会社へ行きたくない時に考えるべき未来のメリットデメリット

会社に行きたくない、とか仕事を辞めてしまいたい。会社勤めをしていれば、誰でも一度はそんな風に思うことがあるのではないでしょうか。

特に日曜の夜などは「サザエさん症候群」という言葉があるくらい、会社に行きたくない人が多い日です。夏休みや年末年始といった長期休暇の後も、やはり会社に行きたくない気持ちが強くなりがちです。でもこれはごく普通のことですから、特に心配はいりません。

ところが、毎日のように会社に行きたくないと思ったり、いっそ辞めてしまいたい、転職をしたいと感じる状況ならば話は変わります。

なぜ会社に行きたくないのか、このまま続けてみるのか、あるいは辞めたり転職をした方がいいのか、そうした場合、周囲に迷惑がかからないか、自分の生活にどんな影響が出るのかまでよく考えて行動しなければ、いつまでも負の連鎖から抜け出せなくなってしまう危険があります。

今回は、会社に行きたくないと思った時にチェックしておくべき原因と対処方法、さらに未来に向けてのメリットデメリットについてお伝えします。

 

会社へ行きたくない時に考えるべき
未来のメリットデメリット

 

仕事でミスをした時

仕事でミスをして、周りに迷惑をかけてしまった翌日はとにかく会社に行きたくないものですね。しかし、もしそのミスによって起こった事態が既に解決しているなら、もう気にすることはありません。

周囲はもう次の仕事に向かっていることでしょうから、自分だけいつまでも気に病んでいるのは時間の無駄というもの。次はミスをしないだけでなく、挽回する気持ちで堂々と出社すべきです。

また、ミスの解決に時間がかかりそうならば、周囲にも助けを借りてできるだけ早く、誠実に対応しましょう。反省はもちろん必要ですが、ただただネガティブになるのはかえって自分にも周囲にもマイナスにしかならないのです。逃げるのではなく、2度と同じミスを繰り返さないように努力しましょう。

 

ルーティンワークばかりでつまらない

ルーティンワークは、慣れてくるとどうしてもやりがいを感じられず意欲が薄れてしまいがちです。また同じ作業ばかりかと思うと、会社に行きたくなくなってしまうことも。そんな時は一度、自分がそのルーティンワークを誰よりも完璧にこなせているかどうか、振り返ってみましょう。もし他の人と同程度か、それ以下だったとしたら文句を言う資格はありません。

誰よりも早くミスなくできるまで、とことん頑張ってみるべきです。簡単なルーティンワークすら満足にできないようでは、他の魅力的な部署に異動できる可能性は低く、もし転職をしても上手くいかないはずです。

逆に、日々のルーティンワークを完璧にこなし、しかも時間に余裕ができるくらいになれば、周囲の評価も高まり希望の仕事を任されるチャンスも出てきます。自分なりの工夫で効率化を図ることで、会社に行くのが楽しみになることでしょう。

 

通勤が大変

通勤時間が長く混雑した電車に2時間、3時間と揺られる毎日であれば、会社に行きたくないと思うのも無理はありません。会社の近くに引っ越しできれば最高ですが、やはり現実的ではありません。

そんな時は、通勤時間をチャンスと捉えてみましょう。今はスマートフォンがあれば読書したり音楽を聴いたり、英語の勉強や新聞のチェックまで、なんでもできてしまいます。

通勤時間が短い同僚の何倍も、楽しめるのです。仕事に役立つことをするのもいいですが、ゲームなどでリフレッシュしても構いません。長い通勤時間を趣味や仕事に活かす場と捉えて、楽しく活用してください

どうしても辛かったり、家事や育児と両立するために通勤時間を減らしたいなら、出勤日数が少なくて済む会社や、フレックス制の会社に転職をする手もあります。

 

締め切りに追われてばかり

普段から締め切りに追われるような仕事の場合、ストレスが積み重なりネガティブな気持ちになりやすいものです。

結果としてもう会社に行きたくない、という感情を持つことになります。締め切りに間に合うように効率的に仕事をこなす工夫は既に手を尽くしているでしょうから、スケジュールの立て方を見直したり、時には質を落としてでも早く終わらせリフレッシュするなど、自分を追い込まないように意識してみましょう。

 

人間関係がうまくいかない

上司や先輩などに折り合いがつかない人がいると、会いたくなくて会社に行きたくない、となってしまいます。これを解決するには仲良くする努力が大切なのですが、どうしても無理な場合が多いのも事実。

我慢ができない時は無理せず人事担当者や信頼できる上司などに相談し、異動させてもらうなどしましょう。それでも解決できない時は、転職を検討してみます。仕事の能力などに問題がなく、ただ人間関係に悩む日々を過ごすくらいなら、思い切って新しい環境に飛び込んでみるべきです。

また、転職活動をしているといろいろな会社の内情を知る機会が増え、自分の会社が思ったほど悪くないなと思えてくることもあります。そうなったら、頑張って続けようという選択肢も増えるわけですから、つまらない人間関係を気にせずに済むようになることもありますよ。

 

給料が安い

大学の同級生に久しぶりにあったりして、自分と同じような仕事なのに相手の方が収入が多かった、なんていう場合も会社に行きたくなくなりますよね。そんな時はまず、自分の会社の給料以外の良い面を探してみましょう。

基本給は低いけど手当がある、人間関係がとにかく良い、その仕事が好きである、など多少友人と比べて収入が低いからといって、辞めてしまうほどではないなと思えるなら、頑張って続けてみましょう。

むしろ自分が頑張って業績を上げ、給料が上がればこんなにいいことはありません。逆にサービス残業が多すぎたり、いくら頑張っても給料が上がる見込みがなかったり、生活が苦しいと感じるなら積極的に転職先を探しましょう。

 

体調が悪い

明らかに発熱したり、インフルエンザだったりする場合は別として、なんとなくだるくて会社に行きたくない時もあります。

そんな時は思い切って有給休暇を取ってリフレッシュするのも手です。有給がとりずらい雰囲気でも、あなたが積極的に有給を活用して新鮮な気持ちで仕事ができれば、周囲も取りやすくなるかもしれません。

イヤイヤ出社して、適当に終わらせて帰宅、しまいには病気になった、というのでは自分のためにもならないし、会社にも迷惑がかかります。また、はっきりした理由もないのに会社に行きたくない状態が続くようなら、うつ病を疑って早めに病院に行きましょう

 

いかがでしたでしょうか。

仕事を辞めたいとか、会社に行きたくないと思うことは当然のことで、だいたいの人が思っています。あまり深く悩まずに、まずは会社に行きたくない理由を明確にしてみましょう。理由がはっきりすれば具体的な対策がわかりますし、理由がわかっただけで満足することも多いものです。ほとんどの場合実際に辞めたり転職をするまでもなく解決できることでしょう。

しかし本気で転職を検討しなければやっていられないような場合もあります。その時はぜひ今の条件よりも同じか、良い会社を探してください。

今の会社に不満があり、一刻も早く逃げ出したいばかりに条件を下げてしまっては、後悔するケースがほとんどです。こんなことなら前の会社で我慢していた方がマシだった、となっては最悪ですから慌てずにじっくり取り組みましょう。

まずは会社を続けられるように努力し、無理そうならばもっと良い会社を探す。そうすることで選んだ結果ならば、将来的にもメリットが大きいはずです。

 

まとめ

会社へ行きたくない時に考えるべき未来のメリットデメリット

・ミスをした時はさっさと切り替え挽回する努力を
・つまらない仕事も完璧にこなせばチャンスが増える
・通勤地獄を自分磨きの時間と捉えてみよう
・時間に追われるより、追いかけるように意識を変えよう
・人間関係のこじれは第三者の助けを借りてみる
・給料だけでは会社の良さは決まらない
・体調がすぐれなければ素直に休む


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