あさりと聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。あさりには栄養がありそうとか、貝類は肝臓に良さそうなどの良いイメージとともに、体に良さそうなことはわかるけれどお料理するのが面倒くさそうというネガティブなイメージも浮かんだかもしれません。あさりなどの貝類は好物な方は別ですが、なかなかメインのお料理になりにくいため、あまり食卓に上がらないという家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、あさりには肝臓の解毒能力を高め、免疫力をアップするという優れた栄養素がたくさん含まれているのです。また貧血予防や眼精疲労、肩こりの解消など日常的に悩んでいる方が多い症状にも効果ありというから驚きです。
お料理するのが面倒だからと避けていたら損をしてしまうかもしれませんよ。今日は是非とも積極的に摂りたいあさりの簡単レシピをお伝えします。
あさりの栄養素は免疫力UPに効果あり!
4つの簡単レシピ
貧血予防に「あさりとエビの小松菜パスタ」
<材料 2人分>
小松菜 1/2束
エビ 8尾
あさり(むき身) 50グラム
パスタ 200グラム
サラダ油 大さじ2
にんにく 1かけ
塩・胡椒 少々
レモン汁 1/4個分
1.小松菜はよく洗って3センチくらいに切ります。
2.エビは背ワタと殻を取り除きます。
3.あさりのむき身は塩をふって手で軽くもんでから流水でさっと洗います。
4.スパゲッティはたっぷりのお湯に塩を多めに入れ、袋に書いてある時間通り茹でます。
5.フライパンにサラダ油とにんにくを入れ、焦がさないよう弱火でにんにくを炒めます。次にエビ、あさり、の順に炒め、火が通ったら小松菜を加えさっと炒めます。
6.5に茹で上がったパスタを加え、塩・胡椒で味を整えます。お皿に盛り付けレモンを絞ったら出来上がりです。
貧血を予防するには鉄分と蛋白質を摂ることが重要です。また、鉄分を吸収する際にはビタミンCが必要になります。あさりの鉄分という栄養を効率的に摂るため、エビの蛋白質、レモン汁でビタミンCをプラスしたレシピになっています。
肝機能を高める「あさりの潮汁」
<材料 2人分>
あさり(殻つき) 200グラム
水 2カップ
塩 小さじ1/2
酒 大さじ1
醤油 少々
1.あさりは砂出ししてよく洗い、水と一緒に鍋に入れ火にかけます。
2.灰汁を取りながら火にかけ、あさりが口をあけたら、酒、塩、醤油で味を整えたら出来上がりです。
あさりに含まれるタウリンという成分は肝機能を高める効果があります。あさりを水から煮ることによりあさりの栄養やうまみ成分を逃さず摂取できるので味付けは薄味でも十分美味しく頂くことができます。
眼精疲労や肩こりに「あさりの蒸し煮」
<材料 2人分>
あさり(殻つき) 150グラム
白菜 200グラム
ニラ 1束
生姜 1かけ
塩・胡椒 少々
酒 50CC
水 200CC
1.白菜とニラは一口大に刻み、生姜はすりおろします。
2.砂抜きしたあさり、白菜の芯、ニラ、白菜の葉の順に鍋に入れ、塩・胡椒をし、酒と水を入れ火にかけます。
3.沸騰したら弱火にし15分ほど煮込めば出来上がりです。
あさりにはビタミン12という栄養が含まれています。このあさりの栄養は末梢神経に働きかけをし、眼精疲労や肩こりの解消に効果があるのです。眼精疲労に効果があるビタミンAを多く含むニラと一緒に煮込むことによりより効果的にあさりの栄養を摂ることができます。
高脂血症予防に「あさりときのこの酒蒸し」
<材料 2人分>
あさり(殻つき) 150グラム
まいたけ 30グラム
しめじ 30グラム
酒 小さじ2
水 100CC
塩 少々
醤油 少々
万能ねぎ 少々
1.まいたけとしめじは食べやすいようにほぐしておきます。
2.砂抜きしたあさりとまいたけ、しめじ、酒、水、塩を鍋に入れ火にかけます。
3.沸騰したら10分ほど煮込み、醤油で味を整え、小口切りにした万能ねぎを散らせば出来上がりです。
あさりのクロムという成分はコレステロールを減らす働きがありますし、きのこ類も食物繊維が豊富でコレステロール値の上昇を抑える働きがあります。またきのこ類は低カロリーなため、中性脂肪が気になる方は積極的に摂りたい食品の一つです。このレシピは低カロリーなだけでなく、酒蒸しにすることにより水溶性でもあるあさりの栄養をもらさず摂ることができるレシピになります。
以上、あさりの簡単レシピについてまとめてきましたがいかがでしたでしょうか。
お伝えしたレシピは、どれも手間がかからず簡単にでき、しかもあさりの栄養をまるごと摂れるレシピばかりです。これなら自分でも作れそうと思って頂けたら嬉しいです。最後に、レシピの説明ではあさりの砂抜きにの仕方についての説明は省きましたが、あさりを初めて調理する方のために、お伝えしておきます。
あさりを重ならないようバットかボールの中にいれ、海水と同じくらいの塩分濃度の塩水を入れます。塩分濃度3%くらいが目安ですので、水300mlに対して塩が9〜10グラム(小さじ2杯弱)です。そのまま冷蔵庫などの冷暗所に1〜3時間ほど置いたらあさりの砂抜きの完了です。是非あさりの優れた栄養を摂れる一品として毎日のお料理のレパートリーに加えてくださいね。
まとめ
記事タイトル挿入
まとめ箇条書き挿入