女性の大敵、貧血を飲み物で予防できれば効率的ですよね。女性は生理などがある関係でホルモンバランスも崩れやすく、また貧血も起こりやすいと言われています。
もちろん薬やサプリメントだけではなく、食べ物で調整するのが一番ですが、個人差もありなかなかうまくいかない人もいるのではないでしょうか。
食べ物、飲み物で貧血対策ができて、さらに改善できるならそれに越したことはありませんよね。そこで今回は、貧血を改善する「飲み物」で女性の大敵を撃退するための5つのレシピについてお伝えします。
個人差があることに加え、アレルギーや好き嫌いも人それぞれ。自分の体質と照らし合わせながら、合うものに挑戦してみるとよいでしょう。
貧血を改善する飲み物で
健康を取り戻す5つのレシピ
フルーツジュース
貧血に効く飲み物で最も手軽にできるのがフルーツジュースです。鉄分といえばひじきやレーズン、プルーンですよね。ですがこれがなかなか苦手という女性が多いんです。
そんな時は、バナナやレモン汁と混ぜてジュースにしてみるとよいでしょう。フルーツではないですが小松菜などを加えるのも効果的。さらに豆乳を取り入れれれば、女性ホルモンとして重要なイソフラボンも摂取できます。
フルーツと合わせると、鉄分の吸収を助けてくれる効果が期待できるビタミン類も一緒に摂取することができますよ。お好みに応じてフルーツ酢(リンゴ酢など)を使うのもよいですね。
サジージュース
サジーとは、ユーラシア大陸原産のグミ科の植物で、小豆ほどの小さな果実に200種類以上の栄養素を蓄えていると言われています。
鉄分は実にプルーンの37.5倍、さらに鉄分の吸収を良くするビタミンCはレモンの9倍。スーパーフルーツと言われるゆえんです。
貧血対策の飲み物としてはもってこいのサジージュースですが、その分副作用には注意しなくてはいけません。胃腸が弱い人が、空腹の状態でサジージュースを飲んでしまうと、ビタミンの酸味が刺激となり、胃痛を起こす可能性がありますので、摂取するなら食後にしておきましょう。
また、過剰摂取は厳禁です。どのメーカーも基本的に1日30ミリリットルと摂取量が決まっています。「栄養素が豊富だから」「味が好みだから」と飲んでしまっては、せっかくの栄養素が流れてしまったり、肝臓に負担がかかったりしてしまいます。
他にも「好転反応」と言って、例えるなら筋肉痛のように、体が順応するまで下痢や胃もたれなどが起きることがあります。これらは1~2週間で改善してきますが、それ以上経っても体調が改善しないようなら摂取を中止してください。貧血に有効な飲み物とはいえ、摂取方法や容量をしっかり守るようにしましょうね。
アサイージュース
アサイーとはブラジルのアマゾンを原産地とするヤシ科の植物で、直径約1cmほどのうちの約95%は堅い種で、食べられる部分もわずか5%程度と言われています。
しかしそこに含まれる栄養素はかなり豊富かつバランスが良く、鉄分はレバーの3倍、プルーンの10倍とも言われています。これをジュースにすることで貧血予防の飲み物として摂取することができますよ。
ヨーグルトなどの味つけにして食べる方法もありますが、
・バナナ1本
・イチゴ 適量
・アサイー 100cc~
・牛乳 150cc~
・水
好みで・はちみつ、砂糖、オリゴ糖
などを好みに合わせて上記のレシピでアサイージュースを作ると、貧血予防の飲み物として効果絶大です。
コンビニやスーパーの鉄分ドリンク
フルーツジュースやスムージーなどが体に良いのはわかっているけれど、忙しくて作っている時間がないし、後片付けも面倒……という人は、コンビニやスーパーなどで売っている、鉄分を意識して取り入れたドリンクを活用するのがよいでしょう。
貧血対策の飲み物としては十分効果的です。過剰摂取は禁物ですが、今はどこのコンビニやスーパー、ドラッグストアでもいろいろな種類の鉄分含有のドリンクが売られています。
サプリメントと合わせるのもよいかもしれませんから、薬剤師さんなどに聞いて選ぶとよいでしょう。貧血予防の飲み物を探しているといえば、アドバイスをしてくれるはずですよ。うまく生活に取り入れてみましょう。
鉄分吸収を妨害する飲み物もあります
貧血予防の飲み物がある一方、貧血の人は避けたい飲み物もあります。
【コーヒー】
コーヒーはカフェインの他、タンニンを含んでいます。タンニンは鉄イオンと反応して結びつく性質を持っているため、せっかく鉄分の多い飲み物や食べ物を摂取しても、うまく吸収することができなくなってしまいます。貧血の人は食後のコーヒーは控えたほうが無難です。
【緑茶】
緑茶にもタンニンが含まれているため、鉄分の吸収が阻害されてしまいます。口当たりが良くさっぱりするので好む人も多いですが、貧血の心配がある場合は濃い緑茶を飲んだり、毎日何杯も飲んだりするのは控えたほうがよいでしょう。ちなみに、貧血の治療のために服薬している人は、医師から何で飲むか(水など)指示が出た場合は必ず守るようにしてくださいね。
【紅茶】
紅茶もまた、タンニンが含まれている飲み物です。しかも種類によっては緑茶よりもタンニンが含まれているものもあるため、注意が必要です。
【ココア】
貧血に良いとされているココアですが、カフェインが配合されているため、思ったより鉄分が吸収されないという欠点があります。
タンニンやカフェインは鉄分の吸収を妨げます。貧血時の飲み物としてお茶系が飲みたいと思ったら、麦茶などにしておくとよいでしょう。もっとも、どれも飲みすぎ、食べ過ぎが体に毒なのはなんでも同じ。あまり神経質にならず、適量を守るようにしておくのが一番ですね。
いかがでしたでしょうか。貧血対策として、薬やサプリメントで対応するのも大切ですが、食べ物や飲み物で対策が立てられるならなおよいですよね。
大切なのは薬でもサプリメントでも食べ物でも飲み物でも、継続してきちんと摂取することです。日々意識して、貧血予防の飲み物を摂取したり、きちんと服薬することも忘れないようにしてくださいね。
貧血予防の飲み物があるように、避けた方が良い飲み物というものもあります。あまりガチガチに考えて避けることはありませんが、ちょっと意識するだけでも、日々の積み重ねで体調が変わってくることがありますから、神経質にならない程度に気を付けることで、あなたの貧血も改善していくことでしょう。
まとめ
貧血予防・改善に効果がある飲み物とは
・ フルーツジュース
・ サジージュース
・ アサイージュース
・ コンビニやスーパーの鉄分ドリンク
・ 鉄分吸収を妨害する飲み物もあります