費も少なくなります。
だからと言って、休日家で過ごすことが当たり前になり、改めてデートをしなくなると、新鮮味がゼロになってしまうのです。時にはお互いお洒落して外に出ることが、恋愛のモチベーションを維持する秘訣なのに、それをしなくなってしまった男女は、そのまま生活の最終形である結婚に至らない場合、せっかく同棲しても別れてしまうことになります。
同棲をしたことで、致命的な価値観の違いがわかってしまって別れる
お互いに大好きで、この人ならば大丈夫と始めた同棲。しかし生活とはなかなかに手強いもの。一緒に暮らしているからこそ、相手との価値観の違いに気付いてしまうことが多々あります。
価値観の違いも、許せる範囲であれば良いのですが、そうではない致命的な価値観の違いに気付いてしまった場合、同棲した二人は別れることになるでしょう。
しかし、これは結末がたとえ別れであっても、同棲して良かったと言えるでしょう。結婚した後では離婚になっていたかもしれません。同棲解消と違い、離婚は自分たちの問題だけではなく両親まで巻き込むことになり、また手続きも極めて複雑で困難になります。そうなる前に同棲しても別れることができたのは、不幸中の幸いです。
結婚に対する考え方の違いから決定的なすれ違いが起こって別れる
同棲したいほどの相手とは、当然結婚を考えるもの。そう思って同棲を始めたのに、相手はまだまだ結婚する気はないというのは良くあること。むしろ、結婚が面倒だから同棲に持ち込もうとする人も存在します。
お互いに結婚を意識していない場合は問題ないのですが、そうではない場合、大抵が結婚したいと思っている側が我慢を強いられるようになります。その我慢はいつか爆発し、そして同棲したのに別れてしまうのです。
同棲を始めたのに別れてしまう男女には共通点があることにお気付きでしょうか。同棲後に別れてしまう理由は様々ですが、どんな理由にも「二人で真剣に話し合う」ということができなかったという要素が大きく含まれています。
同棲は生活なのです。二人で一緒に生活するからには、様々な決め事や協力、時には妥協や我慢もしなければなりません。それでも上手くいくためには、思っていることを相手に伝える努力を惜しまず、また相手の発言に耳を傾ける姿勢が大切なのです。
もしも、あなたが結婚したい相手から同棲の話を持ちかけられたら、勇気を出して、なぜ結婚ではなく同棲なのか、どういうつもりでその道を選ぼうと思ったのかを聞くべきです。そして自分が恋人に抱いている気持ちを伝えましょう。それをしっかり受け止めてくれた相手とならば、同棲生活もきっと楽しく続きます。
まとめ
同棲で別れることになった理由は
・一人の時間がなくなり、同棲相手にストレスを感じるようになる
・家事の分担で不公平感が出て険悪になる
・生活費の割り振りが上手くいかなくなる
・ずっと一緒にいることで緊張感がなくなり相手に幻滅する
・家にばかりいてデートをする機会が激減し、新鮮味がゼロになる
・同棲をしたことで、致命的な価値観の違いがわかってしまった
・結婚に対する考え方の違いから決定的なすれ違いが起こる