昔から栄養豊富で身体に良いとよく言われるひじき。ひじきは食物繊維が豊富だという研究の結果、すばらしい栄養食品として注目されました。なぜ、体に良いのかというと、海藻類の一種であるひじきには食物繊維やミネラルなど様々な栄養素が含まれてるからです。
ひじきはその素晴らしい栄養を活かし、療養食や健康食としても取り入れられています。鉄分も豊富なので女性や妊婦さんの貧血予防にも役立ちます。また、ひじきは美容効果も高く皮膚の働きを保つ効果があるビタミンAやカルシウムなどが多く含まれています。
健康面だけでなく美容やダイエットにもぴったりなひじき。そこで今日はひじきの栄養が美容に良い５つの理由についてお伝えします。
ヨウ素で代謝アップ
ヨウ素の主な効果は基礎代謝や成長期の発達の調整で重要な役割をもつ甲状腺ホルモンの生成を助けることです。甲状腺ホルモンは細胞の発達や活動、末梢組織の成長などに欠かせないものです。
その手助けをしてくれるのがヨウ素になります。髪や肌の細胞機能を活発化してくれ、新陳代謝を促してくれることで常に新しい細胞が作られるため美しく保つことができるのです。
また、甲状腺にはヨウ素をとり過ぎても問題の起こらない仕組みがありますので、取り過ぎについては考える必要はありません。
ミネラルで腸の働きを活発に
ひじきにはミネラルが豊富に含まれていますがこのミネラルは腸の働きを活発にしてくれます。
腸の働きを活発にすることで老廃物の排泄を促進させ、便秘の解消につながります。また、毛髪をきれいに保つ効果もあり、艶のある髪を保つのにも役立ちます。
メラニンの代謝を促進する効果がありシミやそばかすを防止するのにも役立ちます。女性は、特に、ひじきからミネラルを取り入れたいですね。
ビタミンで肌を丈夫にA
ビタミンAは皮膚や粘膜を丈夫にしてくれたり、免疫力や抵抗力をアップしてくれる働きがあります。ニキビや吹き出物などの悪化や細菌による感染を防いでくれるので美肌を保つのに必要な成分です。
ビタミンAが欠乏してしまうと、肌の生体膜の形成に影響を及ぼし肌荒れの原因になってしまいますのでこまめに摂取する必要があります。
ビタミンAは体内に摂りこまれると使われなかった分は次の日以降にも使うことができて溜めておくことができます。
ただし、大量に摂取すると（1日で1週間分等極端な過剰摂取）頭痛や下痢、発疹や神経障害など過剰反応がでるそうなので注意が必要です。
食物繊維がたっぷり
ひじきの約半分は食物繊維でできていると言われるほどひじきには食物繊維が豊富です。食物繊維は第６の栄養素とも言われており人の消化酵素では消化できない成分の為、便秘を解消するのに欠かせない栄養素です。
食物繊維は便秘解消の効果だけでなく、肌のくすみがなくなるという効果もあります。便秘解消をすることで体内の老廃物が排出され身体の中から肌がつやつやしてきます。
また規則正しい便通をつけるためには、朝食を多めにとって朝から大腸の運動を促したり、定期的な運動も必要です。ひじきを取り入れると共に、規則正しい生活習慣も気をつけましょう。
カルシウムも豊富に含まれる
骨を形成するのに必要なカルシウムですが肌にとっても不可欠な栄養です。皮膚の細胞はカルシウムによって繋がれているため、カルシウムを適切に摂取することできめ細かな肌を維持することができますかかとなどがかさかさしてしまうのはこのカルシウム同士の結束が弱くなっている証拠です。
また、乳製品にアレルギーがある方は代替え食としてもひじきはおすすめです。
カルシウム不足は、本人に大きな自覚症状がないため、症状として表れるまで気が付かないケースが目立ちます。カルシウムが不足すると、足がツリやすくなったり、手足がしびれやすくなる、イライラするなどの症状がでることがあります。
そんな症状が出ないようにするためにも、ひじきからのカルシウム摂取を心がけましょう。
このように、ひじきには美容とって欠かせない栄養がたくさん含まれているのがわかりますよね。海からの贈り物と言われるのも頷けますよね。また低カロリーでいろいろな食材と合わせることでもっと効果を発揮するひじきは他の食材との相性も抜群です。ヘルシーで、栄養価も高いので、日ごろからスタイルを気にしている女性にはおススメの食材の一つです。
そして、日本食の代表格とも言えるひじきはレシピも豊富で飽きることなく食卓に取り入れやすい食品です。色々な食べ方で、ひじきを楽しく美味しくとりいれてみてください。美容にも健康にも良いひじきを積極的に取り入れていきましょう。
今日のまとめ
ひじきの栄養が美容に良い５つの理由
・ヨウ素で代謝アップ
・ミネラルで腸の働きを活発に
・ビタミンAで肌を丈夫に
・食物繊維がたっぷり
・カルシウムも豊富に含まれる