イライラしやすい人に共通する5つの悪い癖

イライラしやすい人に共通する5つの悪い癖
誰でもイライラする瞬間はありますが、些細なことに対してまでイライラする人もいますよね。イライラしやすいのは、考え方の癖が原因かもしれません。

ホルモンバランスや生活習慣の乱れ、溜まったストレスなどが原因でイライラしやすい性格になってしまうこともありますが、これらの多くは一時的。長期的にイライラしやすい状態が続くようなら、考え方の癖が原因になっていることが考えられます。

イライラしやすい状態が続くと、ストレスが溜まり、ホルモンバランスが乱れるという悪循環に陥るだけでなく、周囲の人から距離を置かれたり、心の病を引き起こしたりすることもあるので、早い段階で考え方の癖に気づくことが大切です。

そこで今回は、イライラしやすい性格を改善したい人に知っておいて欲しいイライラしやすい人が陥りやすい考え方の癖をお伝えします。

自分の価値観だけで物事を判断する

イライラしやすい人の多くが、思い込みが強すぎる傾向があります。誰でも「こうあるべき」「こうすべき」という判断基準は持っていますが、イライラしやすい人は、これが顕著。

自分の価値観だけを基準にして、さまざまなことを判断するので、その基準に当てはまらないものすべてにイライラするのです。特に注意したいのが道徳心。

道徳心とは、道徳を守ろうとしたり、善悪の善を行おうとしたりする心のことで、本来は自分を律するためのものです。でも、道徳心が強すぎると、自分だけでなく他人にまで向けてしまうので、イライラしたり、必要以上に相手を責めたり…。

道徳を守ろうとするあまり、かえって心が狭くなってしまうんですね。礼儀やマナーを守ることは大切なことですが、それは自分に対して向けるもので、他人を縛るためのものではありません。

価値観や考え方は人それぞれで、10人いれば10人分の考え方がありますが、ひとつの価値観だけが絶対的な正しさを持っているわけではありません。すべての価値観が善悪を判断できるものではないのです。

自分の価値観に当てはまらないなと感じたときには、こんな人もいるんだ、そういう考え方もあるのだと、善悪を判断せずに相手の価値観を認めましょう。

 

相手がもつ一面だけを見て評価する

「この人は常識がない」「あの人は仕事が遅い」「あの人は話しかけにくい」など、相手のことをよく知りもしないのに決めつけてしまうことってありますよね。イライラしやすい人は、相手のある一面だけを見て、その人を評価しがちです。

「この人は常識がない」「あの人は仕事が遅い」「あの人は話が通じない」などと勝手に決めつけて、その人を見るたびに気分を悪くしたり、イライラしたりする傾向があります。

でもこれは、ある一面だけを見て人を勝手に評価した結果、自分で自分を不快な気持ちにさせているだけ。その人の価値は、ある一面だけで決まるわけではありません。

人にはさまざまな一面があり、相手や場所、立場などによって使い分けているので、ある一面を見ると短所でも、別の一面から見ると長所になることも多いのです。

一面だけを見てその人を評価していることに気づいたら、別の面を見てみる、評価した内容をポジティブな言葉に置き換えてみるなどして、相手を決めつけないようにしてみましょう。

 

何ごとも完璧にこなそうとする

イライラしやすい人の多くが、完璧主義。どんなことでも完璧にこなそうとする傾向があります。

その心意気はとても素晴らしいものですが、何でも完璧にこなそうとすると、物事が思いどおりにならなかったり、自分が思っているとおりにいかなかったりすると、強い怒りを感じてしまうことがあるのです。

また、相手にも完璧を求めてしまう傾向もあるので、相手が自分の思うとおりに行動しないとイライラします。どんなことをしてでも完璧にしようと思うあまり、心の余裕がなくなってしまうんですね。

でも、イライラした状態では良いものは生まれません。作業効率も落ちてしまうので、ストイックになり過ぎないように注意しましょう。

 

相手の言動を悪い意味で解釈する

相手の言動を悪意で解釈するのもイライラしやすい人の悪い癖。メールの返信が遅かったり、叱られたりすると「嫌われているんだ」と解釈したり、いつもと違う髪型や服装を褒められても「これまでのものは似合っていなかったのか」と受け止めたりして、そのたびにイライラしてしまうのです。

でも、相手の言動は、善意で解釈することもできますよね。叱られたときには「育てるための愛情だ」、メールの返信が遅いのも単に気づかなかっただけか、何らかの事情があったのかもしれないと考えることもできます。

実際に、相手の言動に悪意が込められていることはそれほど多くありません。相手の言動を悪い意味で受け止めているなと気づいたら、良い意味で解釈するように心がけましょう。

 

無意識に見返りを求める

イライラしやすい人は、人のために何かをしたときに、無意識に見返りを求めがち。無意識にでも見返りを求めてしまうと、思いどおりのものが返ってこなかったときにイライラしてしまうのです。

人間という生き物は、人のためにしたことはよく覚えているものですが、自分がしてもらったことは忘れがち。してもらったという事実にさえ気づけないこともあるのです。あなた自身も例外ではありません。

つまり、無意識に見返りを求めてしまう自分でさえ、誰かに対して恩知らずなことをしている可能性があるのです。イライラしないようにするためにも、人のためにしたことはできるだけ早く忘れましょう。

代わりに人からしてもらったことを忘れないようにすることで、何ごとにも感謝の気持ちを持てるようになるので、イライラすることがかなり減りますよ。

 

さて、昔はそうでもなかったのに、最近イライラしやすいなと感じることってありますよね。それは、考え方に悪い癖がついてしまっていることが原因かもしれません。イライラしやすい人は、思い込みが強過ぎる人が多い傾向があります。

「こうあるべき」だと自分の価値観だけで物事を判断してしまうので、その枠に入らない人に対してイライラするのです。特に、道徳心が強い人は要注意!強すぎる道徳心は、自分だけでなく他人にまで向いてしまうので、必要以上に相手を責めてしまうことにつながります。

また、何に対しても完璧を求めてしまうのもイライラしやすい人の悪い癖のひとつです。何に対しても完璧にこなそうとする姿勢は素晴らしいものですが、思いどおりにいかなくなるとイライラしがち。

他人にも完璧を求めてしまうので、物事にも人にもイライラしてしまうのです。イライラしやすいなと感じたときは、イライラしやすい自分を変えられるチャンス!イライラしやすい自分に別れを告げるためにも、まずはここにご紹介した悪い癖がないかチェックしてみてください。

まとめ

イライラしやすい人が陥りやすい考え方の悪い癖は

・ 自分の価値観だけで物事を判断する
・ 相手がもつ一面だけを見て評価する
・ 何ごとも完璧にこなそうとする
・ 相手の言動を悪い意味で解釈する
・ 無意識に見返りを求める


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