風邪の時の食べ物を知って快適な看病をしてあげるコツ


愛するパートナーが風邪をひいてしまうと、おいしい料理を作って早く治してあげたいと思う人も多いですよね。でも、風邪の時の食べ物ってどんなものがいいのだろうと悩みませんか?風邪の時の食べ物は、温かくて消化の良いものが基本です。

しかし、風邪と言っても、色んな症状があります。喉が痛いとか、熱が出たとか、それぞれの症状に合わせた食事を作れたとしたら、パートナーの風邪を早く治す手助けができるでしょう。

風邪の時の食べ物には、体を温めたり、痛みを和らげたり、不足しがちな栄養素が多く含まれる物がたくさんあります。それらをうまく組合わせることで、おいしくて風邪に効く食事を作ることもできます。

ここでは、風邪の時の食べ物を知って、症状に合わせた食事を作ることで、パートナーにとって快適な看病をしてあげるコツをお伝えします。

風邪のひきはじめには鍋

風邪はひきはじめの対処が肝心です。最初の対処がきちんとできると、風邪にかかる期間を短くすることができるんです。特に、ひきはじめの二日間が大事です。この時期には、体を温めて免疫力を高めなくてはいけません。

体温が1℃あがると、免疫力はなんと5~6倍にもなります。風邪のひきはじめには、まず体を温めましょう。風邪の時の食べ物で、体が温まる一番良い料理は、なんといっても鍋料理。

色んな食材も取れ、栄養バランスも整いますし、煮込むので具材が柔らかくなることで、消化も良くなります。また、火にかけながら食べるので、部屋も暖まり、体の内側と外側の両方から体温をあげることができます。

おすすめ具材は、ネギやしょうがです。どちらも体を温める成分がたくさん含まれていますし、どんな鍋料理にも合わせることができますので、ぜひ入れてみてくださいね。

 

熱が出た時には水分補給が大切

風邪をひいて熱が出るという状態は、体が病原体と戦っている状態です。この時、不感蒸泄という体から勝手に出ていく水分量が、普段より多く出ていってしまいます。そのため、発熱時には水分が不足しがちとなります。

体から失われていく水分というのは、水だけでなくミネラル分なども一緒に出てしまうので、水分補給をする時には、塩分やミネラル分も補給する必要があります。ですから、水よりは、スポーツ飲料や麦茶の方が良いでしょう。

寒気がするうちは、温かいものを、熱が上がりきった後は、少量なら冷たいものでも大丈夫です。また、発熱時には消化力も落ちますので、脂肪分が多いものや油ものなどを避けましょう。

味噌汁は、塩分も適度に含まれ、具を煮込みますので消化にもよく風邪の時の食べ物としておおすすめですよ。

 

嘔吐や下痢には経口補水液

吐き気があったり、嘔吐している時には、なかなか水分も口に入らないものです。また、下痢の時には、体から水分がどんどん失われていきますので、脱水対策が重要となってきます。

嘔吐や下痢が続くときには、水分だけでなく、電解質も失われていくので、体の電化質のバランスが崩れてしまいます。

その時に活躍するのが、経口補水液で、軽度から中等度の脱水時に水と電解質を補給する飲み物、味はスポーツドリンクよりもしょっぱく感じます。

嘔吐時には一度にたくさん飲むことは難しいので、常温のものを少しずつ飲むとよいでしょう。下痢の時にもたくさんの量を飲むと、腸が刺激されてしまうので、注意が必要です。

なにか食べることができるようなら、味噌汁やりんごなどは刺激が少なくお腹に優しいので、風邪の時の食べ物として最適です。

 

喉が痛いときは、はちみつが一番

喉が痛いと、話すこともできないし、食事も喉が通らず辛いですよね。イガイガしたり、咳が止まらないこともあります。そんな喉の痛みに抜群の効果を発揮するものとは、なんとはちみつ。

はちみつというのは、女王蜂が幼虫を育てるために使うものなので、栄養がたくさん詰まっています。ビタミンも豊富ですし、疲労回復に役立つ成分もあります。そして、吸収も早いので、風邪で弱った体を早く回復する手助けとなるでしょう。

殺菌作用があるので、直接喉に塗っても痛みや炎症を和らげることができるんですよ。喉が痛む風邪の時の食べ物として、はちみつを使ったものでおすすめなのは、はちみつ大根です。

はちみつ大根を飲むと、大根に含まれる酵素が消炎作用を発揮し、喉の辛い症状を落ち着かせてくれます。はちみつ大根は、はちみつに大根をさいの目に切ったものを入れて一晩漬けておくだけで出来上がります。とても簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。

 

回復期には卵とじうどん

風邪が回復してきた時は、それまでの風邪症状との戦いの中で失われたビタミンやミネラルを補給することが必要です。また、健康体に戻るためには、良質なたんぱく質を取って、体力を回復させる必要があります。

緑黄色野菜にはビタミンやミネラルが、白身魚やしらすには良質なたんぱく質が豊富です。とくに卵はたんぱく質の宝庫なので、風邪の時の食べ物として、ぜひ食べてほしい食材なんですよ。

卵は料理のアレンジもしやすいので、料理のバリエーションもたくさんあることでしょう。その中でもおすすめしたいのが、卵とじうどんです。

人参やワケギなどの緑黄色野菜を入れれば、ビタミンやミネラルも取ることができるんです。うどんは消化もいいので、体に負担も少ないので、早い回復に役に立つことでしょう。

 

このように、風邪を治すためには、保温・栄養・休息が大切です。その中の栄養をあなたが手助けできれば、最適な看病と言えるのではないでしょうか。風邪の時の食べ物を知ることで、回復に必要な栄養を取り入れた料理を作ることができますよね。

どんな風邪の時にも大切なのは、体を温める食材を取ることでしょう。風邪の時の食べ物で、一番取り入れたいものは、しょうがです。なぜなら、しょうがは体を温めますし、調味料としても使えるので、どんな料理にも合わせることができるんです。

また、紅茶にはちみつと一緒にいれてもおいしく飲むことができます。しょうがを取り入れた料理を作って、愛するパートナーに一日でも早く元気になってもらえるような、最適な看病をしてあげたいものですね。


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