イライラの原因といったらまず人間関係が頭に浮かびますよね。家庭だけでなく一歩外にでたら他人から受けるイライラ要因ってあちこちにあります。でもそのような環境は誰にでもあり、多くの人は覚悟して生活をしているでしょう。
ストレスが多い人間関係はイライラの原因ではありますが、うまく感情をコントロールしながらなんとか不快な場面を乗り超えられる時もあります。しかし不安になるのは、このようなはっきりとしたイライラ原因ではない時。
なんか気分が落ち着かない時やイラっとしやすい時は、必ず一度は皆さん経験があるでしょう。そんな場合は原因を把握しないといつまでも気持ちが不安定になったままです。そこで本日は自分で自覚しにくいイライラの原因、意外な理由についてお伝えします。
体調がすぐれない時
イライラの原因はほとんどの場合、なんとなく自分で理由がわかりますよね。イラっとする場面に出くわした時、他人から不快な思いをさせられた時などがあるでしょう。しかし外的な要因だけでなく、場合によっては自分の体調がイライラの原因になることもあるのです。
風邪の引きはじめに感じる体のだるさや頭痛など、身体的な不快な症状は感情をコントロールするのが難しい瞬間です。また残業など疲労が溜まり続けている場合も、自律神経の働きが不安定になるため怒りっぽくなってしまうのです。
とくに思いつく理由がないにも関わらずイライラするときは、自分の体調が健康かどうかチェックしてみましょう。
お腹が空いている時
イライラの原因で気がついたらお腹が減ってたからなんてことがありますよね。お昼ご飯を食べずに忙しく仕事している時、些細なミスでカッとなることも。お腹が空いていると脳がエネルギーとして必要な糖質が不足した状態になります。
満腹中枢が刺激されないと感情を記憶する扁桃核という部分が刺激されてしまい、不安や恐怖などに対して敏感になってしまうのです。
血糖値が減ってもほとんどの人ははっきり自覚ができませんよね。イライラはそんなときにわかる空腹のサインでもありますので、食事を抜いている場合は軽く食事をしてイライラを解消するとよいでしょう。
お酒を飲みたくなった時
お酒は健康を害するものなので、飲みすぎに注意して上手に付き合わないといけませんよね。習慣的に飲酒する人は、依存しているため体がアルコール成分を欲するようになってしまいます。アルコール離脱状態になると、俗にいう禁断症状が現れイライラする原因にもなるのです。
お酒を飲むと落ち着き、結局飲酒生活の繰り返しが続き最悪は健康被害までも招くことも。飲酒によるイライラの原因はとても深刻にとらえないといけません。
徐々に飲酒量を減らすか、専門家に相談して断酒することを早急に考えることが大切です。アルコール依存症は周囲の理解も必要なので、見過ごさずに対処しましょう。
ホルモンのバランスが悪い時
イライラの原因のひとつにホルモンバランスがあります。女性の場合は周期的に女性ホルモンの分泌量が変化するため、生理前にイライラすることがありますよね。しかしシチュエーションはそれだけでなく、睡眠不足や疲労が重なり男性にもホルモン不安定によるイライラ症状は起こります。
男女ともに50代を過ぎるとホルモン分泌量が減り自律神経が不安定になりますので、イライラしやすい時期が増えるでしょう。
女性の更年期障害をよい例として、ホルモンは感情のコントロールを司るためにも大切な役目を持っています。睡眠不足、食生活、ストレスなどがホルモンを乱す原因になりますので、健康を意識した生活を始めてください。
長い期間抱えているストレスがある時
ストレスは一時的なものだと思っている方が多いようですが、無意識にずっと抱えている場合があります。例えば誰かと喧嘩した時などは思い当たる原因がわかりますが、些細な出来事や生活の習慣などが慢性的なストレスにつながる場合もありますよね。
とくにこれといった心当たりがないけれどイライラしやすいという時は、根底となるストレスがあるからかもしれません。
たとえば夫婦関係が悪い状態がずっと続き、それが習慣となっているような場合。当たり前に感じているものこそ、自分にとってはストレスになり感情のコントロールが難しくなっているのかもしれません。
このように意外に知られていないイライラの原因、日常生活の中では思わぬところで怒りを感じたり、不安になる瞬間が色々ありますよね。もちろんすべての人が毎日幸せでトラブルなく生活できるのが理想です。
しかし私たちはそれぞれが違う価値観や考え方を持ち、同じシチュエーションでもどのように受け止めるかは異なります。イライラの原因が完全にない環境はどこを探しても見つかりませんので、どのように感情をコントロールするかが大切なポイントなのです。
そのためには普段の健康を意識した生活リズムと、リラックスできる環境を見つけてください。何事にもポジティブになり思考パターンをプラスへ転換していけば、イライラする場面も楽に回避できるでしょう。
まとめ
意外なイライラの原因とは
・ 体調がすぐれない時
・ お腹が空いている時
・ お酒を飲みたくなった時
・ ホルモンのバランスが悪い時
・ 長い期間抱えているストレスがある時