疲れた身体に取り入れたいタウリンが多く含まれる7つの食品

疲れた身体に取り入れたいタウリンが多く含まれる7つの食品

何かと環境の変化を経験するこの時期、なんだか疲れが取れない、と感じている人も多いのではないでしょうか。体の疲れは、生活の乱れや肝臓に負荷がかかって肝機能の低下が生じて起こる場合が多々あります。特に歓送迎会やお花見などでお酒を飲む機会が多いこの時期はなおさらです。

そんな時、おススメしたいのがタウリンです。栄養ドリンクなどによく含まれているので、名前だけは聞いたことのある人も多いですよね。タウリンには疲労回復に直結するような効能が多々あり、人間が健康に生きていくためには必要不可欠な栄養素なのですが、体内で必要量を合成することができないため、その多くを食品から摂取して得る必要があります。

また、タウリンは単独では動くことができないという特徴があるため、タウリンが多く含まれる食品や、吸収や働きを助けてくれる食べ方の工夫も一緒にお伝えします。

ヤリイカ  肝機能を上げる

ヤリイカには100グラムあたり約700ミリグラムのタウリンが含まれています。また、疲れを感じたら、イカをたっぷりと入れたシーフードカレーとして食べることをお勧めします。

カレーに含まれるクルクミンがタウリンを肝臓に届ける助けをします。肝臓が疲労し代謝や解毒といった機能が低下してしまうと、エネルギーの供給がスムーズにいかなくなったり、体内に老廃物が蓄積されたり、身体にも疲れが生じてきます。

タウリンは肝臓の解毒作用を助け、アルコールによるダメージを改善してくれます。またアミノ酸なので代謝を活発にする働きもあります。

 

エビ 生体リズムを整える

エビにも多くのタウリンが含まれています。100グラム中の含有量は、車海老210ミリグラム、大正海老215ミリグラムとなっています。

エビは、シーフードグラタンやシーフードマヨネーズあえとして、卵と一緒に食べることをお勧めします。卵に含まれるコリンにはタウリンを脳まで届ける働きがあります。

脳内に届けられたタウリンは、脳内ホルモン(神経伝達物質)のひとつであるメラトニンの分泌を調整します。メラトニンは朝日を浴びれば覚醒し、その約15時間後には自然な睡眠へと導くといった、いわゆる体内時計を整える働きをします。

しかし、メラトニンは加齢によって減少し、夜中に何度も目が覚めたり、早朝から目が覚めてしまったり、結果睡眠不足になってしまうことがあります。

タウリンでメラトニンの分泌を助け、生体リズムの乱れによる疲労を解消しましょう。

 

ホタテ 心臓の負担を減らす

ホタテには100グラム中670~1000ミリグラムのタウリンが含まれています。ホタテはぜひ、シーフードのクリームシチューなど、牛乳を使った料理でいただくことをお勧めします。

牛乳に含まれる牛乳カゼインペプチドが心臓にタウリンを運ぶ働きをし、煮ることでタウリンの吸収を高めます。タウリンは、カルシウムとの連携で心臓の収縮のバランスを調整しています。

運動前や、冬に戸外へ出る前にタウリンを摂取すると脈拍数や血圧の上昇を抑えることができるので、心臓の負担を減らすことができます。

タウリン摂取後は体表温度が上がるというデータもあり、心臓の負担を減らしつつも十分な血液を体の隅々まで送ることができていることを示しています。

 

真ダコ 胃の疲労回復

真ダコには、100グラム中900~1670ミリグラムものタウリンが含まれています。タコは粘り気のある山芋、オクラ、納豆などを添えて食べることをお勧めします。粘り気に含まれるムチンという成分が胃にタウリンを届ける働きをします。

タウリンはピロリ菌が作るアンモニアを無害化し、ピロリ菌自体の働きも抑え、胃の炎症を防いでくれます。胃の働きが不十分だと栄養の消化吸収が滞り、疲れやすさを感じるようになります。

日々のその積み重ねが頑固な疲労感へとつながってしまいます。タウリンは胃潰瘍や胃がんも予防できるほか、疲労回復の根本的な原因のひとつを解消してくれると言えます。

 

アサリ 血液をサラサラに 

アサリには100グラム中210~420ミリグラムのタウリンが含まれています。タウリンは、コレストロールを原料として作られる胆汁酸の分泌を助けることで、コレステロールの消費を促進します。

それにより、血液中のコレストロール値を下げると期待されています。そして、その作用を助ける食材として、ぜひ一緒にとって欲しいのが玉ねぎです。

玉ねぎの臭いや辛み成分である硫化アリル類には血液をサラサラにする効果があります。血液の循環が悪くなると冷えの原因にもなり、慢性疲労にもつながっていきます。

おススメの食べ方は、アサリと玉ねぎのピラフです。タウリンと玉ねぎの作用で体を温め、疲労回復に努めましょう。

 

カキ 睡眠の質を高める

カキには100グラム中70~1080ミリグラムのタウリンが含まれています。タウリンは水に溶けだしやすく、加熱調理によって食材の水分が流失すると同時にタウリンも失いがちです。

カキはぜひ、カキフライにしていただくことをお勧めします。フライにまとった衣がタウリンの流出を抑えてくれます。また、卵が原料のタルタルソースを添えることで、脳内へタウリンを届きやすくします。

忙しすぎたりストレスがたまると、交感神経が過剰に働き、眠るべき時間になっても目がさえてしまうなど、疲労が蓄積していきます。

タウリンは交感神経を抑制し、自律神経のバランスを整えます。夕方から翌朝まできちんと副交感神経が優位に立つことによって睡眠の質を高め、疲労回復を促してくれます。

 

サバ 目の疲労回復

サバには100グラム中170ミリグラムのタウリンが含まれています。同時に視神経の伝達機能の疲労回復の作用があるというビタミンB群も摂取することができます。

また細胞の再生にも一役買っているビタミンB2も含まれており、目の充血や角膜の炎症などのトラブルを防いでくれます。

タウリンは網膜の働きにも大きく関わっている成分で、タウリンが欠乏すると、網膜の機能障害を引き起こす可能性もあるといわれています。

目の不快感や視界不良からくるストレスは意外に大きく、目の周辺の筋肉疲労に加えて、頭痛などの原因にもなります。タウリンを中心としたサバの作用で、すっきりとした気分で毎日を過ごしましょう。

 

さて、タウリンを含む食品ははさまざまな形で疲労回復に役立っていますが、単独で必要としている器官へ移動することができず、運ぶ助けをする成分が別に必要だということが特徴的です。

タウリンは、上記に挙げた食品のほかにも、魚介類を中心とした多くの食品に含まれています。働きを助ける食べ方を参考に、日々疲労回復を心がけてみてください。きっと、見違えるようなはつらつとした毎日が送れるようになります。

今日のまとめ

疲れた身体に取り入れたいタウリンが多く含まれる7つの食品

・ヤリイカ  肝機能を上げる
・エビ 生体リズムを整える
・ホタテ 心臓の負担を減らす
・真ダコ 胃の疲労回復
・アサリ 血液をサラサラに
・カキ 睡眠の質を高める
・サバ 目の疲労回復


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