新入社員のうちがもしかしたら一番気楽なのかもしれません。上司のいうことを聞いて、頼まれたことやって、責任は責任が取ってくれて・・・。でもそんな気楽な新入社員時代は長くは続きません。年数を重ねるごとに責任のある仕事を任されますし、失敗しても先輩がどうにかしてくれていたことが、いつの間にか自分が責任をとる立場に変わっていっていますよね。
中堅社員になると、もう自分だけのことを考えていれば良い訳ではありません。そう、悩みはいつの間にか自分のことから、部下のことに・・・。そこで、今回はそんな部下の育成に困っているサラリーマンの方必見!今日は「上手な部下の育成術、仕事のやる気を引き出す7つの質問」をお伝えします。
上手な部下の育成術
仕事のやる気を引き出す7つの質問
今うまく行っていることある?
下を褒めることはとても大事です。怒る時間があるのなら、褒めてあげてください。人間誰しも、自分を否定されるよりも、認めてもらったほうがやる気が起きますよね。でも、上司が部下のことを全て把握できているかというと・・・実際にはなかなか難しいですよね。
そこで、この質問で、褒める材料を引き出すのです。部下だって、日々の業務の中でうまく行っていること・いないことなどたくさん抱えていると思います。ただ、それを吐き出す機会がないのです。ですから、あなたがこの質問をして機会を作ってあげましょう。この時に、今悩んでいることある?とは聞きません。あくまでも褒めるために、この質問をするのですからうまく行っていること聞きましょう。
また、部下のうまく行っていることを聞いたら必ず褒めるようにしてください。例えば、「私の知らない所でそんなに頑張っていてくれたんだね。ありがとう!これからも期待しているね」などはいかがですか?上司だからこそ、部下にはたくさんありがとうの言葉を述べるべきだと思います。また、その際に部下が悩みを言い出して来たら、きちんと丁寧に対応してあげてくださいね。
いい仕事しているね。達成度は何パーセント?
「いい仕事してるね」だけだと、そこで部下が満足してしまうのではないでしょうか?そこで、「達成度は何パーセント?」という質問を付け加えてみましょう。そこで、「120%です!」と自信を持っていう人はなかなかいないと思います。この質問によって部下にまだまだ出来るぞ!という気持ちを再確認させてやる気を引き出すのです。
またここでのポイントは、パーセンテージにして答えやすくしているところです。「達成度はどう?」と聞かれたら答えに困ってしまう人もいるでしょうし、「まぁまぁです」としか言いようがないので話がそれ以上広がらないと思いませんか?ですがパーセンテージで聞けば、達成していない残りの○○%をどうやって埋めていくのかなどを具体的に話せるきっかけになります。
達成度が低かったら、「私もサポートしようか?一緒にすれば、すぐ80%までいくさ。そうしたら君に任せればいいさ」などとフォローを入れるのも一つの手ですよね。よく失敗から学べとは言いますが、大失敗をするのはあまりいいことではありません。部下のSOSにいち早く気付き、失敗を最小限にとどめるのも上司の仕事だと思います。
何かやってみたい仕事ある?
「何かやってみたい仕事ある?」は、是非定期的に部下にしてほしい質問です。仕事における「慣れ」って時に素晴らしく、時に怖いものだと思っています。慣れると仕事は円滑に進んでいきますが、本人のモチベーションは下がっていきがちで、慣れが続くと仕事の質を落としかねないからです。
また、毎日同じ仕事をしていると、どうしても受け身になりがちになってしまいますよね。そこで、定期的に「何かやってみたい仕事ある?」と部下に新しいプランを自分で提案する機会をつくるのです。そのプランを必ず叶えなくてもいいので、まずは自分で考える癖づけをさせておきましょう。
何かアイディア浮かんだ?
これはやる気を引き出すというか、部下の気を引き締めるのにとても質問だと思います。アイディアって、普通に生活していて考え付くものですか?んー・・・なかなか難しいと思います。アイディアがパッと浮かんで!と良く言いますが、それは意識的に何かいい考えは浮かばないかと考える時間を持っているからだと思います。ですから、部下には積極的に聞いて、常に柔軟な考え方が出来るような状態にしてあげましょう。
アイディアなんて自分で考えるものだろうと思う方もいらっしゃると思いますが、皆さんが若手社員だった時代と今では働くということに対するモチベーションは全然違うとお考えください。良い意味でも悪い意味でも、社員は確実におとなしくなっています。大きなトラブルはないけれど、そこに情熱ややる気というものが昔の時代よりも感じられなくなっていることは確実でしょう。何かアイディア浮かんだ?=何か考え出せ!という意味での質問ですね。
この仕事やり終えたとき、どんな自分になっていたい?
仕事をしていくうえでのモチベーションを保つための言葉です。ここでのポイントは、業務を達成させることが目標なのではなくて、達成したときになっていたい自分になれているかどうかが重要なのだということです。仕事をただこなしていくだけでは、絶対にどこかで虚しさが来てしまいます。けれど、なりたい自分になれることで、また頑張ろうっていう気持ちになれるはずです。
僕たちの共通点を探そうか?
一緒に仕事をしていても、プライベートについてはなかなか話す機会がないと思います。でも、お互いの共通点があると上司と部下であっても距離がぐんと近づくと思います。そこで、ちょっと恥ずかしいと思いますが思い切って聞いてみましょう?好きな食べ物、好きな音楽、会社から帰った後の行動など、小さなことでも何でもいいです。仕事をしていくうえで、コミュニケーションはとても大事ですので、たまにはこういう質問もいいかもしれませんね。
この仕事終わったら、何かウマイもの食いに行かない?
楽しく仕事をするためには、こんな質問も大事です。仕事以外で一緒に過ごす時間が、少しあるだけで関係性も変わってくると思います。
以上、上手な部下の育成術、仕事のやる気を引き出す7つの質問をお伝えてしました。何で部下にこんなに気を遣わなきゃいけないんだと思う方もいるかもしれませんが・・・部下のやる気を引き出すのも上司としての立派な仕事です。ですから、部下のやる気を引き出すためにも、是非上記の7つの質問を是非お試しください。
今日のまとめ
上手な部下の育成方術、仕事のやる気を引き出す7つの質問
今うまく行っていることある?
いい仕事しているね。達成度は何パーセント?
何かやってみたい仕事ある?
何かアイディア浮かんだ?
この仕事やり終えたとき、どんな自分になっていたい?
僕たちの共通点を探そうか?
この仕事終わったら、何かウマイもの食いに行かない?