甘酒の効能をいかして作る、体が元気になる7つの料理

お正月や、ひな祭りなどのお祝いのイメージがある甘酒。甘酒といえば酒粕を使用した飲み物を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。実は、甘酒には種類が2つあるのです。

一つは酒粕と砂糖と水で煮溶かして作る酒粕の甘酒、もう一つは米麹とお粥と水で発酵させて作る麹の甘酒です。最近では酒粕の甘酒ではなく、麹の甘酒が注目されています。

甘酒の成分としては、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、食物繊維、オリゴ糖やシステイン、アルギニン、グルタミンなどのアミノ酸に大量のブドウ糖という人間に必要なたくさんの効能や栄養素が含まれています。

しかもこれらの栄養素は吸収率は90%以上と言われており、ビタミン剤やサプリメントなどとは比較にならないほど体への吸収率が抜群なのです。この甘酒を毎回飲むのは大変なので、効能をいかして料理にとりいれてみませんか。

そこで今日は、甘酒の効能をいかして作る、体が元気になる7つの料理を紹介します。

 

甘酒の効能をいかして作る、
体が元気になる7つの料理

 

ホット甘酒豆乳

【材料】
市販のストレート甘酒 100ml
豆乳 80ml
しょうが 5g (チューブ入りのものでも可)

作り方
1.鍋に甘酒、豆乳、しょうがを入れます。
2.少し混ぜながら、沸騰する前に火を止めます。

甘酒の効能には風邪の予防効果、美肌効果があります。
しょうがと合わせることで体が温まりさらに効果が期待できます。
また、豆乳にも風邪の予防効果と肌にツヤやハリがでる美肌効果があります。
風邪などの体調不良になりそうな時でも、体と肌をいたわることができます。
豆乳は沸騰すると分離して味が落ちるので注意しましょう。

 

バナナココア甘酒

【材料】
市販のストレート甘酒 100ml
バナナ 1/4本
ココア 小さじ1

作り方
1.材料を合わせてミキサーにかけます。
2.氷を入れたグラスに注ぎます。

食物繊維の多いココアとバナナの組み合わせです。
腸の調子を整えて免疫力を高めることができる甘酒に温めたバナナを加えることでその効果を増やすことが期待できます。
特にバナナでも黄色いものよりも熟して茶色い斑点が出てきたバナナの方が、免疫力向上に良いと言われています。

 

べったら漬け

【材料】
大根 1/4本(250g)
塩 小さじ1・1/3(8g)
*大根重量の約3.5%を用意します
市販のストレート甘酒 100ml
だし昆布(刻み) 4㎝
赤唐辛子 1本
ゆず お好み

作り方
1.大根はよく洗い、皮をむかずに食べやすい大きさに切ります。
大根に塩をふり軽くもみこみます。
2.大根を漬けもの容器に入れておもしをのせます。
3.2時間程したら、余分な水気を切って甘酒の素を加えます。
4.だし昆布、赤唐辛子、ゆずを細く刻んで冷蔵庫で1~3日置きます。

甘酒には、食物繊維とオリゴ糖があり、腸内環境の調整を助けてくれます。
そして、大根と合わせることで大根のジアスターゼという栄養成分の相乗効果が期待できます。

 

甘酒で鶏田楽味噌

【材料】
とろけるチーズ 40g
鶏ひき肉 200g
木綿豆腐 100g
こんにゃく 100g


甘酒(市販品)150cc
赤味噌 60g
みりん 15cc

作り方
1.鶏ひき肉はさっと湯通ししたらざるにあげます。
2.鍋に A と1.を入れて火にかけ、汁気がなくなるまで煮て肉みそを作ります。
3.こんにゃくは適度な大きさにカットしてさっと湯がきます。
木綿豆腐を適当な大きさにカットしておきます。
4.天板にクッキングシートをしいてこんにゃくを並べ、肉みそとチーズをのせて焼き目がつくまでトースターで焼きます。

甘酒に含まれている麹由来の食物繊維やオリゴ糖は、腸内環境を整えてくれる効能があります。
こんにゃくにはにも非水溶性の食物繊維が豊富に含まれているので、甘酒と合わせることでより効果が期待できます。

 

甘酒パンケーキ

【材料】
市販のストレート甘酒 200g
小麦粉 200g
ベーキングパウダー 小さじ2
卵 2個
バター 大さじ2
焼き用バター 少々

トッピング
生クリーム 100cc
砂糖 大さじ1と1/2
ミント 少々
果物 パイナップル、ぶどう、りんごなど

作り方
1.小麦粉とベーキングパウダーをふるっておきます。
2.ボールに卵を解きほぐし甘酒を加えて混ぜます。
3.溶かしバターを加え、さっくり混ぜる。
4.フライパンにバター少々を溶かし、を丸く円形に入れ、弱火で焼く。
トッピングに生クリームに砂糖を加え、角が立つまで泡立てる。果物とともにに乗せミントを飾る。

甘酒には栄養補給の効能があります。
パンケーキと合わせて朝食の代わりにしたり、おやつにしたりと楽しく甘酒を食べることが出来ます。

 

甘酒すき焼き

【材料】
甘酒 2カップ
昆布だし汁 1カップ
醤油 0.7カップ
野菜(白菜、玉葱、しめじ、ジャガイモ ねぎ 春菊 等)
車麩
焼き豆腐
高野豆腐
糸こんにゃく

作り方
1.じゃがいもは1センチ幅の輪切りにし、固めに茹でておきます。
2.他の野菜は、すき焼き用にざっくりと切ります。
3.車麩は水に戻し、4分の1に、高野豆腐は水に戻し、一口サイズに切っておきます。
豆腐、こんにゃくも切っておきます。
4.土鍋に甘酒とだし汁、醤油を入れます。
5.煮立ったら野菜を入れて、野菜の甘みが出るようにじっくりと煮込みます。
6.野菜の甘みもでたところで、他の材料を鍋に並べて煮込みます。

甘酒には肥満抑制の効能があります。
すきやきに栄養満点の甘酒とたんぱく質やミネラルが豊富な麩を合わせて使用することで、栄養のバランスがとれ、ダイエット効果も期待できます。
また、通常のすきやきだと砂糖をたくさん使用しますが、甘酒にすることでヘルシーになります。

 

甘酒の素でドレッシング

【材料】
市販のストレート甘酒 大さじ2
塩麹 大さじ2
酢 大さじ1
オリーブオイル 小さじ1
乾燥バジル 適量

作り方
1.甘酒に少しずつオリーブオイルを入れてなじませます。
2.塩麹を加えて混ぜ、酢を加えてよく混ぜます。
お好みで乾燥バジルを入れて下さい。

ドレッシングに加えると酸味がまろやかになります。
また、味噌との相性がとても良く、みそ汁の仕上げに加えると甘みとコクが出ます。
塩麹を醤油に換えると醤油ドレッシングになります。
醤油を加える場合は、乾燥バジルは不要です。

 

いかがでしたか。主な甘酒の効能としては、疲労回復時や夏バテの滋養強壮、風邪の予防、肥満抑制、腸内環境の改善などダイエットにも効果があるといわれています。体力が落ちている産後や授乳期の栄養補給にも安心してオススメすることができます。

甘酒は、効能が多くストレートに飲むだけでも体を元気にすることができますが、毎日飲むのは大変です。そのため甘酒を料理と合わせることで、甘酒の栄養素を定期的に摂取して、効能を得ることができます。

そして、同じ効能のある食材をメインに使用した料理を作ることで、効果の増大を期待することができます。また、どちらの種類の甘酒でも1日の最適な量の目安は200mlとなっています。

ブドウ糖が多く含まれている為、飲みすぎると急激に血糖値が上がるなどのリスクがあるので注意しましょう。

 

今日のまとめ

甘酒の効能をいかして作る、体が元気になる7つの料理

・ホット甘酒豆乳
・バナナココア甘酒
・べったら漬け
・甘酒で鶏田楽味噌
・甘酒パンケーキ
・甘酒すき焼き
・甘酒の素でドレッシング


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