脂肪燃焼効果のある食べ物は、ダイエットに有効です。ダイエットには、食事制限や運動がついてまわりますよね。でも、痩せるために必要なことと分かっていても、継続することが辛くて途中で挫折してしまう人も少なくないのではないでしょうか。
中には、数日間断食して体重を落とす人もいますが、健康的に痩せるためには、食事を抜くダイエットはおすすめできません。
多くの人が、食事量を減らしたり、カロリーや脂質、糖質などを減らしたりなど、食事を工夫していますが、できればもっと効率よくダイエットしたいと思いませんか。
実は、食べ物の中には、代謝をアップさせることでより多くの脂肪を燃焼させる効果を持つものがあるんです。食べるだけで脂肪燃焼に効果があるなら試してみたいですよね。そこで今回は、無理なく痩せるために知っておきたい脂肪燃焼効果のある食べ物をお伝えします。
脂肪燃焼に効く食べ物で
無理せず痩せる方法とは
トウガラシを食べてから有酸素運動をしましょう
最初にご紹介したい脂肪を燃焼する効果を持つ食べ物は、トウガラシです。トウガラシが効いた料理を食べると、辛いだけではなく、体が熱くなってきて汗をかきますよね。
これは、トウガラシに含まれる辛味成分「カプサイシン」の働きによるものです。このカプサイシンこそが、脂肪の燃焼をサポートする栄養素。体内に入ることで、アドレナリンの分泌が活性化します。
すると、体温上昇に伴い、代謝もアップするので、脂肪を分解・燃焼させるのです。とは言え、カプサイシン自体にあるのは、アドレナリンの分泌を活性化させ、脂肪を分解するところまで。
実際には、高い脂肪燃焼効果を持っているわけではないので、ただ毎日の食事にトウガラシをプラスするだけでは、思うような効果は得られません。
せっかくカプサイシンの効果で脂肪が燃焼しやすいよう分解されているのですから、効果的に脂肪を燃焼させるために、トウガラシを食べたあとは有酸素運動を取り入れましょう。
一般的に有酸素運動は、開始から脂肪が燃焼し始めるまでおよそ20分かかりますが、トウガラシを摂取してから有酸素運動を行うと、早い段階から脂肪が燃焼し始めるので効率がアップしますよ。
朝食に鮭やマグロなどオメガ3脂肪酸を含む魚を食べましょう
かつては、日本人の朝ごはんに必ずと言って良いほど並んでいた魚類。最近では、食卓に並ぶ機会が減っていますよね。
でも、鮭やマグロ、サバなどのオメガ3脂肪酸を含む魚は、脂肪燃焼に効果的な食べ物。特に、お腹周りの脂肪を減らしたい人におすすめです。
朝、オメガ3脂肪酸を摂ると、簡単な運動でも脂肪が燃焼しやすくなります。通勤や通学、家事などいつもの何気ない生活も立派な運動ですが、毎日5分だけでも有酸素運動をすると、効率よく脂肪が燃焼するので、続けてみてくださいね。
また、これらの魚には、レプチンと呼ばれる成分が含まれています。これは、食事を摂ったときに、そのカロリーを消費するか脂肪に変えて蓄えるかを決定するホルモンに作用するので、代謝をアップさせる効果も期待できます。
食べても太らない体づくりに海藻類を役立てましょう
わかめや昆布などの海藻類は、意識しないとなかなか食べる機会がないですよね。でも、海藻類も脂肪燃焼に効果的な食べ物なんです。
海藻類には、ヨウ素が含まれています。ヨウ素を摂取すると、交感神経が活発になり、たんぱく質や脂質、糖質の代謝が促され、代謝がアップします。
さらに、炭水化物や脂質の吸収を遅らせる効果があるので、血糖値の急上昇を防ぎ、体脂肪をつきにくくする効果も期待できるんです。
海藻類が苦手な人は、ダシとして使ってもいいですね。食べても太らない体づくりに役立てたい場合には、食事の前に海藻類を摂ると良いでしょう。
食前にグレープフルーツを食べて脂肪の燃焼を促しましょう
ダイエット効果があることで知られるグレープフルーツも脂肪燃焼に効く食べ物のひとつです。グレープフルーツのダイエット効果は、グレープフルーツの香り成分「ヌートカトン」によるものです。
交感神経を活発にすることで、脂肪の燃焼を促す効果があります。さらに、グレープフルーツは、インスリンに作用するので、血糖値をコントロールして、脂肪の燃焼をサポートする効果も期待できるんです。
また、グレープフルーツを食べると、甘酸っぱさの中に苦みを感じることがありますよね。これは「ナリンギン」と呼ばれる苦み成分によるもので、食欲を抑える効果まで期待できる優れものフルーツなんです!
グレープフルーツを食前に食べることで、脂肪の燃焼が促されます。絞ってジュースにしても効果は変わらないので、グレープフルーツの酸味が苦手という人は、生絞りしたジュースに、少量のはちみつをプラスしても良いですね。
運動前にはチョコレートを食べましょう
チョコレートと言えば、なんとなく太るイメージがありますよね。でも、実は、チョコレートの原料になっているカカオは、脂肪燃焼に効く食べ物。
カカオに含まれるカカオポリフェノールが代謝を高め、脂肪分解酵素リパーゼが脂肪を燃焼させてくれるんです。とは言え、チョコレートは高カロリー。実際に、チョコレートを食べ過ぎて太ったなんて経験がある人もいるのではないでしょうか。
それは、チョコレートに大量に含まれる砂糖やミルクのせい。これらをほとんど使っていないチョコレートなら、カカオ本来の脂肪燃焼効果が期待できます。
チョコレートで脂肪を燃焼させるためのコツは、カカオ含有量が70%以上のチョコレートを選ぶことと、1日50gのチョコレートを3回に分けて食べること。さらに、運動前に摂取することで効率がアップします。
特別な運動を取り入れなくても大丈夫!出勤前や通学前に、チョコレートをひと口食べてから出かけるだけでも効果があるので、ぜひ習慣化させてみてくださいね。
いかがでしたか。
ダイエットと言えば、食事制限や定期的な運動など、なんとなく辛いイメージがありますよね。できるだけ楽に効率よく痩せたいと思う人も少なくないのではないでしょうか?
そんな人におすすめしたのが、体の中からダイエットをサポートする脂肪燃焼に効く食べ物です。脂肪燃焼に加え、太らない体づくりを目指すなら、海藻類がおすすめ。
食事前に摂取することで、効果がアップします。脂肪燃焼に効く食べ物を活用して無理せず痩せたい人は、お出かけ前にカカオ70%以上のチョコレートをひと口食べる習慣をつけると良いでしょう。
簡単なので長続きさせやすいですよ。とは言え、脂肪燃焼効果のある食べ物だけを食べるのは逆効果。1日3食、栄養バランスのとれた食事を心がけることもお忘れなく。ここにご紹介した脂肪燃焼に効く食べ物をぜひ、効率良いダイエットに役立ててくださいね。
まとめ
脂肪燃焼効果がある食べ物をダイエットに役立てよう
・ トウガラシを食べてから有酸素運動をしましょう
・ 朝食に鮭やマグロなどオメガ3脂肪酸を含む魚を食べましょう
・ 食べても太らない体づくりに海藻類を役立てましょう
・ 食前にグレープフルーツを食べて脂肪の燃焼を促しましょう
・ 運動前にはチョコレートを食べましょう