お見舞いのお返しを選ぶ時に注意しておきたい5つのマナー

お見舞いのお返しを選ぶ時に注意しておきたい5つのマナー
退院後、お見舞いのお返しの時期や品物に悩むことがありますよね。入院中、お見舞いに来てくれた方やお見舞いの品をおくってくれた方にお礼をしたりお返しをするのがお見舞いのお返しです。

お見舞いのお返しでは「ありがとう」「御心配をおかけしました」の気持ちを伝えることが一番ですが、マナーを守ることも大切です。「ありがとう」の気持ちがあってもお返しのマナーを守っていなかったために、お礼の気持ちが伝わらなかったり、相手を不快な気持ちにさせてしまうことがあるからです。

退院後、ばたばたして忙しかったり気持ちに余裕のない時期ではありますが、お見舞いのお返しのときにはマナーにも気をかけてくださいね。ということで、今回はお見舞いのお返しを選ぶ時のマナーについてお伝えします。

退院の報告やお見舞いのお返しは退院後早い時期にすること

「退院しました」の報告やお見舞いのお返しは、退院後できるだけ早い時期にしてください。できれば退院後1週間~10日以内がよいです。相手はあなたの入院や病状を心配しているでしょうから、「退院しました」の報告をして安心させてあげてくださいね。

退院後自宅療養や職場復帰など、もろもろの事情でお返しの品を選んだり買いに行くことができないときには、通販など自宅で利用できるサービスでお返しの品を選びましょう。

「時間ができてから」「体力が戻ってからぼちぼちお返しすればいい」というのはだめ、とりあえず、自分にできる方法でお返しをしておくのがマナーです。

 

お見舞いのお返しの相場は半返し~3割、返しすぎないこと

お見舞いのお返しは、お見舞いの品の半返し~3割が相場です。返しすぎはマナー違反ですし、相手の善意を裏切ることになるので、注意してくださいね。さらに、上司など目上の人へのお返しは少なめに、部下など下の者へのお返しは多めに返します。

上司など目上の方からのお見舞いはありがたく頂戴し、返すときにはもらった品物の3割程度を返すようにしてください。3万円のお見舞いをもらったときには1万円前後の品でお返しするのがよいです。

 

お見舞いのお返しは消耗品にすること

お見舞いのお返しは「病気を洗い流す」ということで、消耗品を選ぶのがマナーです。結婚式の引き出物のように後々まで残ったり、それを目にするたびに「そういえば○○さんは元気にやっているのかしら」と相手に心配させるような品物は選ばないようにしてくださいね。

おすすめのお返しは、洗剤や石鹸、コーヒーなどです。お茶は香典返しのようなので避けた方がよいかもしれません。

 

目上の人に金券や現金でお返ししないこと

お見舞いのお返しでは、基本的には商品券などの金券や現金はだめです。特に、上司など目上の人に金券や現金をおくるのは失礼にあたるのでやめてくださいね。これはお見舞いのお返しに限らず、どんな贈りもの・お返しでもそうです。

お店に行ってお返しの品を買ったり選ぶことができないときに自宅で利用できる通販やギフトサービスでお返しするのが一番ですが、それも難しいときにはカタログギフトでお返しするのがおすすめです。

とにかく、目上の人に現金や金券はおくらないこと!「お金に困っているのだろう」とメッセージになってしまいます。

 

のしは紅白の結び切りにすること

退院は慶事ですが、入院や退院自体は何度も繰り返さない方がよいことです。なので、お見舞いのお返しにつけるのしは紅白の結び切りです。上に「快気祝」や「快気内祝」「御見舞御礼」と書き、下に退院した本人の苗字を書きます。

退院したものの全快ではない、自宅療養したりリハビリしたり、あるいは退院後施設に入院するなどのときには「快気祝」ではなく「快気内祝」や「御見舞御礼」と書くことが多いようです。退院後の状況に合わせて、表書きの書き方を決めてください。

また、お見舞いのお返しは「大安」を選んで届けるのがよいとされています。退院後最初の大安の日に相手にお見舞いのお返しが届くように、配達日を指定しておくとよいですね。

慶事ということで「友引」に送ってもよいですが、誤解されること(退院という慶事ではなく入院や病気に友を引くと誤解される可能性あり)もあるので、やっぱり大安におくるのが無難です。

 

以上がお見舞いのお返しを選ぶときのマナーについてでした。お見舞いのお返しは退院後できるだけ早い時期にしましょう。目安は退院後1週間~10日以内、ベストは退院後の大安の日です。お返しする相手の家を一軒ずつ回る必要はありません。

配達サービスなどを利用してお返しするのがおすすめです。また、退院後は、とりあえず電話やメールなどで「退院しました」とお知らせしておくことも大切です。お見舞いのお返しを選ぶときは予算とお返しの品に注意してください。

返しすぎはだめ、さらにお見舞いのお返しとしてはふさわしくない品は選んではいけません。目上の人に現金や金券でお返しするのもだめですよ。「ありがとう」や「御心配をおかけしました」の気持ちがきちんと伝わる品物と方法でお見舞いのお返しをしましょう。

まとめ

お見舞いのお返しを選ぶ時には

・ 退院の報告やお見舞いのお返しは退院後早い時期にすること
・ お見舞いのお返しの相場は半返し~3割、返しすぎないこと
・ お見舞いのお返しは消耗品にすること
・ 目上の人に金券や現金でお返ししないこと
・ のしは紅白の結び切りにすること


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