視線から相手の心理を読みといて気のきく人になる方法


視線で相手の心理が理解できるようになったら、人間関係はとてもスムーズになるはずですよね。視線や目の動き方はその瞬間に考えていることや、心理状態を示すボディランゲージのひとつです。

視線で心理を読み取るなんて、プロがやるようなテクニックに思いますが、実は人間は生まれてからすぐ、4歳ぐらいの年齢ですでに視線で心理を読み取るスキルが形成されるともいわれています。

難しいことのように見えますが、ちょっとした視線の基本さえつかんでおけば、相手の気持ちを簡単に読み取り、そして気が利く人になることは可能なのです。

怒った視線、笑っている時の視線など喜怒哀楽を一番示しやすい目の動きとはなにか、色々なパターンからわかる心理状態を早速お伝えします。

 

視線から相手の心理を
読みといて気のきく人になる方法

 

上を見つめる視線は時間をかけて反応を待ちましょう

視線にはその人の心理状態が現れ、昔から「目は口ほどにものを言う」といわれていますよね。顔が笑っていても目が怒っている時のように、視線は絶対に嘘をつけないのです。よく上方向を見つめる視線がありますが、この時私達は視覚的な情報を使って考えているといわれています。

例えば一度行ってみたい場所、食べたいものなどを考える時に、イメージを頭に浮かべるため上目線になるといわれています。もし会話の相手が上目使いになって考え事をしている場合は、慌てずに相手の反応を辛抱して待ちましょう。

 

下を見つめる時は優しく接しましょう

視線の心理で、下方向を見つめてしまうのは気分がのらない、悩みごとがあるなど、ネガティブなイメージがありますよね。下方向を見る視線の心理は真剣に考え事をしている場合や、相手を威嚇する時です。

会話の相手がずっと下を向いているのは、決して良い印象は受けません。下を向くのは相手の目を見つめる勇気がない、もしくは視線を避けたい心理もあるためなのです。

そんな時は無理をして相手と視線を合わせる必要はありませんので、優しく言葉をかけるなどその場の雰囲気を和ませるように意識しましょう。もしまばたきが多くなる場合は、とても緊張しているか、不安だらけの可能性もあります。

 

右方向の視線は相手のスペースを大切にしましょう

視線の心理では右方向を見る時、未来を意識しているといわれています。例えば相手に「明日何か予定ある?」と聞いた時に右上を見る場合、視覚的なイメージを作りながら未来を思い浮かべているのです。

良くある会話で、「昨日夕飯なに食べた?」という質問がありますが、多くの人が右上を見る傾向があるといわれています。右横を見る時は記憶にある音を探す聴覚的なイメージを強く求める心理がありますので、聞いたことがない音に対してイメージする視線の心理があります。

もし会話の相手が右方向、右上などを見る時があれば答えが見つかるまで、相手のスペースを大切にしてあげましょう。

 

左方向の視線はプレッシャーをかけないようにしましょう

左方向を見る視線の心理は、過去を呼び戻す意味があるといわれていますが、昔のことを考える時って自然と左方向を見てしまいますよね。

左上を見る視線の心理は、視覚的なイメージとして記憶を呼び起こす意味がありますので、過去の体験等を考える時につい左上を見ていると思います。

左横の場合は音を使った記憶を思い起こすときの視線の心理で、過去の会話や記憶を音をとどって呼び戻す意味があります。

視線の心理の左右方向は、自分の利き腕によっても違いますので、左利きの人は左右逆で考えてください。会話の途中で相手が左方向を見る時は、相手のペースでプレッシャーを与えない方がよいでしょう。

 

視線と表情をバランスを良く理解しましょう

視線だけでは心理がうまく読み取れない時もありますよね。相手の気持ちをしっかり受け止めるには、視線の方向や目の動きだけでなく相手の表情にも注目しましょう。

顔は感情が一番現れる場所なのでそれぞれのパーツの動きも意識してチェックしてください。例えば唇をぎゅっと噛んだままにしている、目尻にシワを寄せて笑っているなど、パッと見た時の印象があります。

最初に見た時の表情から受け取れる相手の感情は、その瞬間の会話や接し方にとても重要な要素になります。その人の性格まで視線の心理で読み取るのは不可能ですが、相手の現在の気持ちを知るには大変効果的です。

 

いかがでしたか。私達の視線は心理状態がわかるサインのひとつで、お互いに読み取りあうことができる言葉のないコミュニケーションですよね。好きな人の瞳をじっと見つめてしまう時、嫌なものから視線をはずすなど、私達の体は本能的に動いてしまう瞬間があります。

視線の心理は人間関係をさらに良く進展させるためにも、それぞれの意味を知っておくと安心です。私たちの周りにはなかなか気持ちが掴めない人って必ず存在しますよね。こんな時にも視線の心理を参考にして、どんなことを考えているのか相手立場になってみるのもよいでしょう。

また初対面の人に対しても、アイコンタクトはとても大切なスタートになります。好印象を与える為には目の動きなど、日頃からチェックしておくとよいでしょう。

まとめ

視線で相手の心理を読み気のきく人になるには

・ 上を見つめる視線は時間をかけて反応を待ちましょう
・ 下を見つめる時は優しく接しましょう
・ 右方向の視線は相手のスペースを大切にしましょう
・ 左方向の視線はプレッシャーをかけないようにしましょう
・ 視線と表情をバランスを良く理解しましょう


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