ストレスが原因でかかりやすい5つの重大な病気

ストレスが原因でかかりやすい5つの重大な病気
最近では「ストレスが重大な病気を引き起こす」という説がごく当たり前に認識されるようになりましたよね。日常生活の嫌なことだけではなく、嬉しいことの他、ライフイベントといった大きな変化もすべてが「ストレス」になり得ます。

さらに言うなら、気温や気圧の変化すらストレスになるのですから、もはやストレスと人間は切っても切れない関係といえるでしょう。そこで今回は、ストレスが引き起こす病気や危険性についてお伝えします。

いいことも悪いことも、うまくつきあっていかないとストレスが引き起こす病気に巻き込まれる可能性かはかなり高くなってしまいます。特に嫌なことから感じるストレスは、わかりやすく体に反映されるもの。しっかり把握して、自分の体を守りましょう。

胃、腸に関する病気

ストレスによる病気で最も多く、自覚もしやすいのが胃や腸に関する症状。ストレスは臓器に影響をもたらすことが多々あるのです。

・胃潰瘍

・十二指腸潰瘍

・過敏性腸症候群

といった症状は、ストレスが引き起こす病気としてもよく耳にしますよね。環境の変化や思い当たる節があったら早めに受診し、治療を受けてください。

もしかしたらストレスではなく、菌が原因だったり別の原因が潜んでいたりすることもありますが、わかれば早期治療が可能です。症状が軽い場合や一時的なものなら対処療法で少し様子を見ることもできるでしょう。

・お腹を温める

・血行をよくする

・胃の粘膜を保護する温かい飲み物(ホットミルクなど)や消化の良いもの、バランスの良い食事を摂取する

・十分な睡眠をとる

こういった対処療法から様子を見つつ、無理をしないようにしてください。

 

心臓に関する病気

ストレスが引き起こす病気として、もっとも見逃したくないのが心臓への影響です。

・虚血性心疾患

・心筋梗塞

などは、ダイレクトに命に関わってくるケースもあるので気を付けたいところですよね。緊張したり怒ったりすることで感じるストレスがホルモンバランスを崩し、過剰な動悸を誘発することで、心臓に負荷がかかります。

さらに血液をドロドロにしてしまうため、ストレスによる病気のリスクが高まるのです。

・規則正しい食事

・適度な運動

・水分補給(ジュースやコーヒーなどではなく、白湯や麦茶などが効果的です)
これらを心がけて、ストレス軽減に努めることで心臓へのリスクを少なくすることができるでしょう。心臓がつかまれるような感じなど、普段の状況と合わせて異変を感じたら早めの受診をおすすめします。

 

脳が関係する病気

ストレスによる病気は脳にも大きな影響を及ぼします。

・過呼吸(過換気)症候群

・脳梗塞

ストレスによって引き起こされるドロドロ血が血栓を形成し、それが脳に詰まれば脳梗塞が起こります。

また、ストレスが脳の呼吸中枢を刺激すると、必要以上に呼吸が繰り返されるため、血中酸素濃度が過剰に高まり、反面必要なだけの二酸化炭素濃度が低くなってしまいます。

これが過呼吸の原因、脳やストレスと関係がないように見えて、実は密接な関係があるのがこの症状なのです。

ストレスによる病気の中でも緊急性の高い部位です。しかも症状は急に訪れます。自覚症状のあるなしに、普段から対応策や予防策を講じるようにしてください。

 

免疫力低下が関係する病気

ストレスは病気そのものだけを引き起こすわけではありません。すべての源となる「免疫力の低下」をも招きます。その結果現れる病気が

・がん

・動脈硬化

などです。通常なら免疫力で充分排除できるはずのがん細胞や体内細胞の活性化・善玉菌の減少による活性酵素をの活発化が、本来ならば防げるはずの病気をももたらします。

インフルエンザや風邪のみならず、ストレスによる病気は免疫低下が原因、ということが多々あるのです。がんも最初は症状が気づかないくらいか、軽度であることがほとんどです。

自分の環境などと照らし合わせながら、定期的な健診やがん検診などを積極的に受けるようにしましょう。

 

自律神経に関する病気

さて、ストレスが関係している病気と聞いてパッと思い浮かぶのが、自律神経に関係する病気なのではないでしょうか。

・自律神経失調症

・躁うつ、うつ病やる気がでない

・だるい

といった一見「なまけているのでは?」「疲れている程度では?」と思われる症状から、不眠・頭痛・めまいといった辛い症状、さらにひどくなると希死念慮などが出てくるケースも。これらすべてはストレスによる脳の誤作動ともいえます。

その他にも人によってさまざまな症状が出るため一概に言えないのがストレスによる病気の怖いところ。心療内科と言われると行きにくいかもしれませんが、思い当たる節があるなら早めに受診の連絡を入れましょう。

心療内科は病院によっては予約制、しかも2週間後にしか受け入れてもらえないといったことがあります。助けを求めた時に突っぱねられる絶望感ほど、落ち込まされるものはありません。自分を守るために、普段からパイプを作っておくことも大切です。

 

これらのように、ストレスからくる病気はさまざま、人それぞれによってでてくる症状も違います。普段の自分の状態をしっかり把握しておくことが大切です。また、とにかく「無理をしないこと」。

ストレスによる病気は「まだ頑張れる」と思い込んで突っ走ってしまう人ほどかかりやすく、そして気づきにくいものです。

規則正しい生活や食事はもちろんのこと、やらなければならないことに追われるとしても「せめて休みの日はきちんと休む」「一気に10割の力で突っ走って燃え尽きるよりも、7~8割程度の力を持続できるように思考をシフトする」といったこと等、自分に合った対策を立てられるとよいですね。

周囲の力を借りることも大事です。1人で抱え込まず、吐きだしながら日々を乗り切っていきましょう。

まとめ

ストレスによってかかりやすくなる病気とは

・ 胃、腸に関する病気
・ 心臓に関する病気
・ 脳が関係する病気
・ 免疫力低下が関係する病気
・ 自律神経に関する病気


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