宴会続きの人は要チェック!肝臓に良い食べ物ベスト10

日常生活の中では、さまざまな場面でお酒を飲む機会がありますよね。しかし、会社関係や仲の良いお友達との歓迎会や送別会、忘年会などの宴会が続いてしまうと、ついついお酒を飲みすぎてしまうこともあるかと存じます。

身体の中に入ったアルコールを分解する働きをもつのが、みなさんもよくご存じの「肝臓」です。肝臓は、私たちの身体の右上に位置しており、肋骨に守られている大切な臓器です。その多岐にわたるその機能から、「人体の科学工場」と例えられることもしばしばです。

主な働きとして、身体の中に入った有害物質を取り除く「解毒作用」、身体に摂取された栄養素を作り替え私達の身体で使用できる状態にする「代謝作用」、脂肪の消化や吸収に必要な胆汁を作る「胆汁の作成」があります。

その中でもアルコールを摂取したときに働く機能が、「解毒作用」です。摂取されたアルコールは、肝臓へと運ばれ分解されますが、そのときに「アセトアルデヒド」という有害物質が発生します。通常、このアセトアルデヒドは、水と炭酸ガスになり身体の外へ排出されます。しかし大量に飲酒をした場合、このアセトアルデヒドは分解されず肝臓にそのまま蓄積し、肝臓病を引き起こしてしまうといわれているのです。

そうはいっても、仕事の上のお付き合いなど参加しなければいけない宴会もありますよね。そこで効果的なのが、「肝臓に良い食べ物を食べる」ということです。私達が日頃口にしている食べ物の中には、肝臓を助ける働きをする成分が含まれている物がたくさんあります。

本記事では、「肝臓に良い食べ物ベスト10」をご紹介しますので、最近宴会が続いている…という方は、ぜひ参考にしてください。

 

宴会続きの人は要チェック!
肝臓に良い食べ物ベスト10

 

しじみ

しじみは、肝臓の働きを助けることで有名です。主要な栄養素として、「タウリン」と呼ばれるアミノ酸の一種が大量に含まれています。このタウリンという物質は、胆汁の分泌を活発にし肝臓の機能を向上させる働きがあります。

また、良質なタンパク質も含まれているため、アルコール続きで弱った肝臓を早く回復させてくれるでしょう。ほかにも、ビタミンB2やB12の働きにより、肝臓に脂肪分が溜まらないよう予防する役目もしてくれるのです。

 

あさり

あさりにも「タウリン」がたくさん含まれています。アルコールを摂取しすぎるとコレステロールが増えますが、タウリンは、これらのコレステロールを分解する働きがあります。あさりは、旬の時期になるとそのタウリンの量は増加するといわれています。

日本でも地域によって異なりますが、あさりの旬の時期は、春と秋の産卵時期です。1年に2回産卵時期があり、2月から4月と9月から10月が
最も豊富にタウンリンが含まれているといって良いでしょう。その時期のあさりを摂取するとより効果的です。

 

カキ

海のミルクと呼ばれているカキにも「タウリン」が多く含まれていることで有名です。アルコールを摂取すると、細胞の働きにより「過酸化脂質」という身体にとって有害な物質が発生する場合があります。タウリンは、この過酸化脂質の増加を防ぐ働きもあるので飲酒後の強い味方です。

ほかにも、動脈硬化や糖尿病を予防する働きがあるともいわれているので、生活習慣病にかからないためにも適度に摂取することをおススメします。

 

大豆

大豆には、肝臓の再生に必要といわれているタンパク質が大量に含まれています。もちろん、肉類からでもタンパク質を摂取することはできますが
肉類は脂質が高いため、摂取しすぎると脂質の摂りすぎとなり生活習慣病を引き起こす可能性もあります。大豆に含まれている植物性タンパク質もバランス良く摂取することが大切といえるでしょう。納豆や豆腐など、加工した大豆食品も同じ効果があるためおススメです。

 

ウコン

ウコンは飲み会の前に飲むと効果的!とさまざまなドリンクが発売されていますね。ウコンには「クルクミン」という成分が含まれており、この成分はアルコールを分解する働きが非常に強いといわれています。クルクミンはポリフェノールの一種で、実はウコンにしか存在しないといわれています。肝臓の炎症を抑え、アルコール依存症を回避する働きがあることも有名です。

ちなみに、お料理をする方ならご存知の「ターメリック」という調味料は、ウコンの一種なんですよ。

 

ゴマ

最近、二日酔いなどに効果的と注目されているのがゴマに含まれている「セサミン」です。アルコールを分解するため、重要な働きをしているのが酵素です。セサミンは酵素を活性化し、血液中のアルコールの分解を助けます。また摂取したアルコールが変化した「アセトアルデヒド」という有害物質の分解を促進する働きもあるんです。

二日酔いを防ぐ方法として、ゴマを摂取しても良いですね。

 

ピーナッツ

ピーナッツには、「ナイアシン」という成分が含まれています。ナイアシンは、脂質やアルコール分を分解するという肝臓の働きを助ける役目があります。よくお酒のおつまみとして一緒に食べるピーナッツは、このような働きを助けるためでもあったのですね。

 

にんにく

にんにくには、「ビタミンB群」が多く含まれています。摂取されたアルコールを分解する際、肝臓では大量のビタミンB群が消費されます。そのため、アルコールを分解するビタミンB群が含まれているにんにくを摂取すると良いといわれています。

また飲酒する前に、揚げたり焼いたりしたにんくを食べると、二日酔いを防止することもできるでしょう。

 

牛乳

動物性タンパク質が多く含まれている牛乳も、肝臓の回復の手助けをしてくれます。また、ビタミンAやビタミンB2など肝臓の働きを向上するための栄養分が含まれているのも大きなポイントです。牛乳を飲む際は、冷たいまま摂取すると胃を刺激するので、少し温めて飲んでくださいね。

 

もやし

意外と知られていないのが、もやしです。栄養がなさそうにみられるもやしですが、植物性タンパク質をたくさん含んでいるのでアルコールの摂取によって元気がなくなった肝臓を回復させてくれる働きがあります。またもやしは、値段もお手頃でさまざまな調理法があるので、比較的簡単に摂取できるというのも魅力的ですね。

 

上記のように、簡単に摂取することができ、肝臓に良いとされる食べ物はたくさんあります。宴会の場にて、上記の食材を使用したおつまみなどがある時は、積極的に摂取しましょう。

またお酒を飲み、ご自宅に帰宅された後に摂取しても十分効果がある食材もあります。お酒を美味しく楽しむと同時に、ご自身の身体も大切にし労わってあげてくださいね。

今日のまとめ

肝臓に良い食べ物は

・しじみ
・あさり
・カキ
・大豆
・ウコン
・ゴマ
・ピーナッツ
・にんにく
・牛乳
・もやし


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