自分の人生に疑問を持ったときや嫌気がさしたときなど、なにもかも投げ捨ててやりたくなる瞬間ってありますよね。人間誰しもこの世に生まれてから最期を迎えるまでの間に、全く何事もなく順風満帆というわけにはいかないものです。
しかも「他の人から「その程度で」と言われたらかえって苦しくなるから相談をしない」と、自分の中で抱え込んでしまう人も増えているようです。
しかしあなたの苦しみの度合いはあなたにしかわかりません。あなたが苦しいと感じたらそこが心を休めるポイントです。
そこで今回は、あなたが自分の人生を見直したいと感じたり、行き詰まりを感じた時に気持ちを楽にして利用していただきたい5つの支援についてお伝えします。
自分の人生を築き直すとき役立つ、
5つの身近な支援
体調に異変や不安を感じたら、病院へ行きましょう。
いわずもがな、通院してください。自分の人生80年以上と仮定して、初診なんてせいぜい1日程度です。仕事が忙しいからとこの1日を後回しにして、後悔する人のなんと多いこと。
重症化しても誰も責任を取ってはくれませんよ。自分の人生、まずはあなた自身が健康でなければどうにもなりません。一度診てもらえばそれだけで気持ち的に楽になる事もあるでしょう。
といっても行った先の病院で心ない医者に落ち込まされることがないとも言えないので、状況によってはセカンドオピニオンを活用してみましょう。なにもその医者だけが医者ではありません。
いきなり通院は気が引けるなら、今の世の中いくらでも調べることができるので、判断材料にするとよいでしょう。ただし口コミも含めて情報過信はほどほどにしておいた方が無難です。
心に異変や不安を感じたら、カウンセリングを受けましょう。
オーバーワークや人間関係、環境の変化、時には結婚や離婚・子供の自立といったライフイベントでも人間の心は大きなストレス(喜ばしいことでもストレスになります)を受けます。
自覚がなくてもじわじわと進行していた結果、コップから水があふれるように鬱などの症状を発症することもあるのです。自分の人生を振り返ってみて思い当たることがあったら、心療内科受診やカウンセリングを検討してみましょう。
他の科に比べてちょっとかかるのに勇気がいるかもしれませんが、相性の良い病院やカウンセラーに当たると格段に気持ちが楽になりますよ。こちらも体の医者と同じで、納得がいかなければセカンドオピニオンを視野に入れるようにしておくとよいでしょう。
今は大丈夫でも、先の自分の人生で何があるかわからないと考えると元気なうちにちょっと存在を知っておくだけでも違います。「備えあればうれいなし」です。
仕事に行き詰りを感じたら、転職を視野に入れましょう。
もう少し踏ん張りが必要な時もありますが、ブラック企業だったりあまりにもその場所で仕事をするのが苦しい場合は見切りをつけるのもまた必要です。
自分の人生において仕事が占める割合が高い人がほとんどでしょう、となるとなおさら、あなたの職場の環境は重要になってきます。どうしてもダメだと思ったら転職を視野に入れ、ハローワークや転職サイトを活用してみましょう。
実際に現状を自分の目で見ることによって今いる場所で頑張るか、それとも転職するか、自分の人生の分かれ道に差し掛かる人もいるかもしれません。
人によっては自立支援制度が使えるケース、失業保険の受給が早まるケースなどもあるかもしれませんね。仕事を続けるのが辛くなったら、狭まった視野を広げる意味も兼ねて他の職種や別の場所を検討するのも悪くないのではないでしょうか。
生活が困窮を極めたら、お住まいの役所へ相談しましょう。
不正受給が取りざたされる反面、必要なところには保護がいかないと言われている生活保護や減免・免除制度ですがまずはダメもとで市役所へ相談に行ってみてください。
自分の人生に誠実な人ほど遠慮しがちになってしまいますが、生きていくためには、何はなくともまずはお金です。そしてあなたがちゃんとまじめに生きてきているのなら、助けてもらうだけの権利があります。
相談した人が頼りなかったら別の人を呼び出すくらいの気概でいきましょう。保護を受けるなんて、という余計なプライドも捨ててください。
生活が基盤に乗ったら保護を辞退すればよいのですし、その前に役所側から打ち切りの連絡が来るケースもあります。長い自分の人生でそんな時期があったなんてと恥に思う気持ちがあるなら、しっかりと生活を立て直せるはずですよ。
生きることそのものが辛くなったら相談してください。
自分の人生お先真っ暗、もうなにもいいことなんて……と「思える」ならまだ若干の余裕がある、という人もいますが辛いものは辛いですよね。
自分の人生に希望が持てない人、何も考えられない人も多く、時に自ら命を絶つ人の数は減少傾向にあるとはいえまだまだ決して少なくはありません。
きれいごとを言うつもりはありませんが、あなたが死んだあと残された人は、あなたの負担分も背負って生きていくことになります。
特にお子さんがいる場合は、のちのその子の人生まで左右すると肝に銘じておいてください。おいしいものは食べましたか?素敵な異性とお付き合いをしましたか?行きたいところへは行きましたか?
どうせいつかは必ず寿命が来るのですからちゃんとやりたいこと、やるべきことをやってから最期を迎えてもよいのではないでしょうか。
今が辛いなら信頼できる人に相談してもよいですし、「いのちの電話」なら匿名で話を聞いてもらえます。あなたは必要な人です。生きてください。
いかがでしたでしょうか。案ずるより産むがやすし、自分の人生を1人で抱え込んで深刻化してしまう前にまずは誰かに話をしてみましょう。
知っている人に話しづらい人は匿名の掲示板などを活用するのもよいですね。悩みの真っただ中にいる間は先のことなど考えられもしないでしょうけれど、ほんの小さなきっかけで目の前の霧が晴れるかの如く気持ちが楽になる事もあるものです。
また、心身ともに不調の場合は安易に大丈夫と考えずきちんと専門機関に受診するようにしてくださいね。「あの時診てもらっていれば」「放っておかなければ」と病床で後悔する人も大変多いのです。
先人に学んであなたは自分自身を大切にしてくださいね。人間誰も着実に最期へと向かいます。後悔だけはないように、生き抜きましょう。
まとめ
あなたの人生の再始動をサポートする5つの支援。
・ 体調に異変や不安を感じたら、病院へ行きましょう。
・ 心に異変や不安を感じたら、カウンセリングを受けましょう。
・ 仕事に行き詰りを感じたら、転職を視野に入れましょう。
・ 生活が困窮を極めたら、お住まいの役所へ相談しましょう。
・ 生きることそのものが辛くなったら相談してください。