肩甲骨が痛い時に、疑うべき病とその治療法

肩甲骨が痛い時に、疑うべき病とその治療法
肩甲骨が痛い!と感じる方は多いですよね。肩甲骨の痛みは疲労から来ることがいちばん多いので、まず自分自身が長時間働き過ぎていないか強い負荷のかかる運動を行っていないかなど考えてみてください。もし思い当たる事があるのなら改善させる必要があります。

日常生活で姿勢が悪いと自覚している人は、姿勢の改善も大切です。悪い姿勢で長時間過ごす習慣は肩こりもひどくなってしまいます。そこで今日はこの肩甲骨が痛い時に疑われる病気とその治療法についてお伝えします。



 

肩甲骨が痛い時に
疑うべき病とその治療法

 

右肩甲骨の痛みでわかる神経の病気


肩甲骨、特に右側の肩甲骨の痛みは、体の疲れからくる事が多いです。右肩甲骨をどこかにぶつけて痛みを感じる場合もありますがこの痛みはすぐに消えます。痛み止めや湿布で治るのであれば心配ありません。

怖いのは右肩甲骨に隠された病気で、神経の病気も考えられます。脳に近い部位の首や肩は、神経系の病気の症状やサインが表れやすいところです。痛みや湿布を貼ってしばらくしても治らないようなら病院で診てもらうことをおすすめします。

 

右肩甲骨の痛みでわかる胆嚢・肝臓の病気


右肩甲骨の痛みの中でも注意すべきなのは、胆嚢・肝臓の病気です。まず胆嚢とは肝臓の下にある胆汁を作る臓器のことで胆汁は体内に入ってきた脂肪分の消化を助ける働きがあり、この部位に発病するのが胆石症です。

コレステロールは胆汁内に普段は溶けているものですが、必要よりも量が多いと溶け込むことが出来なくなってしまいます。胆石症とはコレステロールが分解されずそのまま固まってしまうことで起こります。

右の肩甲骨に痛みがある人は胆石症になっている可能性があります。

 

左肩甲骨の痛みからわかる心の病気


左の肩甲骨が痛む原因は大きく分けて二つあります。一つめの原因は体の姿勢で左側を向いて寝ていた場合、肩甲骨が体を支えて痛くなる時があります。さらに歩く時や立っている時に体の重心が左に掛かり傾いている人もいます。

自分では真っ直ぐ立っているつもりでも体が傾いてしまっているのです。そして二つめが心が原因です。過度なストレスがたまってしまうと、体のあらゆる部位に痛みが走ります。ストレスがたまったなと思ったら発散できるようなことをやりましょう。

 

左肩甲骨の痛みから分かる心臓や胃の病気


左の肩甲骨の痛みは心臓や胃に異常があることが心配されます。心臓であれば心筋梗塞、胃であれば胃潰瘍や胃癌といった病気が考えられます。心筋梗塞とは心臓に血液を送る冠状動脈が詰まってしまうことで心機能が停止してしまう病気です。

胃潰瘍は胃に穴が空く病気、そして胃癌、どちらも極度のストレスが原因として関わっていることが多いのでここでもストレスを少なくする工夫が必要となります。

 

肩甲骨全体の痛みの病気の可能性


肩甲骨全体の痛みの原因は、大きく分けて三つ考えられます。一つ目は、姿勢の悪さからくる痛みです。普段から猫背になっていると肩甲骨全体が痛くなってしまいます。

座って寝てしまった場合にも肩こりと同時に肩甲骨が痛くなる事があります。肩甲骨は背中にあって自分からは見えないけれど、実は体の負担がよく出る場所なのです。なるべく姿勢に気を付けましょう。

二つ目は内臓の異常、そして三つめが他の部位が原因という場合。本当は他の所が悪いのにその影響で肩甲骨も痛むことがあります。例えば腰だったり足だったり手だったりします。

 

治療法について


肩甲骨の痛みから病気が疑われるときはまず整形外科専門医の診断が必要になります。

肩甲上神経麻痺を疑われる場合はMRI検査や筋電図による筋や神経障害の有無を判定します。肩甲上神経麻痺の治療は肩甲切痕部へのブロック療法と筋萎縮を防ぐEMSという電気治療が主になります。

胆嚢症の治療法は3つあり、1つ目が溶けるタイプの胆石を薬で治療する方法です。 この方法ならば胆のうは残すことができますが、治療に長期間かかり胆石の再発のおそれもあるのが欠点です。

2つめは衝撃波と呼ばれるもので胆石を細かく砕いてしまう方法です。この治療法は症状の条件が限定されていますが治療時間も短く、小さい胆石なら一度で消失することもあります。 しかし、再発や胆のう炎・すい臓炎をひきおこすこともあります。

最後は手術です。胆のうを取り除く手術で内視鏡を使った腹腔鏡手術と開腹手術とに分けられます。

胃潰瘍の治療方法は、最初に内科的治療として、薬による治療があります。この方法は胃の酸の分泌を抑える薬や胃の粘膜を保護する薬、胃の活動を活発にする薬などを服用する方法です。 その他の内科的治療としては内視鏡による治療です。

腹腔鏡手術は腹部に開けた穴から腹腔鏡と手術器具を入れて胃の内部を見ながら手術を行います。しかし、これらの治療法はあくまで一時的な対処治療でしかありません。

根本的に治療するには胃潰瘍を誘発するピロリ菌を取り除くことが重要となります。慢性胃潰瘍を治療するには根本的治療をしなければなりません。

ピロリ菌を取り除くには2~3種類の抗生物質を1~2週間毎日服用しますが、この治療法のデメリットは健康保険が適用されていないことです。いずれにしても専門医の診断に従ってください。

 

自宅でできるストレッチ


ゆったりとした気分でストレッチをやってみましょう。ラジオ体操もおススメです。首を回したり、頭を左右に傾けてしばらく静止するのもいいでしょう。

 

このように肩甲骨が痛い時には予期せぬ病気が隠れている場合があります。凝りからくる痛みに関しては7の自分できる肩甲骨ストレッチを試してみて下さい。

長期的に肩甲骨が痛い時には病気の可能性がありますのですぐに受診するようにしましょう。病気に関しては精密な検査が必要になります。凝りからくる肩甲骨の痛みの場合は整骨院や整体院でよくなることもありますので一度足を運んでも良いですね。

 

今日のまとめ

肩甲骨が痛い時に疑うべき病とその治療法

・右肩甲骨の痛みでわかる神経の病気
・右肩甲骨の痛みでわかる胆嚢・肝臓の病気
・左肩甲骨の痛みからわかる心の病気
・左肩甲骨の痛みから分かる心臓や胃の病気
・肩甲骨全体の痛みの病気の可能性
・治療については専門家に
・自宅でできるストレッチを行おう

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