こめかみの痛みと頭痛にすぐ効くツボ押しのテクニック

こめかみの痛みと頭痛にすぐ効くツボ押しのテクニック

こめかみの痛み、頭痛、ガンガン、ズキズキ、つらいですよね。拳骨で頭をたたいたり、首筋をたたいたりしたくなるし、酷い時は、頭痛薬に頼るしかなくなります。代表的とも言える偏頭痛は、頭の血管が膨らむことによって、周りの神経を圧迫して、頭痛が生じるようになっています。

眼精疲労が緊張型頭痛になることも多く、パソコン業務などのデスクワークにより目を酷使している人は、目の奥の方からくる痛みに覚えがある方も多いと思いでしょう。目を押さえながら、伏せたくなります。

こめかみの痛みと頭痛は、仕事中でも容赦なく襲ってくるので、自分でも対処できる方法があればいいのですが。そこで今回は、「こめかみの痛みと頭痛にすぐ効くツボ押しのテクニック」についてお伝えします。

 

こめかみの痛みと頭痛にすぐ効く
ツボ押しのテクニック

 

やや目尻寄りの太陽(たいよう)

こめかみの痛みと頭痛に効くツボには、太陽というツボがあり、目尻から眉尻の間にあるツボで、やや目尻寄りに位置します。こめかみの痛みと頭痛を緩和することができるツボで、頭痛を生じさせる神経に刺激を与えることができるので根本的な解消にもつながります。

適度な力で丁寧にほぐすようなイメージで、ツボを押さえてください。人差し指、中指や薬指を使って、やさしく、やさしくというのがポイント。ツボを押さえる時間を3~5秒くらいを目安にして、押したり離したりを何度か繰り返し、注意するのは強く押しすぎないことです。毎日続けると、より効果が上がります。

 

生え際の少し下のあたりの頷厭(がんえん)

頷厭(がんえん)は、うなずくことができないほどの頭痛を治すということが名前の由来になっています。髪の毛の生え際の少し下のあたりにあり、口を開閉すると動きがある部分で、頷厭も左右にあります。

偏頭痛に効果があるので、こめかみの痛みと頭痛の解消も見込めます。主には、後頭部の痛み、顔面のこわばり、三叉神経痛、めまい、耳鳴りなどに効能があります。人差し指の指の腹で回すようにマッサージして、ゆっくりとほぐしましょう。仕事中の頭痛でも、5分くらいの休憩時間を利用して、自分を労わってあげてください。

 

耳の後ろあたりの翳風(えいふう)

翳風(えいふう)というツボも、こめかみの痛みと頭痛を和らげてくれます。ツボがあるのは、耳たぶの後ろで、骨の付け根のもっとも窪んだところで、もちろん、左右にあります。首筋が凝った時なんか無意識に押していますよね。

主な効能は、血行促進で、首あたりの筋肉硬直の改善ができるので、血の巡りがよくなって、こめかみの痛みと頭痛の緩和につながります。人差し指や中指など力を加えやすい指の腹を使って、気持ち良さを感じるぐらいで押しましょう。早く治そうとして、強く押さないように気をつけてください。

 

翳風より内側の風池(ふうち)

風池(ふうち)は、耳の後ろにあるへこみの後方の首の生え際辺りにあります。翳風よりも内側で、より首の中央に近いところで、翳風に比べて、少し、強めに押しても大丈夫なツボ。肩の緊張やめの疲れをほぐす時に、知らず知らず、風池も押しています。

こめかみの痛みと頭痛を和らげたい時は、3秒押し続けて、3秒離して、といった感じで刺激してください。血行促進の効果があり、自律神経失調症の治療に使われるツボでもあるし、さらに脳の活性化も期待できます。

 

首筋にある天柱(てんちゅう)

天柱(てんちゅう)は、首の後ろの髪の生え際に、2本の太い筋の外側にあるくぼみにあり、さらに、風池よりも内側で、天柱は頭部全体の頭痛を和らげる効果があるので、こめかみの頭痛にも有効的です。蒸したタオルを、天柱あたりに当てて、首を温めることも効果のある方法です。

ツボ押しをする時は、風池と同様に、3秒押し続けて、3秒離して、といった感じで刺激してください。天柱を押してみると、わずかな痛みを感じますが、頭への血流が良くなるので、頭や目がさえてきて、とても、気持ちいいですよ。

 

頭のてっぺんにある百会(ひゃくえ)

百会(ひゃくえ)のある場所は、頭のてっぺんです。左右の耳を繋いだ線の延長上のてっぺん部分に位置し、同じく体の極である百会もあらゆる症状に効果がある万能のツボとされています。

数分間刺激していくと、頭全体の血流が良くなって、こめかみの頭痛も緩和されます。指の腹を百会に当てて、真下に押して、2~3分くらい刺激しましょう。 精神的なストレスの解消にも効果があるので、疲れを感じた時は指圧してください。

 

以上、「こめかみの痛みと頭痛にすぐ効くツボ押しのテクニック」についてお伝えしました。頭痛に効くツボとして、太陽(たいよう)、頷厭(がんえん)、翳風(えいふう)、風池(ふうち)、天柱(てんちゅう)、百会(ひゃくえ)があります

急性的に、こめかみの痛みと頭痛を感じた時は、まず、天柱を指圧してください。蒸したタオルで温めるのも効果があります。頭痛を感じていない時も、日ごろから、指圧することで血流が良くなるので、1日のどこかで指圧する時間を取ってください。

指圧する時は、指の腹でゆっくりと押し込んで、力を抜いて離しますが、押し込むばかりではなく、離すことも大事なんです。早く効果を出そうとして、ツボを強い力で押し続けてしまうのは、NGですので気をつけましょう。

 

まとめ

こめかみの痛みと頭痛に効くツボは

●やや目尻寄りの太陽(たいよう)
●生え際の少し下のあたりの頷厭(がんえん)
●耳の後ろあたりの翳風(えいふう)
●翳風より内側の風池(ふうち)
●首筋にある天柱(てんちゅう)
●頭のてっぺんにある百会(ひゃくえ)


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