目を見て話すのが苦手な人必見!対人関係克服術

目を見て話すのが苦手な人必見!対人関係克服術
目を見て話すのは対人関係の基本です。誰でも子供の頃に、一度は「お話しするときは相手の目をきちんと見て話しなさい」と言われた経験があるのではないでしょうか。

たしかにそっぽを向いて話をされるよりは、ちゃんとこちらを見てもらった方が相手に対する印象は良くなりますよね。ですが誰もがきちんと相手の目を見つめてにこやかかつスムーズに話ができるとは限りません。

「目を見て話す」って実はけっこうプレッシャーがかかるもの。まして「人と話すこと自体が苦手」という人には、一種の苦行にすら感じられる場合もあります。

そこで今回は、「他人との会話」に悩むあなたへ、克服のための心得をお伝えします。ちょっとしたコツで苦手意識はぐっと楽になるものなのです。

 

目を見て話すのが苦手な人必見!
対人関係克服術

 

実は「目を見る」よりも、タイミングよく目線を送ればそれで十分。

相手の目を見て話すのが苦手な人の大半は「自分が話すときにどのタイミングで相手の目を見ればいいのかがわからない」と感じています。

わからないからじーっと見つめてしまって不審がられたり、逆に終始目線が定まらなくて相手をイラつかせてしまったり。こんな経験が重なっていけば、人と話すこと自体に臆病になるのは無理もありませんよね。

ではまずはここから克服していきましょう。目を合わせるタイミングがわからなくなったら、「句読点」を意識してください。相手が話す言葉を文章にしてみたとき、必ずどこかで「、」や「。」が入るはずですよね。

実際に会話をしている最中ならちょっとした息継ぎが入るかもしれません。そのあたりで「さりげなく」目線を合わせるのがポイントです。意識しすぎてオーバーアクションになるとかえって怪しい人認定されてしまうので気をつけましょう。

 

まずは相手の「目」よりも別な部分を見るようにしてみよう。

会話において最も失礼なのは相手の目を見て話さないことよりも「相手に意識を向けない」ことの方。「目を見て話す」意味は、「あなたの話をちゃんと受け止めていますよ」という無言のメッセージを届けることに他なりません。

となると、目を見つめ続ける必要性はあんまりありませんよね。要所要所できちんと視線を返せば十分意思表示になります。

そもそも「視線が合わないのは無関心な証拠」ですが、視線が合っている時間が長すぎると今度は相手に「威圧感」を与えてしまいかねません。

相手の目への視線は3割と考えて、あとは鼻や額、頬といった部分にあえて少し外してあげる方がかえって相手は安心するものです。何よりあなた自身も「目を見て話す」プレッシャーが軽くなる分、多少気持ちが楽になるはずですよ。

 

目線をそらすときは「横方向」よりも「縦方向」にそらせよう。

目を見て話す時間が長ければいいというものではありません。かといって目を見て話す時間が短すぎても良い印象を与えません。

……となると必然的に、会話の中で「目を見て話す」「相手から目をそらす」をスイッチしていかなくてはいけませんよね。ここで気をつけたいのが目線をそらせる方向です。

いくら話す言葉が明るく相手の意見に同意していたとしても、視線を横に外すと、非言語コミュニケーション(言葉ではなく態度やしぐさで表現される意思)の領域では「拒否」の意を示しているとみなされてしまいます。

これは言葉での拒否よりも相手に不快感を与えます。つまり「言いたいことがあるなら(嫌なら嫌と)はっきり言えばいいのに調子がイイ奴」と思われてしまう可能性が高くなるわけです。

こんな望まぬ状況を回避するには、「目線をそらすときは縦方向」を心がけましょう。それも軽く、目~鼻の頭あたりに視さらっと線を移すくらいで十分です。あまりにも目線を下に下げすぎるのもよくありませんので注意しましょう。

 

「目を見ること」にとらわれる必要はナシ。

会話とは、相手・もしくは自分が「話をする」「話を聞く」の繰り返しで成立するものです。さらにあなたも相手も、その合間合間に見せるしぐさや表情から言葉の裏側にある感情や思考を読みとり判断して次の話題につなげています。

文章にすればこれだけ長くなることを、人間は瞬時にやってのけているのです。さてこの流れを分析してみると、おそらく相手の目を見て話すのが苦手な人は「相手の話を聞く」ときにつまづいているのではないでしょうか。

会話とは膨大な情報のやり取りですが、その処理が追いつかないのか緊張するからなのか、はたまた全く別の方向へ意識が向いてしまうからなのか。

理由を突き詰めれば個人の数だけ出てくると思われますが、結局のところ相手の話を聞いているときにうまく意思表示ができていないゆえの苦手意識、なのかもしれません。

そんなときは「目を見て話す」こと自体をいったん頭から締め出して、自分が次に何を話すべきなのかに意識を向けるとストレスが軽減されますよ。

 

「お医者さんの力を借りてみる」のもアリ!

「目を見て話すのがただ苦手」なら自己流でもある程度軽減ができますが、自分自身が気づいていないだけで、目を見て話すことへの恐怖や緊張は実は「正視恐怖症(自分の視線が人に不快感を与えているのではないかと不安にかられる)」「視線恐怖症(他人に自分を見つめられるのが怖い)」など、心の病として深くに根付いていたというケースも実際にあります。

「病院も視野に入れてみようかな」と思うなら一度、心療内科やメンタルクリニックを受診してみるのも悪くありませんよ。風邪を引いたら内科などにかかるのと同じ感覚です。

もっとも「心」という重要でもろい場所を治療しようというのです。先生との相性もあるはず。合わないと感じたら無理して我慢しないで、合うところを探してみてくださいね。

 

いかがでしたでしょうか。他人と会話をするにあたって、苦手意識を持っている人ほど「目を見て話すこと!」と頭で考えすぎてしまうため、かえって力が入りすぎてしまうものです。

しかし「目を見て話す」のが絶対条件ではないというのがわかっていれば、少しは緊張も和らぐのではないでしょうか。それでもどうにもならない!というあなたもあきらめることはありません。

いっそのこと「すみません、目を合わせて話すのが苦手なので」とカミングアウトしてしまうか、周りに信頼できる人がいるなら(慣れる努力は当然必要です)思い切ってヘルプを頼んでしまうという手もあります。

慣れればどうってことない対人関係の構築も、辛い人にはとことん辛いのが真理です。無理しすぎないように自分自身を労わりつつ、克服のための知恵を巡らせていきましょう。

まとめ

目を見て話すのが苦手なら、このポイントを意識してみて。

・ 実は「目を見る」よりも、タイミングよく目線を送ればそれで十分。
・ まずは相手の「目」よりも別な部分を見るようにしてみよう。
・ 目線をそらすときは「横方向」よりも「縦方向」にそらせよう。
・ 「目を見ること」にとらわれる必要はナシ。
・ 「お医者さんの力を借りてみる」のもアリ!


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