就職面接質問の基本パターンを知り、的確に練習するポイント


就職面接質問は会社や面接官によって違うものの、やっぱりどの会社やどの面接官でも訊かれる基本的な質問はありますよね。

奇問珍問や変化球の質問にすんなり答えることができなくてもあなたに対する面接官の評価が著しく下がることはありませんし、そのような質問は他の就活生もあなたと同様、うまく答えることはできません。

しかし、他の就活生が100点満点の答えができる質問に答えることができなかったときには、面接官のあなたに対する評価は大きく下がります。就職面接では、基本的な質問にいかに上手く答えることができるかが合否のわかれ道なのです。

反対にいえば、就職面接質問の基本パターンを知り、的確に答える練習をしておくことで面接を乗りきることができるということ!ということで、今回は就職面接質問の基本パターンを知り的確に練習するポイントをお伝えします。

自己紹介では時間を守り、必要なことを端的に答えること

就職面接質問で必ず出くわすのが「自己紹介をしてください」の質問です。面接の最初に訊かれることが多い質問ですし、「○分以内で」というように制限時間を設けられることが多い質問なので、面接の練習では必要なことを端的に答えられるように練習しましょう。

面接によって自己紹介の時間は違うので、短い自己紹介・長い自己紹介というように、2、3パターン用意しておくのがおすすめです。

また、大学名や専攻名は正式名称で答える必要があります。略称名に慣れている方は、とっさには正式名称を思い出せないので、練習の段階から正式名称で答えるようにしてくださいね。

 

長所は「どのように仕事に活かすのか」の観点から答えること

自己PRや長所も就職面接質問でよく訊かれる質問ですよね。自己PRや長所は、ただ自分のいいところを答えるのではだめ!仕事に活かすことができる長所やその長所をどうやって仕事に活かすのかを答えてくださいね。

就職面接で長所を訊かれたときに「ペン回しが得意です」なんて答えてはだめですよ。面接官の頭に、ペンを回しながら仕事をさぼる図をイメージさせるだけでちっともあなたのいいところをアピールできません。

たとえば、「初対面の人と話すのが得意です」と自分の長所を述べたうえで、「この長所を営業の仕事で活かしたい」など、自分の長所が会社の役に立つ理由を面接官にアピールできるよう質問の答えを用意しておくのがおすすめです。

 

短所は最終的に長所にかえてアピールすること

就職面接質問で答えにくい質問といえば、「あなたの短所は?」ですよね。自社の商品を売るときに商品の弱点を説明する営業マンがいないように、就職面接で自分の短所を正直に答える就活生はいません。

短所の質問がきたときには、短所を答えるふりをして最終的に自分の長所をアピールすることが大切です。

たとえば、「私の短所は○○ですが、~の経験をすることで○○を克服することができました/○○を長所にかえることができました」というように答えるのです。

このように答えることで、自分の弱点を面接官に知られずに済みますし、「苦手なことを克服できる就活生」ということも面接官にアピールすることができます。

 

「学生時代に打ち込んだことは?」には「勉強/研究」と答えること

就職面接質問では「学生時代に打ち込んだこと」を訊かれることも多いです。この質問への王道の答えは「バイトリーダー」や「サークルや部活の部長」あるいは「ボランティア」などですが、このような答えはありきたり過ぎますし、面接官の心にはあまり響きません。

「バイト」や「サークル」の答えは、自己PRのつもりがかえって、「勉強そっちのけで遊んでばかり」という印象を面接官に与えることがあります。

たとえばグループ面接であれば、前の2人や3人が続けざまに「バイト」と答えた後であなたも「バイト」と答えるよりは、「勉強/研究」と答えるのがおすすめ!

そう答えた後で自分の専門をアピールすることで、自分が学んできたことが会社の役に立つことを面接官にアピールすることができますよ。自分の専門については、いつでも端的に答えることができるように準備しておきましょう。

 

「最後に質問はありませんか」のための質問を用意しておくこと

就職面接では、面接の最後に面接官から「何か質問はありませんか」と訊かれることが多いです。このとき「特になし」と答えたのでは、面接官に「この会社に就職したい」という熱意を伝えることはできません。

就職面接の練習をするときには面接官からの「質問はありませんか」の質問のための質問をいくつか用意しておきましょう。仕事の内容ややりがいを尋ねてもよいですし、万が一採用された場合の入社するまでにするべき準備や心構えを質問してもよいですね。

 

さて、就職面接質問には奇問珍問も多いですが、どの会社・どの面接官でも訊かれる就職面接質問の基本パターンもあります。そして、就職面接で合格するためにはこの基本パターンの質問にいかに上手く答えるかがポイント!

面接前に答えを用意したり練習しておくことが大切です。自己紹介では制限時間が設けられることがあります。制限時間に応じて端的に答えることができるように、数パターンの自己紹介を用意しておきましょう。

長所や短所、あるいは学生時代に打ち込んだことに関する就職面接質問では、「どのように仕事に活かすのか」という観点から答えることが大切です。

また、「最後に質問はありませんか」のための質問も用意しておいてくださいね。「質問はありませんか」の質問に「特になし」と答えて面接官に熱意を疑われないようにしましょう。


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