友達が欲しい、友達なんていらない、さてあなたはどちらでしょう。本心では友達なんていらないと思っていても「友達なんていらない」と声に出すことには少し戸惑いを感じてしまいますよね。
友達が欲しいと感じるのも、いらないと感じるのも本当は個人の自由であるはず。でも、友達がいない人は魅力がない、変人だというレッテルをはられがち。それが嫌で、表面的には友達が欲しいという姿をしている人も少なくありません。
とはいえ友達はいらない、つくらないという選択肢にも、実はちゃんとメリットがあるのです。そこで今日は「友達なんていらない」という選択肢がもたらすメリットについてお伝えします。メリットを踏まえたうえで、今後の自分の人生において友達が必要か不要かを判断する際の参考にしてください。
自分の時間がしっかりと確保できる
一緒に過ごすことで、様々な経験が出来たり会話の幅が広がったりとメリットをもたらしてくれる存在でもある友達。でも、それは裏を返せば、自分の時間が少なくなってしまうということでもあります。友達に誘われたけれど、本当は自分の趣味の世界に浸りたい、今日は友達と出かける気分ではない…ということもあるでしょう。
だからといって断ってばかりいると、友達づきあいが悪いと批判されることも。でも、友達なんていらない、というスタンスでいれば、何も問題は起こりません。自分の時間は全て自分の好きなようにつかうことができますし、趣味、勉強、心行くまで楽しむことができます。
自分の世界を確立するためには、友達なんていらない。それもひとつの考え方だと言えるでしょう。また、確保できるのは時間だけでなく、お金も同じ。交際費がいらなくなる分、あなたが稼いだお金は全て自分の為に使うことができます。
自分の力で判断することができる
友達がいると、何かトラブルが起きたときに友達に相談したくなってしまいます。頼りがいのある友達であれば、なおさらでしょう。でも、それを繰り返していると「何かあったら友達に相談すればいい」という考え方になってしまい、自分で判断することができなくなってしまう可能性大。
でも、友達がいなければ、自分で考えるしかありません。少々乱暴な考え方かもしれませんが、自分で考え、自分の決断に責任を持つ。それも、友達なんていらないと決めたからこそ、生まれる行動だと言えます。
友達がいることで生じる様々なリスクを回避できる
「友達」という仮面を使い、様々な手口を使ってあなたに近付いてくる人も存在します。その最もわかりやすい例が「学生時代の友達」。懐かしいね、元気だった?と久しぶりの連絡があり、会ってみたらねずみ講の誘い。学校を卒業して数年、しばらく音信不通だった人から連絡が来たら、気をつけるべきという話もあります。
友達なんていらない、必要がないというスタンスを持っておくことで、このようなリスクも回避することができます。ねずみ講は断ってそれで終わりになることもありますが、友達という言葉を利用して、借金の申し込みが行われたり、トラブルに巻き込まれたりという可能性もゼロではありません。リスクを回避できる、これは友達をつくらないことの大きなメリットです。
「孤独力」を身につけることができる
「○○力」というものが数年前から人気を集めていますが、友達なんていらないという選択をすることで得られるのが「孤独力」。これは、その名の通り、孤独に耐える力です。耐えるというとあまりよくないイメージかもしれませんが、孤独を楽しむことができる、坦々と受け入れることができる、という解釈をしてください。
そもそも、孤独に耐えられないという人は、実は単なる寂しがり屋であることも多いです。友達に常に囲まれていないと自分の存在意義を見失ってしまう。ひとりでは落ち着けない。そんな人も、世の中には存在します。
そういう人は、友達が離れていくとなると必死で繋ぎ止めようとしますし、友達を失わないように必死になることでしょう。でも、孤独力を持ち、友達なんていらないというスタンスで見ることができれば、その問題に巻き込まれることもありませんし、自分の立ち位置を見失うこともありません。自分の人生は、自分の力で歩むもの。知らず知らずに自立する精神が生まれます。
以上「友達なんていらない」という選択肢がもたらすメリットについてお伝えしました。しかし、これは「友達はいないほうがいい」と論じたいものではありません。
友達なんていらない、と思うのも自由ですし、友達がいたほうがいいと思うのも自由。どちらがおかしくて、どちらが正しいというものではありません。今は、友達なんていらないと感じている人も、友達が必要だと思うようになるかもしれませんし、またその逆もありますよね。
ただ、今回お伝えしたように友達はいらないというスタンスにもメリットがしっかりとあるのも事実。色々な方向から物事をとらえ、それぞれの立場での自由や主張を意識することで、あなた自身の人間的な器も大きくなるはず。
そもそも、友達は無理してつくるものでもありませんし、無理してつくらないようにするものでもありません。自然の流れに身を任せ、友達なんて今はいらない。そう感じるときは、そのメリットを存分に活かし、のびのびと生活することをおすすめします。
まとめ
「友達なんていらない」という選択肢がもたらすメリット!
・自分の時間がしっかりと確保できる
・自分の力で判断することができる
・友達がいることで生じる様々なリスクを回避できる
・「孤独力」を身につけることができる
・友達はいてもいいし、いなくてもいいもの。その考え方を持つことで、人間的器が大きくなる