世の中には同じ収入でも、お金を貯めることができる人とできない人がいますよね。このご時世、皆が総じてお金を貯めることの大切さを痛感しているにも関わらず、誰もが上手にお金を貯められるわけではないのです。
あなたはお金を貯めることができる人は、収入が良いと思っているかもしれませんが、お金が貯まるかどうかは、実はその人の収入より生活習慣や考え方が大きく影響を与えています。年収300万円でも、満足度の高い生活をしつつお金を貯めている人もいれば、年収1000万円でも「お金がない」といつも口にする人もいるのです。
では、お金が貯まる人とそうでない人とは一体何が違うのでしょう。今回はお金を貯めるために必要な生活習慣と考え方について、お話させていただきます。
お金を貯めるために必要な
生活習慣と考え方
本当に必要かどうかを考えてから購入する
お金が貯まる人は、まず衝動買いをすることがありません。というか、用がないのに売り場をウロウロとすることが殆どありません。大抵は、今後必要になるものを買うために、あるいは必要に迫られて買い物に出かけるのです。
そして、いざ購入する時は、もう一度「本当にこれは必要な物かどうか」を考えます。そして必要と判断したものだけを買うのです。
お金を貯めるためには、不必要な出費を防ぐことが第一。お金を貯めるのが上手な人は、それを良く心得ています。
少額でも無駄遣いはしない
1円を笑うものは1円に泣く、という言葉がありますよね。どんなに少額でもお金はお金。お金を貯めるのが上手な人は、たとえ1円でも無駄な使い方をしません。
一方、いつまで経ってもお金が貯まらない人は、「ちょっとくらい大丈夫」と、少額であれば特になにも考えずに使ってしまいます。しかし、塵も積もれば山となるものです。小さな出費が積み重なれば、貯金の妨げになります。
安いという理由だけでは手を出さない
お金を貯めるのが上手な人は、きっと安いものを選んで買っているに違いないと誤解されがちですが、そんなことはありません。どんなにお買い得でも、最初に述べたように必ず「自分に必要な物かどうか」を考え、それを基準に買う買わないを判断しています。
物を選ぶ時の基準は、総合的に得をするかどうか。安くて本当に使えるものはもちろん買いますが、安かろう悪かろう、安物買いの銭失いという過ちはしません。
貯金専用口座で貯金と生活費は完全に分離する
お金を貯めるには、節約をして家計を黒字にしなければと考えがちですが、お金を貯めるのが上手な人は発想が逆。まずは先に貯金をしてしまい、しかも貯金専用口座を作ってそこから決してお金を引き出すことはありません。
家計は貯金した後に残った金額でやりくりします。生活のレベルに合わせてお金を貯めるのではなく、貯金に生活を合わせるのです。
財布はもちろん、身の回りの整理整頓が上手
お金を貯めるのが上手な人の財布は、まず例外なく整理整頓がされています。レシートの塊が入っていたり、何年も使われていないポイントカードが化石のようになっていたりすることなど決してありません。そして、財布だけではなく、身の回りも整理整頓ができています。
お金を貯めるために最も大切なのは、実は整理整頓。身の回りが片付いているから、自分の必要なものとそうでないものを常に把握することができます。だから、無駄なものを買うこともありません。
また、お金を貯めるのが上手な人にとって、生理整頓はもはや趣味の領域でもあります。常に財布の中を整理整頓することを心がけているので、効率的に買い物もでき、結果お金が貯まるのです。
必要な場合は大きな金額が動くことを恐れない
お金を貯めるのが上手な人と聞いてイメージするのは「ケチ」という言葉かもしれませんね。確かに、ケチを極めてお金を貯めることに成功している人もいますが、そんな人ばかりではありません。
お金を貯めるのが上手な人とは、すなわちお金の使い方が上手な人でもあります。抑えるところは抑え、使う時には使うのです。自分や家族に必要な場合は、大きな金額が動くことを恐れません。それが結果的に自分たちに幸福を運んでくれるとわかっているからです。
長期、短期問わず常に計画的に動く
普段から無駄な買い物をせず、生理整頓ができ、必要な時は大きな金額を動くことを恐れない、このようにするためには、計画的に動かなければなりません。
お金を貯めるのが上手な人は、常に計画的に動いています。老後のことまでシミュレーションした長期的なものから、今年の夏休みの計画など短期的なものまで、しっかり調べて計画を立てます。当然、お金を貯めるのにも目標があり、漠然と適当に行っているわけではありません。
お金を貯めるためには様々な工夫が必要で、突発的な行動では大した額を貯めることは不可能。世の中には早めの行動で得を得ることも多いのです。
いかがでしたでしょうか。
お金を貯めるためには、高度なテクニックや特別な知識が必要に違いないと思っていたかもしれませんが、そういうわけではありません。実は毎日の生活の小さなことを、見逃さず妥協しないことが大切なのです。
世の中には様々な誘惑がありますよね。今は家に居ながらにしてお金を使うことも可能です。インターネットではお買い得情報が溢れていますし、思わず「カゴに入れる」をクリックしてしまいそうになるものです。お金を貯めるためには、その誘惑に打ち勝つ理性と、必要かどうかを見極める判断力、そして有効にお金を使うために計画を経てる力が必要です。
貯金の残高が高くなければ幸福にはなれないわけではありませんが、あなたがお金を貯めたいと思うのであれば、お金を貯めるための生活習慣を始めてみてください。
まとめ
お金を貯めるには
・本当に必要かどうかを考えてから購入する
・少額でも無駄遣いはしない
・安いという理由だけでは手を出さない
・貯金専用口座で貯金と生活費は完全に分離する
・財布はもちろん、身の回りの整理整頓が上手
・必要な場合は大きな金額が動くことを恐れない
・長期、短期問わず常に計画的に動く