倦怠期とは、時間の経過とともにカップルに訪れる危機のひとつですよね。でも、具体的にどんなことが起こるのか、どういう状態を倦怠期と呼ぶのかは意外と知らないもの。
もしかしたら、あなたとパートナーにももう倦怠期が訪れているのかも!「そういえば、言動が今までとちょっと違うような気がする…」そうなってから慌てて関係を立て直そうとしても、すれ違いをたくさん重ねた後では取り戻すのは大変です。
倦怠期とはどういうものなのか、そしてどうやったらそれを乗り越えられるかを知り、パートナーとの関係改善に役立てましょう。
そこで今回は、倦怠期とはどういうものなのか、そして倦怠期を迎えないようにするコツ、倦怠期に陥ってしまったらどうするべきかをお伝えします。
倦怠期とは何かを知って、
うまく乗り越える5つの秘訣
倦怠期とはどんな状態かを知ろう
まず、倦怠期とは何かを知っておきましょう。付き合い始めのころはどんなことでもドキドキ、わくわくで、初めての体験ばかり。お互いの人となりにも新発見が多く、会えば会うほど、話せば話すほど距離が縮むようで楽しい時期ですよね。
でもやがて、ドキドキは徐々にお互いをよく知っているという安心感に変わります。言わなくても分かる。相手の行動や考えがある程度予測できる。それを親密さと感じ、他の人には見せない表情や感情を見ることも増えてきます。
ここまではむしろ望ましいのですが、問題はここからです。すべてをさらけ出したという安心感から、お互いに対し緊張感を欠く関係に陥ってしまいがちなのです。倦怠期とは、この緊張感のない状態・気を使い合わなくなった状態を指します。
倦怠期とは言いますが、過ごしてきた時間の長短はあまり関係ありません。緊張感をなくすまでにかかる時間はカップルごとに違います。中には何十年も夫婦なのに、倦怠期知らずという人たちもいるのです。
倦怠期に陥りやすいカップルの特徴を知ろう
では、どんなカップルが早く倦怠期を迎えるのでしょうか?それは、時間や空間を多く共有しているカップルです。多く接していればいるほど、相手の情報が多く伝わります。
そして、一緒の時間・空間が多いほど、相手に慣れてきてしまいます。夫婦という関係になれば、一緒に住むのは当たり前ですから倦怠期を迎えないようにするのはとても難しいですよね。
また、結婚前でも同棲している場合は夫婦同様。プライベートな時間も共有するわけですから、相手に緊張感を持ち続けてもらうのは至難の業です。そう考えると、倦怠期とはどんなカップルでも努力しなければ必ず陥ってしまうものと言えます。
「いつも通り」を忘れてみよう
では、倦怠期とは必ずやってくるものと諦めざるをえないのでしょうか?そんなことはありません!お互いの存在に慣れてくると、どうしても会話が減ってしまいます。
まずは会話を増やす努力をしましょう。会話が減る原因は「話さなくても分かる」という思い込みのことが多いもの。目玉焼きにいつも醤油を添えていたなら、たまには塩コショウを勧めてみるのはどうでしょうか。
あるいは、いつも週末に出かける場所をパートナーが決定しているなら、今週はあなたが計画を立ててみるのもいいかもしれません。些細なことで構いません。言葉を交わす努力と、今までの「いつも通り」を覆す行動をしてみましょう。
日ごろの自分を振り返ってみよう
意外に多いのが、カップル間での意識のずれ。自分では相手に愛情をもって接しているつもりでも、パートナーのほうでは「もう情熱を感じない。飽きられた」と思っているというようなパターンです。
こんな場合はあなたの態度や言動に思いやりが表れていないかも。日ごろのパートナーに対する態度を思い出してみてください。
何かしてもらったらお礼を言っていますか?体調が良くなさそうだったら、すぐに気付けますか?お互いに相手に注意を払うことを忘れず、その変化にも敏感に気づくようにしておきましょう。倦怠期とは、こんな日常の積み重ねで回避することができるのです。
愛情をもってパートナーを観察しよう
仕事の報酬にボーナスが加えられると、やる気が出ますよね。カップルの関係にも同じことが言えます。二人の記念日やバースデーなどの節目にちょっとしたご褒美的なものがあると、うれしいし気持ちも新鮮になります。
付き合いが長くなると記念日をないがしろにしがちですが、それは倦怠期を撃退するまたとないチャンス!相手が喜びそうなプレゼントやレストランを選ぶにしても、好みを知らなければなりません。
それには普段からパートナーに注意を払い、今何が欲しいか?どんなお店なら喜びそうか?などリサーチする必要があります。
それによって今まで気付かずにいた一面を発見できるかも。イベントを作ることで今までなかった緊張感が生まれますし、パートナーのあなたを見る目も変わります。倦怠期とは、お互いを想い合う気持ちがあれば必ず乗り越えられるものなのです。
いかがでしょう。倦怠期とは何かを知り、いかにして乗り越えればよいかが分かりましたよね。「慣れ」と「倦怠期」はよく似ていますが、性質は全く違うもの。
ですが、意識のずれのために自分では相手のことを「慣れ親しんだ、かけがえのないパートナー」と思っていても、相手のほうでは「飽きが来て、行き詰った関係」と思っているかもしれません。
自分では気づきにくい細かなことがパートナーに諦めの感情をもたらしていたりしていないか、日常を振り返ってみましょう。
会話の時間をちゃんと設けているでしょうか?受け答えひとつでも、無意識にパートナーの気持ちを傷つけてしまうこともあります。常日頃からパートナーに目を向け、相手を思いやれるようになりましょう。
まとめ
[ad#ad3]倦怠期知らずの関係になるには
・ 倦怠期とはどんな状態かを知ろう
・ 倦怠期に陥りやすいカップルの特徴を知ろう
・ 「いつも通り」を忘れてみよう
・ 日ごろの自分を振り返ってみよう
・ 愛情をもってパートナーを観察しよう