わさびの効能で体の不調が改善する7つの理由


わさびの効能にはどんなものがあるか知っていますか。わさびといえばつーんとした辛みで子供のころは食べれなかった人もたくさんいますよね。大人になるとあのつーんとした辛みがなんとも癖になる不思議な薬味。お寿司やお刺身、おそばなどにはかかせない薬味であるわさびですが、実はメインの食材をおいしくするだけの薬味ではないのです。

代表的なわさびの効能としては抗菌作用や消臭作用があることは知られていますが、わさびの歴史は古く、日本では飛鳥時代にわさびは薬草として栽培されていた記録が残っているそうです。そんな古くから私たち日本人になじみの深いわさび。そこで今日はわさびの効能で体の不調が改善する7つの理由についてお伝えします。

血栓予防作用があるから

わさびの効能には、血栓症を予防する効果があります。血栓とは簡単に言うと、血管の中にできた血のかたまりの事です。

わさびに含まれるイソチオシアネート類という成分が、血を固める血小板の凝集に関与するたんぱく質の働きを低下させているためであるといわれています。

また、わさび漬けの場合は、酒かすの酵素とでその効果はさらにアップするそうですよ。血栓は脳梗塞や心筋梗塞の原因になります。わさびを摂取して予防しましょう。

 

殺菌作用があるから

古くから知られているとおり、わさびには殺菌作用があります。わさびの辛味は化学的にはアリルイソチオシアネートという揮発性の成分で,これに強い抗菌・殺菌作用があります。

食中毒を起こすことで知られているO-157また腸炎ビブリオ、ブドウ球菌に対しても強力な殺菌効果があります。

最近では、このわさびの辛味成分を抽出した成分をシート状にしてお弁当などにかぶせておくだけで菌の繁殖を防ぐとされており、そのようなシート製品が出回っています。

 

食欲増進作用があるから

わさびの効能には消化を助ける効果と、食欲を増進させる効果があります。わさびを食べると、あのつーんとしたあの刺激的な香りで唾液の分泌が促され、さまざまな器官の消化液の分泌が高められます。

またわさびには強い活性を持ったデンプンを加水分解する酵素であるβ-アミラーゼが含まれており、これも消化吸収に大きく作用しているといわれています。

だから、夏場にはソーメンやざるそばなどでわさびが薬味としてついてくるのかもしれませんね。

 

くしゃみ・鼻炎予防があるから

わさびのツンと来る香りがくしゃみや鼻水など鼻炎の症状に効くという民間療法は以前から知られていましたが実際に研究結果として、わさびのあの独特なさわやかな香りの中にはワサビチオヘキシルという成分が含まれており、それが、くしゃみなどの原因物質であるヒスタミン放出の抑制作用があると報告されています。

花粉症の症状も改善がみられたそうです。花粉症の患者へ向けた商品として、マスクに吹き付けて使用するスプレーや、リップクリーム、のど飴などがあります。薬では眠気が副作用としてあるので、これらの製品を使用してみるのもいいかもしれませんね。

 

美肌効果があるから

わさびに含まれるスルフィニルには非常に強力な抗酸化力があるそうです。

しかし、このスルフィニルは本わさびにしか含まれていないようなので、美肌やアンチエイジングを目的とする場合は本わさびを摂取してください。また、本わさびのなかでも「みつき」という品種にスルフィニルは多く含まれるそうです。

肌のくすみや、シミ、そばかすに改善効果が見られるらしいので紫外線をたくさん浴びてしまう夏場は進んで摂取したいですね。

 

デトックス効果があるから

毎日の食事や呼吸で体に入ってくる有害物質は、酵素によって代謝され、発ガン物質などに変化します。そして、肝臓がこの物質を無害化するために働きます。

肝臓の酵素によって無害化されるのですが、その酵素がグルタチオン-S-トランスフェラーゼといわれる物質です。

わさびは、野菜の中でもかなりこの働きが強いことがわかってきているそうです。わさびのほかにはブロッコリーでも同様の働きがあるとされています。1日5g摂取するとよいそうなので、毎日少しずつ摂取してみましょう。

 

抗癌作用があるから

美肌にも効果があるとされたわさびにふくまれるスルフィニルには強い抗酸化力があり、抗がん作用もあるとされています。

また、わさびに含まれるグルコシノレートには、解毒機能を強化し、発ガン性物質を体外に排出する働きがあります。わさびに含まれるアリルイソチオシアネート(AIT)にも、ガンの予防効果があるそうです。

また、別の研究ではブロッコリーにわさびをつけてたべるとより抗がん効果があがると報告されたものもあります。

 

このように、わさびには様々な効能がある事をお分かりいただけたましたよね。わさびはただお刺身やおそばにつけて食べるだけの薬味ではなく、万能な健康に良い食品であることがわかっていただけたのではないでしょうか。ツーンとした辛みが苦手な方も多いかもしれませんが、1日5g程度摂取するだけでいいそうなので、ちょっとずつ摂取しましょう。

今日のまとめ

身体の不調を改善するわさびの効能一覧

血栓予防作用
殺菌作用
食欲増進作用
くしゃみ・鼻炎予防
美肌効果
デトックス効果
抗癌作用


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