お車代を封筒で渡す時に注意してほしい5つの事


お車代を封筒に入れて渡す時ですが、何気なく手紙のようにさっと手渡してしまうと相手に失礼にならないか不安ですよね。現金で感謝の気持ちを示すのはとてもデリケートなことなので、できれば一般的な常識を踏まえてから行動に移したいものです。

結婚祝い、入学祝いなどはよくありますので、ちょっと考えればなんとく想像できるという人も多いでしょう。しかしお車代を封筒で渡すなんて機会は滅多にないことで、金額から封筒の書き方に至るまで謎だらけ。そんな場面で失敗しないように、お車代についての基礎知識をまずは知っておきましょう。

お店に行くと様々な祝儀袋がずらりと並び、どれがお車代の封筒なのか見当がつかない場合もあります。そこで本日はお車代を封筒に入れて、相手に感謝の気持ちが伝わるように渡すポイントをお伝えします。

お車代の意味と目的を理解しておきましょう

お車代を封筒で渡すのは、結婚式に来ていただいた大切なゲストや遠方からの方に謝礼として示す慣習です。結婚式に招待する方は遠方の友達、会社の上司など自分にとっては立場が様々ですべて同じような扱いというわけにはいきませんよね。

お車代とは仲人さんや大切なゲストに交通費という名目で渡すお金です。このお金の目的は自宅から結婚式場まで交通機関を使用するに際に発生する費用を支払うというマナーのひとつ。しかし結婚式に来てくれた人すべてに渡すお金ではありませんので、誰に渡すかが頭を悩めるところでしょう。

 

誰に渡すかリストを準備しておきましょう

お車代を封筒で渡す際は、忘れてしまう人がいないように事前の準備が大切ですよね。主賓なのにお車代がなかったというのでは、その後の付き合いにも影響が出るでしょう。まずは誰にお車代を渡すかリストを作成してください。

一般的には主賓の挨拶や乾杯の発声をお願いした方、遠方から参列してくれるゲスト、受付係、式のビデオ撮影を依頼した知人などとなっています。またお車代を封筒で渡す際には新郎新婦から渡すものや、親から渡すものを分ける必要があります。

結婚式は始まる前から何かとバタバタして、ついお車代を渡し損ねてしまう場合もあるでしょう。一般的な渡すタイミングは主賓には、受付後に親から挨拶かねて手渡し。遠方のゲストは受付で渡してもらうか、親が挨拶を兼ねて渡してもよいでしょう。

 

お車代に適した封筒を用意しましょう

お車代の封筒はどんな祝儀袋を使うのか、選ぶのが困ってしまいますよね。違う名目の封筒を使ってしまうと相手に失礼になりますが、そんな心配な方でも安心なのが表に「御車代」「御礼」と書かれた祝儀袋。

これなら間違えることがありませんし、お車代を封筒で渡した際に相手もすぐになんだかわかります。祝儀袋のなかに入れるお金は新札を使うのが礼儀なので、銀行で交換しておくとよいでしょう。

お金はすべて向きを揃えて正面を向くように入れてください。ポチ袋を使用する際は三つ折り、もしくは四つ折りにして封入してください。

 

事前にゲストにお車代について伝えておきましょう

お車代を封筒で渡す際ですが、遠方からのゲストのなかには日帰りできない距離から起こしいただく場合もありますよね。この場合は交通費以外に宿泊費もかかりますので、お車代を封筒で渡す人にはできるだけ事前に一言伝えておくと相手も計画がしやすくなります。

かなりの交通費がかかる場合、全額負担できない場合もあるでしょう。このような遠方のゲストには一部でも負担することがマナーなので、結婚式の招待状を送る際にお車代の負担額について相談をしてください。

最近は海外で挙式を行う人も増えていますので、ケースバイケースで家族とも相談して誰を招待するか費用面も意識しておくと安心です。

 

お車代の相場を調べておきましょう

お車代を封筒で渡す際に皆さんが一番心配になるのが金額ですよね。お車代は大切なゲストの方に示す感謝の気持ちなので、金額にするといくらが妥当なのか判断が大変なポイントです。例えば自分が結婚式に招かれてお礼として品物で頂いてる場合。

今度は逆にお礼を返す番になり、金額が決められないこともあるでしょう。一般的には主賓や乾杯をお願いした方には1万円、遠方からのゲストは交通費の半額、仲人さんには1万円となっていますので、相場を参考にして金額を決めてください。

 

お車代を封筒で渡す時はマナーの基本に沿い、相手に失礼がないようにしないといけませんよね。お車代は通常挙式の当日に渡すものなので新郎と新婦はもちろん、両親も色々な方に挨拶がありバタバタしてしまいます。

お車代を封筒で渡すタイミングも事前に決めておき、誰にいつどのようにして手渡すか、また万が一渡しそびれてしまった場合はどうするかなども考えておきましょう。お車代を封筒で渡す以外にも、お礼としてギフト券や品物を送る場合もあります。

結婚式に参列していただく人達も時間や金銭的に色々な負担がありますので、少しでも感謝の気持ちが伝わるようにしたいですね。冠婚葬祭に関するマナーは知らなかった、と後で恥をかかないように普段から知識を身につけておくと安心です。

まとめ

お車代を封筒で渡す時の注意点は

・ お車代の意味と目的を理解しておきましょう
・ 誰に渡すかリストを準備しておきましょう
・ お車代に適した封筒を用意しましょう
・ 事前にゲストにお車代について伝えておきましょう
・ お車代の相場を調べておきましょう


連記事