人見知りにとって、他人と会って会話を交わさなければならない毎日は苦痛に満ちています。特に、新しい人間関係を構築しなければならない入学式や入社式。
「友達ができるだろうか」「自己紹介タイムをうまく乗り切ることができるだろうか」「人の輪に入れなくてぼっちになったらどうしよう」と入学式や入社式の何日も前から戦々恐々としていることでしょう。
こんなに苦しく不安な人見知り、いっそこの性格を治してしまいたいと思っている方も多いのでは?ここでは、人見知りを治す為に、準備しておきたい5つの生活習慣をお伝えします。
人見知りは生まれつきの性格だから治すのは無理と諦めている方、諦めるのはまだ早いですよ。これから紹介する方法をぜひ試してみてください。
人見知りを治す為に、
準備しておきたい5つの生活環境とは
自分の居場所を作りましょう。
人見知りの方にとって、一歩外の世界に出ればそこは試練の場、常に緊張MAX、誰かに話しかけられやしないかとビクビクしなければいけません。
とはいえ、毎日外に出なければならず、誰かとコミュニケーションをとらなければ日常生活は送れないもの。人見知りさんが、そんな世間の荒波を耐えるために必要なものは、ほっと肩の力を抜ける場所、つまり自分の居場所・自分の巣です。
これから新しい会社や学校に入っていかなければならない人見知りさん、入社式・入学式までに自分の居場所を見つけておきましょう。
実家に住んでいる方は実家がそのまま帰る場所になりますよね。これから新しい町で、一人で生活しなければいけない人見知りさんは入学式・入社式までに新しい町や新しい住まいに慣れておきましょう。
お気に入りのカフェや公園を見つけるもよし、アパートの部屋を趣味のもので充実させるもよし、とにかく一日の緊張や疲れを取り除きほっとできる居場所を作ってください。そうすることで新しい人間関係の中に入っていくストレスを軽減しながら、人見知りを治すことができますよ。
すれ違う人に挨拶をしましょう。
コミュニケーションのスタート、それは挨拶です。挨拶は「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」と交わす言葉や相手とのやりとりがある程度、決まっていますよね。
型どおりに行えばよいので、人見知りさんでも慣れてしまえば、見知らぬ人にでも気構えることなく挨拶ができるようになりますよ。
人見知りを治す為には最初の一歩が肝心、明日家から出て最初に出会う人に挨拶をしてみてください。毎日続けることで、顔見知りも増え、挨拶をするされるのが当たり前の生活環境になりますよ。
趣味や特技を身につけ、会話の糸口にしましょう。
人間、自分の好きなものについてなら、すらすらと言葉が出てくるものです。初対面の人や親しくない人との会話が苦手、話題が見つけられないという人見知りさん。
趣味や特技を身につけ、「このことについてならいくらでも話すことができる」という自信をつけましょう。もちろん、会う人会う人、誰それ構わず、自分の好きなことをまくしたてるというわけではありません。
人見知りさんが恐れているのは会話が途切れてしまうことですよね。相手の話の聞き役に徹しようとしていた矢先、突然話し役を振られてしまったとき、言葉に詰まり相手を退屈させてしまう自分にうんざりしているのではありませんか。
自分の中で鉄板のネタを持っておけば、いつ話し役に振られても大丈夫、なので他人との会話も苦痛ではなくなり、人見知りを治すことができますよ。
自分に劣等感を抱かないように、身なりを整えましょう。
「人間、顔じゃない。中身が全て」とはいうものの、やはり、容姿身なりも大切です。これは、他人の身なりに対してどう思うかよりも、「自分の身なりが相手と比べて劣っている」と感じることにより、相手に対して気おくれを感じてしまうことの方が問題です。
はっきりいって、誰も自分以外の身なりなんて全く気にしていません。あなたの身なりを最も気にしているのはあなた自身、あなたが「髪がぼさぼさ、メイクが決まらない、服がださい」と自分を評価することで、「相手も自分をそう見ているに違いない」と考え、「自分は相手よりも劣っている」と感じてしまうのです。
こうなると、人見知りさんはもう健全なコミュニケーションなんて無理!最初の挨拶の段階から、対等な相手に対して下手に出てしまいます。
それにより、「どうしてこんなに卑屈なのだろう」と自己嫌悪に陥り、負のスパイラルに嵌ります。このようなことにならないように、自分の身なりをきちんと整えるようにしましょう。
特に、入学式や入社式は完全防備が大切!美容院に行き、スーツや制服もおろしたての新品で、メイクだけでなく爪先まできれいに整えておくと、自分の容姿身なりに自信を持つことができ、初対面の相手に対して卑屈な態度に出ることがなくなりますよ。身なりをきれいにすることが人見知りを治す為にはとても大切です。
一人で楽しめる自分になりましょう。
人見知りの方は、他人の評価を気にしすぎるきらいがあります。他人の評価を気にするあまり、自分の立居振舞の一つ一つに自信がなくなってしまうのですね。
他人の評価を気にしてしまうのは、「嫌われたくない、見捨てられたくない」という気持ちが強すぎるからです。人見知りを治す為には、まずは「嫌われたくない、見捨てられたくない」という気持ちを捨てましょう。
この気持ちがなくなれば、他人の評価を気にする必要もなくなり、「嫌うなら嫌えばいいさ」という姿勢で他人と向き合うことができます。
これなら、人見知りにもなりませんよね。「嫌うなら嫌えばいいさ」の心境になるためには、「一人ぼっちになっても大丈夫な自分」にならなければなりません。
一人で楽しめる趣味を見つけましょう。休日、友達と一緒じゃなきゃイベントや買い物に行けないなんて甘えたことは言ってはいけません。
イベントでもフェスでも、旅行でも、どこでも一人で行けるようになれば、一人ぼっちなんて怖くない!「人見知りよ、さようなら」と、人見知りを治すことができます。
いかがでしたか。
以上が、人見知りを治す為に、準備しておきたい5つの生活環境でした。人見知りとは「人に嫌われたくない」病気です。
なので、人見知りを治す為には、まずは自分の生活環境や性格を改めなければいけません。自分一人で完結する居場所を作るのです。
毎日、学校や会社から帰る場所はもちろん、趣味や興味、遊び、休日の過ごし方、誰かがいなくても一人で楽しめる環境を作ることで、「人に嫌われても大丈夫」という心境になります。
こうなれば、もう人見知りを克服したも同然、飾らない素の自分で相手と向き合うことができますよ。また、人見知りの方の中には自分の声の大きさやたどたどしい話し方にコンプレックスを覚えている方も多いですよね。
毎朝、学校や会社に行く前に、発声練習をしてみましょう。朝から声を出しておくことで、挨拶の声もスムーズに出るようになり、人見知りを治すことができますよ。
まとめ
人見知りを治すには
・ 自分の居場所を作りましょう。
・ すれ違う人に挨拶をしましょう。
・ 趣味や特技を身につけ、会話の糸口にしましょう。
・ 自分に劣等感を抱かないように、身なりを整えましょう。
・ 一人で楽しめる自分になりましょう。