便秘解消食べ物と言えば食物繊維がたくさん入った食べ物、たとえばバナナやレモン、野菜ならごぼうやパセリ・・・。本屋さんやインターネットで調べてスーパーに買いに行った憶えはありませんか。そうなんです。便秘はかかったらなかなか治らないし、便秘解消食べ物を食べたあとは、トイレで効果が出るまで待つだけなので、便秘に良いと聞いたら何でも試してみたくなるんですよね。
でも、「どれもこれも続かなくて結局は治らないまま・・・」 なーんてことにならないように、便秘解消食べ物を効率よく摂れるオススメのレシピをお伝えしましょう。しかも今回は簡単に手に入るおいしい食材にこだわりました。これであしたはスッキリ快調!さわやかな朝をお迎え下さい。
便秘解消食べ物や食材とは?
効率よく摂れる5つのレシピ
赤ちゃんの便秘解消食べ物はこの一品!「かぼちゃバナナヨーグルト」
離乳食を始めたら赤ちゃんが便秘になって心配なお母さんも多いと思います。その原因はこれまで母乳やミルクで摂取していた水分が不足することにもありますが、母乳で育った赤ちゃんにとって、母乳に含まれるオリゴ糖が採れなくなることも大きな原因とされています。
オリゴ糖の役目は腸の中のビフィズス菌をはじめとする善玉菌のエサになって、腸の働きを活発にすることなのですが、母乳を離乳食に変えると、オリゴ糖が不足し腸の働きが悪くなって便秘になりやすいというわけです。
そこで離乳食でオススメなのが「かぼちゃバナナヨーグルト」です。ヨーグルトのビフィズス菌と、かぼちゃやバナナに含まれる食物繊維、オリゴ糖のトリプル効果で赤ちゃんのお腹の調子を整えます。あま〜いデザートなので赤ちゃんニコニコです!
★かぼちゃバナナヨーグルトのレシピ
■材料(赤ちゃん1食分)
かぼちゃ → 大さじ2
バナナ → 4cmぐらい
ヨーグルト → 小さじ1■作りかた
かぼちゃの種をとって柔らかくなるまで蒸して、マッシュする
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バナナをビニール袋に入れて手でぐちゃぐちゃに潰す
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マッシュしたかぼちゃとバナナを合わせ、ヨーグルトを混ぜたらできあがり!
ごぼうは食物繊維の宝庫!簡単きんぴらごぼうの作りかた
レシピ出展:cookpad
ごぼうは便秘解消食べ物の代表選手のような存在。その理由は食物繊維の含有量が食材の中でトップクラスだからです。食物繊維の種類は便に水分を与えて柔らかくする水溶性食物繊維と便の体積を増やす不溶性植物繊維がありますが、どちらがかけても便秘の解消にはつながりません。
ですから水溶性食物繊維を含む食べ物と不溶性食物繊維を含む食べ物をバランスよく採る必要がありますが、ごぼうは両方の食物繊維を含んでいるのです。しかも善玉菌のエサになって腸の活動を活発にするオリゴ糖も含んでいます。
それでは、こんないたれりつくせりの便秘解消食べ物、ごぼうを使った代表的な料理「きんぴらごぼう」の作りかたをご紹介しましょう。
★簡単きんぴらごぼうのレシピ
■材料(2人分)
ごぼう → 1本(150gぐらい)
にんじん → 1/3本
酒 → 40cc
☆砂糖 → 大さじ1.5
☆しょうゆ → 大さじ1.5
☆みりん → 大さじ2
ごま油 → 適量
いりごま → 適量■作りかた
せん切りにしたごぼうを数分間水にさらしてザルに上げる
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にんじんもごぼうと同じ大きさのせん切りにする
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フライパンにごま油をひいてごぼうとにんじんを一緒に炒める
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しんなりしてきたら酒をいれて全体的にからませる
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☆の調味料を投入し味見をしながらお好みの味に調整してください
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フライパンの底に煮汁が少し残るぐらいまで煮込んだら火を止める
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そのまま具材を広げて冷ます(冷める間に味がなじんでいきます) ←コツ
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お好みでいりごまをかけて出来上がり!
便秘解消!パセリ、バナナ、パイナップルのこれでもか!ドリンク
レシピ出展:cookpad
普段は料理の添え物、飾り的な役目のパセリですが、便秘解消食べ物の代表格として知る人ぞ知るの存在なのです。その理由は豊富に含まれる食物繊維もさることながら、パセリの香り成分「ピネン」や「アピオール」が腸内の悪玉菌の繁殖を抑えて、腸内環境を整える効果があるからです。
そんな便秘解消食べ物の代表格パセリと2種類の食物繊維、オリゴ糖を併せ持つバナナ、それに酵素のパワーで体の調子を整えるパイナップルのトリプルパワーで便秘を解消する、「パセリ、バナナ、パイナップルのこれでもか!ドリンク」をご紹介しましょう。
※ちなみにパセリの香り成分ピネンには消臭効果があるそうです。肉料理の添え物に使われる理由がわかるような気がしますね。
★パセリ、バナナ、パイナップルのこれでもか!ドリンクのレシピ
■材料(1人分)
パセリ → 1束
バナナ → 1本
スライスパイナップル → 3枚
水 → 200cc■作りかた
パセリ、バナナ、パイナップルを適当な大きさに切る
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切った材料と水をミキサーにかけて出来上がり!
完全食の納豆で便秘解消!夏においしい「おろし納豆」
レシピ出展:cookpad
納豆が完全食と呼ばれる理由は体に必要なアミノ酸が豊富に含まれていることですが、便秘解消食べ物としての役目は、豊富な食物繊維と大豆オリゴ糖の働きで腸の活動を活発にすること。さらに、納豆に含まれるリノール酸が腸内の悪玉菌の増殖を抑えます。
さらに、ちょっと前にテレビのバラエティ番組で紹介され、ダイエット食品としてとても有名になった「だいこん」には、食物繊維のほかに代謝を向上させて体内の毒素を排出する酵素がたっぷり含まれていて、便秘解消食べ物としても有名な食品です。ここでは、そんな便秘解消に役立つ食品、納豆とだいこんを使った「おろし納豆」の作りかたをご紹介しましょう。
★夏においしい「おろし納豆」のレシピ
■材料(1人分)
納豆 → 1パック
だいこん → 約1cm
みょうが → 1個
小口ねぎ → お好みで
うずらの卵 → 1個
醤油 → 適量■作りかた
みょうがは小さく刻んで、だいこんはすりおろす
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納豆にみょうがとだいこんを入れ、付属のたれと一緒に混ぜ合わせる
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うずらの卵と醤油をかけて完成!
※だいこんをおろした時の汁は天然の酵素ドリンクなので、捨てないで一緒に混ぜてください。
便秘解消と美肌のダブル効果!さつまいものレモン煮
レシピ出展;cookpad
さつまいもと言えばおならが出ること。だから本当は好きなくせに敬遠したりするんですよね。ですが、おならの正体は腸の中で食物繊維が分解される時に発生するガスなんです。つまりそれだけたくさん便秘解消に役立つ食物繊維が含まれているということです。
それと、さつまいもに含まれる「ヤラビン」という成分は、腸のぜん動運動(便を押し出そうとする運動)を助ける働きがあります。さらにさつまいもの豊富なビタミン群がシミや肌荒れを予防してツルツルの美肌を実現します。そんな便秘解消食べ物さつまいもを使った、さつまいものレモン煮をご紹介します。毎日のお弁当や離乳食にもオススメですよ。
★さつまいものレモン煮レシピ
■材料(1人分)
さつまいも → 1本(約250g)
砂糖 → 大さじ2
レモン → 大さじ1
塩 → ひとつまみ
みりん → 少々■作りかた
1cm幅に輪切りしたさつまいもを水にさらしてアク抜きをする
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鍋に輪切りにしたさつまいもを入れて、水(さつまいもがひたひたになるぐらいの水)と砂糖、レモン汁、塩を入れて火にかける
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沸騰したら蓋をしてさつまいもが柔らかくなるまで煮込む
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竹串がスッと刺さるようになったらできあがり。そのまま冷まして味をしみこませる。
いかがでしょう、気になるレシピはありましたか。便秘解消食べ物には、かぼちゃやバナナ、納豆のほかにもたくさん種類がありますが、人の体はなかなか複雑なもので、効き目があるかないかは食べてみないとわからないという一面もあります。ですから自分にあった便秘解消食べ物を見つけるまで色々試してみるしかないということですが、食べ物のほかにも便秘解消の条件があることを忘れてはいけません。
その一つは水分補給を十分にすること。とにかく水を腸に送って固くなった便を柔らかくする必要があります。一日2リットルの水分補給が基本です。二つ目は体調を整えること。体の調子が悪ければ内臓の働きが鈍いのは当然のことです。便秘が辛いからと精神的なストレスまで溜め込むことなく、リラックスした毎日をお過ごしください。便秘解消食べ物を使った料理を色々考えてみるのも楽しいですよ。
まとめ
便秘解消食べ物を効率よく採れるオススメのレシピをご紹介しましょう
・赤ちゃんの便秘解消食べ物は「かぼちゃバナナヨーグルト」がオススメです
・食物繊維たっぷりのごぼう使った代表的な料理「きんぴらごぼう」の作りかた
・トリプルパワーで便秘解消解消!パセリ、バナナ、パイナップルのミックスドリンク
・完全食の納豆と酵素パワーのだいこんを使ったおろし納豆のつくりかた
・便秘解消に美肌効果!簡単に作れるさつまいものレモン煮