体脂肪を落とす食べ方を知ってメタボを予防する5つのコツ

体脂肪を落とす食べ方を知ってメタボを予防する5つのコツ
体脂肪を落とす食べ方ってとても興味深いですよね。たとえ見た目には太っていない人でも、「もうちょっと引き締めたいな」と気になっている部分があるものです。この、激しいダイエットをするほどではないけれど、ちょっと持て余し気味なぜい肉を無理なく落とすことができるならそれはとてもうれしいことです。

毎日の食事の仕方を見直して健康的に体脂肪を落とす方法があるなら、ぜひやってみたいと思う人は多いのではないでしょうか。でも、食べることと体脂肪を落とすことは真逆の行為のはずです。

はたして、食べて体脂肪を落とすことなんてできるのでしょうか。今回は、メタボ予防に最適!今から習慣づけるべき、太らない食事の仕方をお伝えします。

 

体脂肪を落とす食べ方を知って
メタボを予防する5つのコツ

 

和食をチョイスしよう

普通体形だった人が転勤や留学でアメリカに数年滞在し、日本に帰国したらすごく太っていてびっくりした!という話を聞いたことがある人も多いですよね。

欧米の食べ物は高カロリーで脂肪分が多い肉類や乳製品などを多く使用していますので、もともと体が大きくない日本人にはカロリーオーバー気味。日本人が調理すれば日本人向けにはなりますが、それでも和食にはかないません。和食は体脂肪を落とす食べ物として非常に優秀ですので、和食中心の食生活を心がけましょう。

タンパク質は主に魚介類や豆腐などの大豆で摂るようにし、脂の多い肉類は少なめに。こんにゃくやキノコ類、海藻類などは低カロリーなのに繊維質の豊富な食材なので、上手に利用すれば満腹感が感じられるようなメニューになります。

 

GI値をチェックしよう

食べたものは体の中で「糖」になり血液とともに体を流れます。この血液に入った糖の値を血糖値と言います。糖は体を動かすエネルギーになりますが、急に増えると血糖値を下げるホルモン「インシュリン」が分泌されます。

インシュリンには脂肪細胞の分解を抑える働きがあり、分泌されすぎると肥満の原因になります。インシュリンの分泌を抑えるには血糖値の上昇をゆるやかにすればよいのですが、どうすればそれができるのでしょうか。

「GI値」は食べ物が糖になり、血糖値を上昇させるまでの時間を計って数字で表したもの。この値が小さいほど血糖値の上昇が遅く、インシュリンの分泌も抑えられる食べ物ということになります。

ですから、同じ食べるならこれをチェックし、GI値のより小さいものを選びましょう。パンが食べたいなら精製して精白した小麦粉のパンよりも全粒粉のパンを、果物ならジュースより丸ごと皮付きのままなど、よりGI値の低い、体脂肪を落とす手助けになる食べ物を選びましょう。

 

ごはんに一工夫しよう

近頃よく耳にする「炭水化物抜きダイエット」。ごはんはもちろん、パンや麺類、芋類など炭水化物を多く含むものを徹底的に食事から排除する食事方法です。確かに体脂肪を落とす効果はありますが、さまざまな点からお勧めできません。

まず、炭水化物は多くの食材に含まれているので食べられるものが極端に少なくなってしまいます。次に、食事で満足を得られにくくなりストレスが溜まります。そして、炭水化物から作られるブドウ糖を消費して活動する脳が栄養不足になる可能性があります。

炭水化物を抜いた食事内容では量が不足しがちなので、満足できる量を確保するとなると財布にも厳しくなる懸念もあります。炭水化物は完全にカットするのではなく、ごはんは茶碗1杯だったところを2/3にするなど、今までより量を減らしましょう。

減らした分満足感が薄れる場合は、白米に玄米や麦、雑穀など、白米よりも「低GI値」の食材を混ぜるなど工夫してみてください。最近は手軽に雑穀ごはんにできるパックなども売っていますので、食べ比べるのも楽しいですよ。

 

食べる順番に気をつけよう

自炊できるときはいいけど、そうもいかないことも多いですよね。でも、外食時にも体脂肪を落とすことを意識した食事は可能です。

サラダなどの野菜類→汁物→タンパク質などのおかず→ごはんなどの主食、この食べる順番を覚えて、食事の時に実践しましょう。繊維質を先に取っておくと、血統値の上昇を抑える効果があります。

汁物などの水分はおなかが膨れて満腹感をもたらし、食べすぎを予防します。最後の炭水化物は、食べる途中で満腹感を感じたら潔く残してください。

ここに書いたものはあくまで一例ですので、野菜が足りないなら追加で注文するなど、その都度工夫してください。特にコンビニ弁当は野菜が不足する傾向があるので、サラダなどを一緒に買いましょう。

 

よく噛んで食べよう

体脂肪を落とす食べ方としては基本中の基本ですが、よく噛んで時間をかけて食べることはとても有効です。脳の満腹中枢は食べ始めてから20分ほどで刺激されはじめ、それによって大量に食べなくても満腹感を感じられるので食べすぎを防ぐことができます。

肥満に悩む人は早食いの傾向があるので、食事の時に気をつけてみましょう。また、誰かと一緒に会話を楽しみながら食事をするのも、結果的に時間をかけて食べることになるので有効です。

 

いかがでしょうか。体脂肪を落とすために食事の時に気をつけるべき点や、食べ物の選び方が分かりましたよね。忙しいと、ついつい簡単に食べられるものでささっと済ませてしまいがちな普段の食事。ですが、その悪習慣が積もり積もると体形はもちろん健康にまで問題が出てきてしまいます。

そんな悪い食事の習慣はできるだけ早く見直して、早速次の食事から、これらの体脂肪を落とすために役立つ食べ方に変えていきましょう。

現代は日本人の和食離れが進み、食事の欧米化による生活習慣病も増加していると言われています。ときどき動物性脂肪の多い欧米の食べ物を楽しむためにも、普段の食事は体脂肪を落とすことに軸足を置いた食べ方を心がけましょう。

まとめ

体脂肪を落とす食べ方とは

・ 和食をチョイスしよう
・ GI値をチェックしよう
・ ごはんに一工夫しよう
・ 食べる順番に気をつけよう
・ よく噛んで食べよう


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