風邪を引いたらできるだけ早く治したいと思うもの、なので風邪に効く食べ物を効率よく摂取して1日でも早く元気になりたいですよね。
風邪を治すためには「即効性のあるエネルギー源=炭水化物」「胃腸に負担が少ないエネルギー源=糖質」「免疫力強化のもと=タンパク質」「ウイルスへの対抗力のもと=ビタミンC」の4つの栄養素をバランスよく摂取する必要があります。
そこで今回は、風邪の時にぜひ食べていただきたいレシピや飲み物についてお伝えします。風邪に効く食べ物は自分が辛い時にも積極的に食べたいところですが、「とてもじゃないけど料理なんてしてられない」「彼氏が風邪を引いたと聞いた!」といった切羽詰まったときにも転用できるポイントについても併せてお伝えしていきましょう。
風邪に効く食べ物を使って
悪化を予防する5つのレシピ
これぞ栄養満点「レバニラ炒め」
「あんまり好きじゃない」という声も多いレバーですが、タンパク質・ビタミンB1、B2・ミネラルからベータカロチンまで含んでいる優れモノ。風邪に効く食べ物として非常に優秀な食材なのです。
さらにここに、殺菌作用抜群・血流UPで風邪を回復させるネギとスタミナUP+内臓の調子を整えるニラ、免疫機能UP・殺菌、抗菌作用UPのニンニクを組み合わせたレバニラ炒めは風邪に効く食べ物として最強の一品です。
献立として組み合わせるなら、消化がよく炎症を抑える働きがある大根をおろしにして豆腐などと組み合わせて食べるか、大根とカニカマなどの中華スープやみそ汁にすると体も温まりますよ。
体に優しい「豚肉の生姜焼き」
レバニラ炒めよりは食べやすい人も多いのではないでしょうか。タンパク質を効率よく摂取するなら豚肉は万能選手。他にもビタミンB1を多く含んでいるので疲労回復にも役立ってくれますよ。
さらにここに、咳や痰を改善し体を温めてくれるショウガが加わる「豚肉の生姜焼き」!風邪に効く食べ物としてぜひとも摂取したい一品ですね。
また、ショウガが持つ発汗作用も風邪に効く食べ物として一押ししたい理由の1つです。こちらをメインとするなら献立、というよりつけあわせにポテトはいかがでしょうか。
ジャガイモはビタミンが豊富なうえ加熱しても壊れにくいという長所があります。風邪の引きはじめならばウイルスの活動を抑制してくれるので治りが早くなる可能性もUPさせることができるのです。
土用の丑の日だけではない「うな丼」
「土用の丑の日にはうなぎ」と言われるくらい夏バテ防止で有名な食材うなぎは、実は風邪にも効く食べ物としても有名です。うなぎも栄養豊富な食材で、風邪のときに必要なビタミンが豊富に含まれています。
ビタミン以外にも、鉄分なども沢山含む食材です。そのまま食べたいうなぎではありますが、風邪に効く食べ物としてなら「うな玉丼」がおススメです。たまごにはビタミン類とタンパク質が多く含まれています。
消化にも良いので胃腸の負担も軽減してくれます。ただし、たまごはアレルギー食材としても有名です。程度にもよりますが、もしたまごアレルギーがあるのなら摂取は控える、もしくはやめておくようにしてくださいね。
風邪薬を飲まないならぜひともコーヒーを
風邪に効く食べ物……というより飲み物ですが、なんとなくコーヒーだったらポカリスエットのようなものを、と思いがち。しかしポカリスエットなども飲みすぎれば糖分・塩分過多になってしまいますのでご注意を。
さて、風邪に効く食べ物、ではなく飲み物についてのコーヒーですが
1.カフェインの血管収縮作用により頭痛及び倦怠感の緩和が期待できる。
2.カフェインによる利尿作用で老廃物やウイルスを体外へ排出する効果がある。
3.食欲不振の際、胃液の分泌を促し胃腸の消化吸収を活性化させる働きがある。
4.カフェインによる気管支拡張の効果により喘息の症状を緩和してくれる。
5.交感神経の働きを高め、新陳代謝が活発になる。また咳症状を緩和してくれる。
ざっとあげてもこれだけの働きをしてくれるのです。ただし風邪薬を飲んでいる場合はカフェインの過剰摂取になる恐れがあるため避けた方が無難でしょう。
風邪薬を飲んでいない、初期段階の風邪にかぎり有効と捉えてください。ですがそれも飲み過ぎは厳禁です。利尿作用の効きすぎで貧血をおこしたり、胃もたれや消化不良をおこす可能性がありますので1日3杯(400ml)ほどを目安に適量を摂取するようにしましょう。
緊急手段!?コンビニを使うならこれを購入しよう!
実際に風邪を引くと「料理なんて作る余裕がない」と思うこともあるでしょう。また、彼氏や友人が風邪を引いたとなると「とりあえず何か買っていくね」となるケースもあります。そんな時、応急処置としてコンビニなどで購入できる「風邪に効く食べ物」をご紹介しましょう。
【主食】
・うどん……鍋焼きうどんがおススメ。柔らかくて消化が良く、具がいろいろ入っているので栄養価もばっちりです。
・アイスクリーム……冷たいのでのど越しが良く、高カロリーなので病人食としては優秀なのです。
・おかゆ……卵やショウガ、ネギなどを加えて調理すると体が温まってよいですね。雑炊にするという手もありますよ。
【副食・デザート】
・茶碗蒸し……こちらもするっとのどを通るうえ胃を冷やすことがありません。もちろん栄養もとれます。
・ゼリー……のどが痛むときも比較的胃に入っていきやすく、手っ取り早く栄養や水分の補給ができます。
・ヨーグルト……みかんやはちみつ、黒砂糖などと組み合わせるとビタミン補給につながります。
・のど飴……のどが痛い時、意外と重宝するのがコレです。のどが潤うだけでも違いますよ。ちなみに「風邪に効く食べ物」ではなく「飲み物」ですが、ポカリスエットやアクエリアスなどは適量ならよいのですが大量に摂取するとかえって糖分が体を冷やすことになってしまいます。体を温める飲み物を少しずつ摂るようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。どれも風邪に効く食べ物として優秀かつ効果的。最初から作らなくてもコンビニなどで購入してきたものをアレンジ、という手もあり!ただ買ってきて渡すよりポイントUPが望めちゃう、かもしれません。
ちょっとヨコシマな考えはさておき、風邪に効く食べ物はあくまで風邪を引き始め~初期症状の段階で有効なものです。症状が重くなって来たら無理せず通院してください。
自己判断で重症化する前にきちんと医師の指示を仰ぎ、養生しながら栄養を摂るようにしていきましょう。今回ご紹介したレシピは予防にも効果的です。
風邪は引かないのが1番。「普段の不摂生が祟った」なんてことがないように、きちんと食事と睡眠はとるようにすることが大切です。
まとめ
風邪の引きはじめに役立つレシピとは
・ これぞ栄養満点「レバニラ炒め」
・ 体に優しい「豚肉の生姜焼き」
・ 土用の丑の日だけではない「うな丼」
・ 風邪薬を飲まないならぜひともコーヒーを
・ 緊急手段!?コンビニを使うならこれを購入しよう!